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2018.03.01

【2018年アジア選手権・特集】揺るがない軽量級王国ニッポン…男子グレコローマン60kg級・太田忍(ALSOK)


キルギスでも知名度十分?優勝を決め、観客席の声援こたえた太田忍

 もはや疑うことのない日本軽量級の強さだ。前日の55kg級の田野倉翔太に続き、この日は60kg級の太田忍(ALSOK)が優勝。この大会でも“軽量級王国ニッポン”を印象づけることになった。

 初戦がアジア王者の経験もある地元のキルギス選手、準決勝がグレコローマンの強豪国のイラン、決勝は19歳の若手だったが日本と同じく軽量級で強さを持つ北朝鮮。イラン戦は5-4の接戦だったが、他の2試合は快勝とも言える内容。

 相手の仕掛けを、空中で体のバランスをとってしのぐ身のこなしは、“忍者レスラー”の異名通り。イラン戦の失点は、慣れない早朝計量の影響で体全体がつってしまい、「グラウンドで休んだ」とのこと。余裕十分の失点で、負ける要素はほとんど感じられなかった。

 太田は「今回は勝つことが目標。とりあえず勝ててよかった」とホッとした表情。反対側からは昨年の59kg級世界3位のキム・セウンハク(韓国)が出てくると思い、アジア大会や世界選手権での前哨戦として闘いたかったそうだが、キムがポカをして対戦はお流れ。

 「彼は時々(ポカを)やるんですよね」と笑うが、その代わり19歳の未知の北朝鮮選手と闘えたのは収穫。「スタンド技術はあったし、がぶり返しは研究していた。強かったです。今から伸びる選手。マークしておきたい」と、得るものはあった。

3度目のアジア選手権で頂点へ

 快勝だった1回戦を含め、午前の試合が本調子でなかったのは、早朝計量の影響であることは明白。約10kgの減量があり、すぐに万全の調子で動くことは厳しかった。水分補給によって体重は戻ったが、固形物が食べられず、これが微妙に影響したもよう。「試合までの間にごはんを食べられるように練習しないと」。昨年までにはなかった新たな課題をここで見つけることができたのも、大きな収穫だろう。

 コンディショニングの問題を含めて「このままでは世界ではまだ闘えない。これから世界選手権のレベルも上がっていくし、オリンピック前の状態に戻さないと駄目」という一方、日本軽量級の強さを示せたことは満足そう。 

 「だれが出ても世界で負けていない階級になりましたね。日本が一番レベルが高いと(外国の)どこも思っている。そんな中で、国内で勝てば世界一が見えてくると、自分を含めてみんな思っていますよね」。それは世界からのマークが強くなることを意味するが、「そこを勝ち抜いてこそ本当に強い選手。マークされていることを意識して闘っていきたい」という。

 3月の欧州遠征で出場する「ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会」は63kg級で出る予定。「タスムラドフ(この大会の63kg級優勝=ウズベキスタン)がいたりで面白い階級。ワンランク上の選手を相手に鍛えたい。あわよくば金メダル取って帰ってきます」。日本のナンバーワン、そしてアジア王者の誇りをもって、今度は欧州グレコローマンへ挑む。







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