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2018.02.26

2.27~3.4アジア選手権(キルギス)の女子チームが出発

キルギスへ向かった女子チーム

 2月27日(火)からキルギス・ビシュケックで始まるアジア選手権の女子代表チームが2月25日、成田空港から出発した。

 女子は来月に地元開催の女子ワールドカップ(W杯)を控えている関係上、若手を中心にしたメンバーだが、W杯にも出場が予定される全日本チャンピオンも2人もいて、経験と結果の双方を求めるチーム構成。

 笹山秀雄・女子強化委員長(自衛隊)は「若い選手がメーンのチーム。持っているものをしっかり出させ、頑張らせたい、1番手選手は、もちろん金メダルが目標。その中でも世界選手権を見据え、反省点とかを持ち帰ってほしい」と話す。W杯にエントリーしている選手であっても、「力をセーブするなんてことはあってはならない。100パーセントの力を出し切ってほしい」と話した。

 昨年12月のW杯(ロシア)では、2番手中心のチームであっても強豪の中国を破って優勝している。「今の日本女子の実力は、1番手も2番手もそう大きく変わらない。各選手が優勝を目指せると思う」と話した。

 齊籐将士コーチ(警視庁)にとってビシュケクはいい思い出の地。2007年アジア選手権の男子フリースタイル55kg級に出場して見事に優勝。結婚も決まった時で、二重の喜びを感じた地だ。その思い出にあやかるような成績を期待したいところ。「ベストメンバーではないけど、日本の強さを確認できるような結果を出せるようバックアップしたい。2、3番手でもアジアでは勝てるだけの練習をしてきた。練習してきたことを100%。120%出せるように頑張ってほしい」と話した。

成田空港でのミーティング

 チームを牽引する76kg級の皆川博恵(クリナップ)にとっては、結婚で姓が変わってから初めての国際大会。すでにパスポートも変えており、この大会から「Hiroe Minagawa」で出場する。「姓が変わったことで新鮮さは感じます。いい成績が残せるように頑張りたい」と言う。

 アジア選手権は2013・15年に優勝しており縁起がいい大会。力を出し切れば優勝は難しいことではないが、それでも「中国やカザフスタンなど世界での強豪国の選手もいる。自分のやってきた練習の成果を出したい。みんなを盛り立てていい成績を残したい」と話した。

 57kg級の屶網さら(愛知・至学館高)は、全日本選手権59kg級5位ながら将来性を買われての抜擢。2016年のクリッパン女子国際大会(スウェーデン)以来の2度目の国際大会がシニアの日本代表チームの遠征となった。2000年生まれでの日本代表入りは初めてと思われる。「全日本選手権で勝っていないのに指名され、その時は『自分でいいのかな?』ってびっくりしました。今はプレッシャーもなく、1試合1試合をしっかり集中して闘い、結果を出したいという気持ちです」とのこと。

 試合では「失点しないように自分から攻める」が目標。日本の若手選手の実力を見せることができるか。


女子代表選手

▼50kg級 入江ゆき(自衛隊)
▼53kg級 宮原 優(博報堂DYスポーツ)
▼55kg級 五十嵐彩季(愛知・星城高)
▼57kg級 屶網さら(愛知・至学館高)
▼59kg級 熊野ゆづる(日大)
▼62kg級 伊藤友莉香(自衛隊)
▼65kg級 今井海優(自衛隊)
▼68kg級 早川まい(至学館大)
▼72kg級 古市雅子(日大)
▼76kg級 皆川博恵(クリナップ)







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