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2018.02.08

3スタイルの全日本チームが東京で合同合宿スタート

(文・撮影=保高幸子)

練習前に選手を激励する栄和人強化本部長

 今年初めての3スタイル合同の全日本合宿が2月7日、東京・味の素トレーニングセンターでスタート。6面のマットにぎっしり選手が入り、熱気のある練習を行った。初日にマスコミへの公開練習が行われた。

 栄和人強化本部長は「男女に体力差があり、『一緒に練習しても意味がない』という意見もあるのは分かるが、なぜ女子が結果を残しているのか、どんな技術、どんな姿勢で練習しているのかを男子に見てほしい。奥深く見てほしいので、年に1回ではなく2、3回やりたい」と合同で練習する理由を話す。

 今回の合宿はマット練習からランニングまで、すべて同じ時間に合同で行う。「コーチ陣も他のスタイルの練習を見て比較し、やりすぎなんじゃないか、いや、こちらの方がいい練習をしている、などと刺激しあってほしい」と話し、2020年東京オリンピックに向けてさらに士気を上げるつもりだ。

 選手には、「来年の世界選手権でメダルを取ればオリンピック代表にほぼ決まると言ってもいい。あっという間に、その時が来る。地元開催のオリンピックにみんなが出たいはずだ。その気持ちを強くもって、甘い練習ではなく地獄のような辛い練習をこなして、東京で花を咲かせてほしい」と激励した。

100人を超える選手が6面マットで汗を流した

 イラン遠征から帰ったばかりの男子フリースタイル79kg級の高谷惣亮(ALSOK)は「遠征組は時差ボケもきついですが、13日まで休みなく練習が続きます。女子の練習は、淡々とやる男子の練習とは対照的に、きついことも声を出して楽しくやる、という感じで、遠征の疲れで元気のない僕たちもフレッシュな気持ちで練習に臨める」とコメント。

 弟の大地(自衛隊=同65kg級)は今月末からのアジア選手権(キルギス)の代表になっており、「大会に向けていい合宿にしていきたい」と話す。「イラン遠征では、最初はイラン選手のプレッシャーに圧倒されたけど、それを取り入れて前に出るスタイルを自分なりにアレンジしたら意外によく動けた。今後の成長に活かせると思う」と言う。

 ただ、イランでは日本のようには食事をとれなかったので、「体力を戻したい。息上げやトレーニングもしっかりやりたい。(吉田)沙保里さんが練習を盛り上げてくれるので、男子も負けていられないなと思う」と、意気込みを話した。

 夜はドーピングの講習が行なわれた。合同合宿は13日まで行われる。

※本合宿は競技力向上事業の助成を受けています。

吉田沙保里コーチのアドバイスに耳を傾ける松坂誠應(自衛隊=男子フリースタイル86kg級)


須崎優衣(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)と練習する50kg級全日本チャンピオンの入江ゆき(自衛隊)


藤波勇飛(左=山梨学院大)と白井勝太(日大)の全日本チャンピオン同士の練習







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