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2018.03.10

【2018年女子ワールドカップ/出場国紹介(3)】モンゴル(B組)

《B組》=ベラルーシ、中国、モンゴル、ルーマニア


伊調馨を破ったことでも有名なオーコン・プレブドルジ

 女子レスリングに取り組んだのは比較的遅く、1990年代の終盤。2000年のアジア選手権に初出場し、翌2001年に地元ウランバートルで行われたアジア選手権に全階級で参加。同年、世界選手権に初出場を果たした。

 2003年のアジア選手権55kg級でナイダン・オトゴンジャルジャルが優勝して急成長ぶりを見せ、2004年アジア選手権でも優勝選手を輩出したが、2004年アテネ・オリンピックでは出場した2選手は上位進出ならず、まだ世界の壁があった。

 2005年世界選手権の51kg級でエンカジャルガル・チョグトバザールが銅メダルを獲得。2006年にウランバートルで行われた世界学生選手権で4階級優勝を果たすなど、徐々に世界との距離を縮めていった。

 2009年の世界選手権では67kg級のオドンチメグ・バドラクが銅メダルを獲得。翌2010年世界選手権では、59kg級のバドゥーツェグ・ソルンズンボルドが同国女子初の世界チャンピオンに輝いた。

 2011年世界選手権も銀2個、銅1個を取り、国別対抗得点でも3位に躍進。2012年ロンドン・オリンピックでは63kg級に出場したソルンズンボルドが銅メダルを獲得し、同国女子で初のメダリストに輝いた。

 2013年は大相撲元横綱の朝青龍がモンゴル協会の会長に就任。ウランバートルでのワールドカップで日本を破って決勝に進出。中国に敗れながらも2位へ躍進した。同年の世界選手権では、銀1、銅3を取り、国別対抗得点で日本と1点差の2位。

 世界一の実力を目前とし、2014年世界選手権の59kg級でチェレンチメド・スヘー、2015年大会の63kg級でバドゥーツェグ・ソルンズンボルドが2度目の世界一へ。2016年リオデジャネイロ・オリンピックでの上位進出はなかったが、2017年世界選手権はオーコン・プレブドルジが優勝した。現在の目標はオリンピック・チャンピオンの輩出とワールドカップの優勝と言えよう。

 今大会は現役世界女王のプレブドルジをはじめ、つい先日のアジア選手権の代表選手が多く参加。ベストメンバーで挑むものと思われる。


エントリー選手

※カッコ内は年齢。最終エントリーは16日のため、階級は本ホームページの予想です。

50kg級 Erdenesukh, Narangerel(27)=2018年アジア選手権3位
 〃  Tsogtochir, Namuuntsetseg(21)=2016年アジア・ジュニア選手権48kg級2位
53kg級 Ganbaatar, Otgonjargal(21)=2017年U-23世界選手権53kg級3位
 〃  Erdenechimeg, Sumiya(28)=2016年リオデジャネイロ・オリンピック53kg級代表
55kg級 Erkhembayar, Davaanchimeg(24)=2018年アジア選手権3位
57kg級 Altantsetseg, Battsetseg(23)=2018年アジア選手権3位
59kg級 Baatarjav, Shoovdor(27)=2018年アジア選手権3位
62kg級 Purevdorj, Orkhon(24)=2017年世界選手権63kg級優勝
65kg級 Enkhbayar, Tsevegmedi(29)=2018年アジア選手権4位
68kg級 Sharkhuu, Tumentsetseg (27)=2018年アジア選手権2位
72kg級 Ochirbat, Nasanburmaa(28)=2018年アジア選手権3位
76kg級 Amgalanbaatar, Tsanchalnyamaa(32)=2018年アジア選手権5位







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