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2018.03.12

男子グレコローマン・全日本チームの欧州遠征第2陣が出発

(文・撮影=増渕由気子)

ハンガリーへ向かった男子グレコローマン第2陣

 男子グレコローマン・全日本チームの欧州遠征第2陣が3月11日、羽田空港からハンガリーへ向けて出発した。4日には全日本2位を中心とした第1陣が出発。この日は、主に3月上旬のアジア選手権(キルギス)に出場した60g級の太田忍(ALSOK)ら全日本王者を中心に、昨年の59kg級世界王者の文田健一郎(日体大)らを加えて9選手が現地へ向かった。

 アジア選手権組にとっては短期間で連続の海外遠征となるが、笹本睦監督(日本協会アシスタントコーチ)は「1週間という間をあけての参加としたので、問題ないと思う。けが人もいるが、予定通りのメンバーで臨める。ハンガリーの合宿で強化し、ブルガリアの大会でしっかり結果を出せるようにしたい」と抱負を話した。

 アジア選手権では松本慎吾・男子グレコローマン強化委員長(日体大教)が「ここ数年で最高の結果」と総括するほどメダルラッシュだった。この勢いがグレコローマンの強豪国が集うヨーロッパで通用するかがポイントだ。ルール改正により、再びグラウンドの攻防が焦点となりそうなグレコローマン。笹本監督は「グラウンドの対応がまだできていないので、実際に肌で感じでもらいたい」と話した。

出発前のミーティング

 昨年は文田が世界王者となったが、「軽量級以外は、全然ダメな状況。グラウンドが復活し、さらに世界との差を広げられたら勝てなくなってしまう。ハンガリー合宿は約7ヶ国が参加する予定なので、いい練習をして、東京2020に向けてしっかり強化していきたい」と結んだ。


 ■太田忍(ALSOK)「今回の遠征は、60kg級を(文田)健一郎に任せて、63kg級に出ます。(55kg級の軽量級から)最低でも3つ金メダルを持って帰ってきます。全日本選手権でもアジア選手権でも減量からのリカバリーがうまくいかなかった、今後の課題です。技術面では、がぶり返しは自信があるので、差しやツーオンワン、そして胴タックルなどスタンドをメインに出していきたい。グラウンドは去年11月の韓国遠征で習得したローリングをまだものにしていないので練習で試してみたいです。(63kg級に出場してくる可能性が高い)エムルラット・タスムラドフ(ウズベキスタン)との対戦を楽しみにしています」

 ■文田健一郎(日体大)「きのう日体大を卒業しました。この遠征は何度も参加させてもらっているので、どんな感じなのか把握しています。やることをやって強化につなげたい。研究されてしまい、そり投げ自体がかからないので、対策されても決められるように自分のレスリングを作り直したい。いろいろ試してきたいです」


欧州遠征第2陣メンバー

【監督】笹本 睦(日本協会アシスタントコーチ)

【トレーナー】近敏成(日本スポーツ振興センター)

【選手】
▼55kg級 田野倉翔太(東京・自由ヶ丘学園高教)
▼60kg級 文田健一郎(日体大)
▼60kg級 太田 忍(ALSOK)
▼63kg級 井ノ口崇之(自衛隊)
▼67kg級 下山田培(警視庁)
▼72kg級 井上智裕(富士工業)
▼77kg級 屋比久翔平(ALSOK)
▼87kg級 角 雅人(自衛隊)

 






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