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2018.02.24

2.27~3.4アジア選手権(キルギス)の男子グレコローマン・チームが出発


キルギスへ向かった男子グレコローマン・チーム

 2月27日(火)にキルギス・ビシュケクで開幕するアジア選手権の先陣を切り、男子グレコローマン・チームが2月23日、成田空港から出発した。モスクワを経由して現地へ入る。

 松本慎吾・男子グレコローマン強化委員長(日体大教)は「時間が足りなかった、というのが本音。もっと時間をかけて強化したかったところだが、限られた中で準備はしてきた」と、新ルール下での2ヶ月の練習を振り返る。

 もっと強化したかった部分は、新(再)ルールとなったパーテール・ポジションの攻防。2ヶ月では完ぺきにこなせないのはもっともだろうが、外国選手とやってこそ、どこまで上達しているかが分かろうというもの。「試合の内容と結果を見て、アジア大会と世界選手権へ向けての強化を考えたい」と話し、まずはこの2ヶ月間の成果を試す大会と位置づける。

 そのうえ、全階級で一番手をそろえているので、「軽量級は金メダル、中重量級は準決勝や決勝に進み、メダル争いにからむこと」が目標とした。

 もうひとつの“実戦テスト”は、グレコローマン・チームにとっては初の早朝計量の国際大会であること(テスト大会は除く)。「国内での減量、コンディショニングと違った部分があると思う。東京オリンピックへ向けてこのルールでいくことは決まっているので、しっかり経験してきたい」と話した。

 豊田雅俊コーチ(警視庁)も「グラウンドの攻防がかぎ。現地に着いてから、もう一度確認し、各選手の特性を生かせられるような攻防を指導したい」と、パーテール・ポジションの攻防を重要視する。

 23日のビシュケクの気温は最高が摂氏6度で、最低が1度と、東京とほぼ同じような気候。シベリアほどではないが、寒冷地での試合となり、その状況下で減量をこなさねばならない。しかし「全員が全日本チャンピオン。自己管理がしっかりできる選手ばかりです。計量後の食事も、JSC(日本スポーツ振興センター)からスタッフが同行し、リカバリー食を提供してくれるので、心配はしていません」と言う。

 ただ、松本委員長と同じく、「やってみて、初めて分かることもあると思う。すべてを今後の糧としたい」と、新ルール最初の大会に臨む。

弾みをつけられるか、田野倉翔太主将(東京・自由ヶ丘学園高教)

 現役復帰、そして豊富な経験をかわれて主将に推された55kg級の田野倉翔太(東京・自由ヶ丘学園高教)は「レスリングができることに感謝する気持ちを忘れずにやってきたい」と第一声。実は前日、松本委員長から「マットに上がる時に礼、降りる時に礼をし、マットに感謝する気持ちを徹底することを伝えられた」とのこと。復帰した立場として身にしみたのだろう。

出発前のミーティング

 だからといって、それができればよし、という気持ちはない。「全員一番手なので、一番の成績を出し、東京オリンピックへ向けていいスタートにしたい」ときっぱり。2年ぶりの国際大会になる自身については「緊張感もあるけど、調整がうまくいったので、自信めいたものもあります しっかり出してやってきたい 初日なので勢いをつけたい」と気合を入れた。

 実績でチーム最高のものを持つ60kg級の太田忍(ALSOK)は「アジア選手権のあとも遠征が続くので、けがなくやりたい」と静かな闘志。「結果を求めるのも大事だけど、世界選手権がメーン。アジア選手権のあとも強化を続けたいので、けがをしないことを第一に考え、しっかり闘ってきたい」と、長期的視野に立つ。

 ただ、昨年の世界選手権59kg級は上位のほとんどをアジア勢が占めている。「(アジアは)世界選手権と変わらないレベル。しっかりやる価値はある」とし、世界選手権の前哨戦とも位置づけた。

 リオデジャネイロ・オリンピックの決勝で敗れたイスマエル・ボレロ・モリーナ(キューバ)は今年から活動を再開したが、67kg級へ上げたもよう。目標がなくなった感があるが、「現役のうちにもう一度闘って勝ちたい相手だけど、彼に勝つことだけが目標じゃない。自分が67kg級に出れば闘えるし、いずれ下げてくるかもしれない。チャンスと考え、(世界王者になった)次の目標でもいい。目標を失った、という気持ちはない」と“喪失感”はなし。今は目の前の敵が目標だ。

 大会日程と日本選手団は下記の通り。このあと、25日に女子チーム、27日に男子フリースタイル・チームが出発する。


大会スケジュール

2月27日(火) 男子グレコローマン55・63・77・87・130kg級
   28日(水) 男子グレコローマン60・67・72・82・97kg級
3月1日(木) 女子50・55・59・68・76kg級
  2日(金) 女子53・57・62・65・72kg級
  3日(土) 男子フリースタイル57・65・70・79・97kg級
  4日(日) 男子フリースタイル61・74・86・92・125kg級

役員

 【総監督】赤石光生(日本協会強化本部長補佐)

 【男子グレコローマン監督】松本慎吾(日体大教)、【同コーチ】豊田雅俊(警視庁)、笹本睦(日本協会アシスタントコーチ)

 【女子監督】笹山秀雄(自衛隊)、【同コーチ】齊籐将士(警視庁)、志土地翔大(至学館大職)

 【男子フリースタイル監督】井上謙二(自衛隊)、【同コーチ】湯元健一(日本文理大職)、前田翔吾(日本協会アシスタントコーチ/クリナップ)

 【トレーナー】近敏成、佐藤守重(ともに日本スポーツ振興センター)、【ドクター】岡田尚之(かつしか江戸川病院)

 【帯同審判】沖山功(香川・香川中央高教)、小池邦徳(奈良・天理教校学園高教)

選手

 【男子グレコローマン】
▼55kg級 田野倉翔太(東京・自由ヶ丘学園高教)
▼60kg級 太田 忍(ALSOK)
▼63kg級 井ノ口崇之(自衛隊)
▼67kg級 下山田培(警視庁)
▼72kg級 井上智裕(富士工業)
▼77kg級 屋比久翔平(ALSOK)
▼82kg級 前田祐也(鳥取・鳥取中央育英高職)
▼87kg級 角 雅人(自衛隊)
▼97kg級 奈良勇太(日体大)
▼130kg級 園田 新(ALSOK)

 【女子】
▼50kg級 入江ゆき(自衛隊)
▼53kg級 宮原 優(博報堂DYスポーツ)
▼55kg級 五十嵐彩季(愛知・星城高)
▼57kg級 屶網さら(愛知・至学館高)
▼59kg級 熊野ゆづる(日大)
▼62kg級 伊藤友莉香(自衛隊)
▼65kg級 今井海優(自衛隊)
▼68kg級 早川まい(至学館大)
▼72kg級 古市雅子(日大)
▼76kg級 皆川博恵(クリナップ)

 【男子フリースタイル】 
▼57kg級 長谷川敏裕(日体大)
▼61kg級 小栁和也(山梨学院大) 
▼65kg級 高谷大地(自衛隊)
▼70kg級 乙黒圭祐(山梨学院大)
▼74kg級 保坂 健(自衛隊)
▼79kg級 浅井 翼(拓大)
▼86kg級 白井勝太(日大)
▼92kg級 石黒峻士(日大)
▼97kg級 山口 剛(ブシロード) 
▼125kg級 荒木田進謙(青森県協会)







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