日本レスリング協会公式サイト
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2018.02.09

日本レスリングの伝統を守るのは精神力!…福田富昭会長が全日本チームを熱く激励

オリンピックを目指す選手に熱い気持ちを訴えた福田富昭会長

 東京・味の素トレーニングセンターで行なわれている3スタイルの全日本チーム合同合宿第2日の2月8日、日本協会の福田富昭会長が参加選手全員を集め、日本レスリングの伝統と強さの秘密を説明。この伝統を守るのは「精神力」であることを熱く伝えた。

 福田会長は、日本が太平洋戦争に敗れ、一面焼け野原となってすべてを失ったことから説明し、そこから驚異的な復興を遂げたのは、日本人の持つ真面目さと勤勉さだと強調。戦後、日本が初参加した1952年ヘルシンキ・オリンピックでは全競技の中でレスリングだけが金メダルを取り(フリースタイル57kg級・石井庄八)、現在に至るまでの歴史と伝統を支えたのは日本人の粘り強さだと伝えた。

 男子では出場したオリンピックで一度もメダルを逃したことはなく、女子は2004年アテネ大会で採用されて以来、すべての大会で金メダルを取っている。「この伝統を続けるのは、ここにいる君たちだ」とエールを送った。

 話は、自身が1964年東京オリンピックを目指していた時のことにも及んだ。「この味の素トレーニングセンターのように、練習、食事、寝るところが同じ場所にあるような環境ではなかった。3つが別のところにあり、それぞれのところに通った。外国でも、その3つが同じ場所という国はそうそうない」と、現在の練習環境がいかに恵まれているかを訴えた。

激励は約30分に及んだ

 全日本チームの常設練習場ができたのは2001年10月のこと。国立スポーツ科学センター(JISS)が完成し、全日本チームの拠点となった。その後、2008年2月にナショナル・トレーニングセンター(現味の素ナショナル・トレーニングセンター)が完成して移ったが、その実現のため政府と粘り強く交渉して尽力したのが、日本オリンピック委員会(JOC)の強化担当だった福田会長。その経緯も説明し、「多くの人の努力があった」と、先人の努力への感謝の気持ちをうながした。

 そうした環境の中で練習している日本選手は、「練習の時間や質はどの国にも負けていない。日本選手は体力もあるし、技も持っている。問題は精神力。相手を倒してやる、という強い気持ちがなければ勝つことはできない。精神が守りに入ってしまうと、体も引っ込む」と話し、勝つための強い気持ちを訴えた。

 栄和人強化本部長は「精神力を鍛えなければ歴史をつくることはできない。みんなの気持ちをひとつにし、東京オリンピックを目指して頑張ろう」と続け、選手の自覚をうながした。







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