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2018.02.06

【関東高校選抜大会・特集】自由ヶ丘学園(東京)が躍進! 個人戦で2階級を制覇し、メダル5個獲得

(文・撮影=増渕由気子)

活躍した自由ヶ丘学園のメダリストたち

 関東高校選抜大会の個人戦は、自由ヶ丘学園(東京)が2階級を制した。昨年50㎏級覇者の森川海舟が55㎏級で優勝し、その50㎏級は1年生の菅沼碧久が勝ち抜いた。メダル獲得となると、74㎏級の今村大地が2位、60kg級の飯田翔真と66kg級の畑将太郎が3位で、計5選手が表彰台に上り、強豪校としての顔をのぞかせた。

 2010年以降、インターハイの学校対抗戦を制したのは、すべて関東の高校だ。霞ヶ浦高(茨城)、花咲徳栄(埼玉)、埼玉栄(埼玉)、そして新鋭の日体大柏(千葉)―。そのシングレットを着るだけで強くなれそうな名前がずらりと並ぶ。

 その一角を狙いたいのが自由ヶ丘学園。昨年のこの大会では、学校対抗戦で初の決勝進出を決めて準優勝。今年の学校対抗戦は序盤で優勝校の日体大柏(千葉)に負けて上位進出はならなかったが、個人戦で大活躍。学校全体のレベルアップが着実にできていることを証明した。

50kg級を制した菅沼碧久

 奥山恵二監督は「昨年のレギュラーは1、2年生が中心だった。戦力は昨年のまま、それぞれが経験を積んで力を発揮できた結果でしょう」と躍進の理由を挙げた。

 日体大柏や花咲徳栄など強豪に次ぐ成績を残してきた要因がもう一つある。奥山監督は「去年4月に就任した田野倉翔太コーチ(2015年世界選手権・男子グレコローマン59kg級代表)の存在は大きいですね。現役復帰して、指導しながら闘う姿を見せてくれる。その背中を生徒たちが見て学んでいます」。

 田野倉コーチは高校からレスリングを始めた同校のOBでもある。奥山監督は「自由ヶ丘学園で強くなって世界へはばたいた先輩ですし、参考にしやすい一面があると思います。僕が口でしか説明できないことを、生徒の前で実演してくれたりもします。専門も僕がフリースタイルで、田野倉コーチはグレコローマン。全体的な指導のバランスがよくなりました」と指導の充実をアピールした。

今年こそ全国選抜とインターハイの王者を目指す森川海舟

 現行ルールにあった体力トレーニング方法も田野倉コーチがメニューに取り入れた。力強いレスリングができるようになってきたことで、さらなる飛躍が期待できそうだ。

 看板選手は、55kg級で優勝した森川海舟だ。1年生でインターハイ2位になり、昨年10月の国体では2連覇を達成した。奥山監督は「1年生から活躍していますが、国体以外では全国タイトルがまだ獲れていません。今年は高校最後のシーズン。ようやく55kg級の体格になってきたので、3月の全国高校選抜大会、8月のインターハイで優勝できるように指導していきたい」と意気込みを見せていた。







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