日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
日本レスリング協会公式サイト
2018.02.23

クリッパン女子国際大会(スウェーデン)出場の女子チームが帰国


(文・撮影=保高幸子)

金10個を含めて14個のメダルを持って帰国した日本チーム

 スウェーデンで行われた「クリッパン女子国際大会」に出場したカデットとシニアの女子チームが22日、フランクフルト経由の日本航空で成田空港に帰国した。

 シニアは50kg級の須崎優衣(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)、53kg級の入江ななみ(福井県協会)、57kg級の南條早映(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)が優勝した。カデットでは7階級を制覇し、国別対抗得点で優勝。カデットとシニアを合わせて「金10、銀3、銅1」を持ち帰った。

 チームを引率した吉村祥子監督(エステティックTBC)は「カデットは、初めての外国選手との対戦であっても、練習でシチュエーションを作り、対策してきたので心の準備ができていた」と、結果につながる研究対策が功を奏したと評価。

 シニアに関しては「今までもレベルが高い大会ではあったが、今年から世界レスリング連盟(UWW)のランキング決定の対象大会になったことと、毎年日本が参加していることで、強豪国から各階級2~3選手出場するなど、さらに注目が集まり、レベルが上がっていたと思う。優勝した3選手もかなり拮抗した試合だった。いい経験になったと思う」と、世界のトップレベルの闘いをした選手たちの健闘をたたえた。

成田空港での解団式

 毎年恒例となっているこのスウェーデン遠征を初めて経験した志土地翔大コーチ(至学館大職)は「カデットはこの大会が国際大会デビューという選手もいて、緊張感があったはずだが、結果を出せて自信がついたと思う。シニアは、負けた選手は対戦相手を過大評価しすぎ、練習で勝てる相手に試合で負けてしまったと思う。自分が世界のトップだと自信を持って闘ってほしい」と実力を評価しつつ、精神面での成長を課題とした。

 大会後には世界合宿が行われ、日本チームも参加。吉村監督は「試合形式の練習もあり、試合では対戦しなかった選手にも挑みに行っていた」と話す。また、この遠征の特別な面として「中学生から社会人まで幅広い年齢層で共に行動する」ことがある。「高校生が中学生に生活の指導をしたり、マナーを教えたりなど、初めての選手が戸惑わないように、部屋を中高生混在にするなど積極的に工夫していた。世界でこれから活躍するためにも大切なことを学んでいた」と話し、登竜門としての存在価値を示したようだ。


健闘したシニア選手

 ■50kg級優勝・須崎優衣(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)「5年前のこの大会で見て、憧れていたマリア・スタドニク選手(アゼルバイジャン)と、いよいよ闘えるとワクワクしました。ぜったいに倒したい、勝ってやろう、と思って臨みました。1-2とリードされても、ラストで勝負と決めていたので焦ることなく、落ち着いて取り返せました。取り返すシチュエーションでやっていた日々の練習の成果が出せました。どんどん強くなって行きたいです。自分の目標を達成するために進化したい。今年の目標は再び世界代表になってスタドニク選手と決勝で闘うことです」

---------------------

 ■53kg級優勝・入江ななみ(福井県協会)「久しぶりの国際大会というか、(負傷のため)日本でも試合をしていないので、1年4ヶ月ぶりの試合でした。去年の6月くらいから練習はできていましたが、大事をとって試合には出場していませんでした。今回、やっと試合に出られるということでワクワクしていました。けがもなく、優勝することができてよかったです。もちろん6月の明治杯(全日本選抜選手権)で優勝したい気持ちですが、国内の大会もかなり久しぶりなので…。今年全体の目標としては、天皇杯(全日本選手権)に照準を合わせています」

---------------------

 ■57kg級・南條早映(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)「去年、この大会はけがで出ることができず、シニアのクリッパン国際大会は今年初めてでした。全試合6分間フルで闘うことになりました。ワンチャンスを生かしてグラウンドでテクニカルフォールに持ち込めれば心の余裕ができたと思うのですが、相手も強く、心の中で自分との闘いが苦しかったです。外国のシニアは力が強く、圧倒され心が折れそうになることもありましたが、最後まで強い気持ちで闘うことができてよかったです。3月のワールドカップには2番手ながら選んでいただけたので、出してもらえる機会があったら日本チームに貢献できるよう頑張りたいです」







サイト内検索

JWF WRESTLERS DATABASE 日本レスリング協会 選手&大会データベース

年別ニュース一覧

● 間違いはご指摘ください
本ホームページ上に掲載されている記録や人名に誤りがある場合は、遠慮なくご指摘ください。調査のうえ善処いたします。 記録は、一度間違うと、後世まで間違ったまま伝わります。正確な記録を残すためにも、ご協力ください。
《送信先》 jwf-homepage@memoad.jp


フェアプレイで日本を元気に