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2018.01.27

男子グレコローマンの全日本チームが今年2回目の合宿スタート

今年2回目、味の素トレセンでは最初の男子グレコローマン全日本合宿

 男子グレコローマンの全日本チームが1月26日、東京・味の素トレーニングセンターで今年2回目の合宿をスタートした。31日まで行なわれる。

 西口茂樹・強化副本部長は「すぐにアジア選手権(2月27~3月4日、キルギス)が始まり、そのあとハンガリー合宿(予定)。ハードなスケジュールとなるが、グレコローマンで続いているアジア大会での金メダル獲得と、世界選手権での連続金メダルを目指して頑張ってほしい。軽量級の強さは世界も知っている。重量級も頑張ってほしい。6階級でオリンピック出場を実現してほしい」と期待した。

 今年はアジア選手権がこれまでより早い2月末から行なわれるため、早くも決戦まで1ヶ月となった。国内合宿と海外遠征で徐々に仕上げていく従来のやり方ではなく、急ピッチで戦力を整えなければならない。松本慎吾・男子グレコローマン強化委員長(日体大教)は、今回の合宿のテーマを「追い込みをかける。グラウンドの攻撃と防御に重点を置いてやる。30日には練習試合を予定し、実戦練習も取り入れる」と話した。

松本慎吾・強化委員長が率先して指導

 今月からパーテールポジションの選択が復活する新ルールが採用されたが(注=先月の全日本選手権で先取り実施)、今月14~16日にスロバキアで世界レスリング連盟(UWW)の審判会議が行なわれ、新ルールの最終確認が行なわれたという。練習試合の日に日本協会の齋藤修審判委員長に来てもらって説明を受ける予定。同委員長は「ルール面での対策をしっかりたてたい」と話した。

 2月は7日(水)~18日(日)に同所で合宿をやり、21日(水)に再集合。直前合宿をやり、23日(金)にアジア選手権の行なわれるキルギスに向かう。学生の授業やテストも終わっており、「大勢の選手で練習し、アジア選手権までしっかり練習したい」と話した。

2年ぶりのアジア選手権出場の下山田培(警視庁)、「重さが違う!」

 2年ぶりのアジア選手権に出場予定の67kg級全日本チャンピオン、下山田培(警視庁)は「前回は全日本3位で、抜擢されての出場(1、2位がオリンピック予選挑戦のため)。気持ち的に楽な面はあった。今回は1番手としての参加。日本代表として、警視庁の代表として、重さが全然違う。整列の一番前に並ぶのはまだ慣れていないけど、自覚が出てくる」と話した。

全日本選手権(60kg級)は負傷で欠場したU-23世界王者の河名真寿斗(青=クリナップ)、負傷も癒えて全日本王者の太田忍(ALSOK)に挑む

 グラウンド攻撃の得意な選手で、それが全日本選手権優勝の大きな原動力だったが、「最初にパッシブを取りにいかなければならない」と、まずスタンド戦を制することの重要性を口にする。「細かいところにフォーカスをあてて強化したい」と、残り1ヶ月の強化にかける。

 西口副本部長の叱咤激励にこたえなければならない130kg級の園田新(ALSOK)は、昨年11月のU-23世界選手権(ポーランド)で5位に入賞。昇り調子で2018年を迎えた。「(この階級は)自分しかいないと自覚し、責任感をもってやりたい。きついことを乗り越えるのではなく、向かい合ってやる」と新年の抱負。

 昨年は7月の欧州遠征のあと、ただ一人スペインに残って修行。こうした経験も成長につながったと思われる。今年もそうした強化をやりたいところだが、「アジア選手権でいい成績を残さないと、そんな申し出はできません。組み合わせに恵まれてではなく、勝ってメダルを取る」と気合を入れた。

※本合宿は競技力向上事業の助成を受けています。







2023年世界選手権/激戦の跡
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