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2018.03.27

男子フリースタイルの全日本チームが合宿スタート


(文・撮影=保高幸子)

北海道協会の鎌田誠会長(右端)が激励に訪れた男子フリースタイルの全日本合宿

 2014年以来4年ぶりに出場するワールドカップ(W杯=4月7~8日、米国・アイオワ)に向け、男子フリースタイルの全日本チームが3月26日、東京・味の素トレーニングセンターで合宿をスタートした。

 この日は、45年前の第1回大会で3位に入賞した時のメンバーである鎌田誠さん(北海道協会)が激励に訪れた。鎌田さんは「フリースタイルは自分の技をどんな状況からでも出せる選手が強い。どんな状況になっても自分の技で点を取れるように練習してください」と話し、練習を見守った。

 チームは先週の山梨合宿終了から2日間の休養を経て再び集合した。大会が近いため、ヘトヘトになるまで追い込むのではなく、技術をチェックしたり、疲労を残さないようマット以外のトレーニングは短くしていくという。

 井上謙二・男子フリースタイル強化委員長(自衛隊)は「1月の合宿で、ワールドカップは5位以内を目標にすると話した。その力はある」と自信を見せる。ワールドカップのグループ分けはすでに発表されており、日本は米国、ジョージア、イランと同組。「対戦国の研究なども取り入れ、内容と質に集中して行う」。

 対戦国はいずれも強豪だが、74kg級に出場する藤波勇飛(山梨学院大)は「ジョーダン・バローズと闘うのが楽しみ」と笑顔を見せる。「ロンドン・オリンピック前後から僕のヒーローで、携帯電話の待ち受けにしていた時もある。超攻撃的なスタイルが好き」という。団体戦についても燃える要素の一つ。「2014年のワールドカップを映像で見て、燃えましたね。正直なところ、バローズとはまだ力の差があると思うけれど、やってやろう! という気持ちです。楽しみにしていてください」と、熱戦を期待させてくれる。

世界王者として参戦する高橋侑希(ALSOK)

 世界チャンピオンとして臨む57kg級の高橋侑希(ALSOK)は、この大会に向けて特に準備してきた一人。フリースタイルの全日本チームは今年、イラン遠征とアジア選手権(キルギス)に選手を派遣したが、高橋は日本に残った。「3つの海外遠征が続くとなって、どれかに集中しようと思った。ワールドカップは強い国しか出てこないし、それに向けてフィジカルの強化をしました。全身の筋量はそのまま、その使い方や筋繊維を磨き、瞬発力の向上を狙いにやってきました」と国内でのトレーニングで備えてきた。

指導する米満達弘コーチ(左=自衛隊)

 最軽量級の高橋の勝利はチームの勝利にとっても重要なポイントとなってくる。「流れを作るためにも絶対に負けられない」と、かぶとの緒を締めた。

 男子のW杯はイランや米国などレスリング人気が高い国で行われることが多く、会場は万単位での満員となることが少なくない。今年はその大会で10階級に17名を派遣する。井上強化委員長は「1階級に一人ではなく、なるべく多くの選手にあの会場を肌で感じてもらえる。オリンピックに近い雰囲気がある大会。映像で見るのとは違い、実際に感じたことを糧にしてほしい。17人で行けることはありがたい」と話した。

 このW杯出場は、昨年のチーム目標を達成する形でもある。「去年の世界選手権(パリ)で、選手たちに『W杯に出場するためにも一つでも多く勝つ、一つでも多くポイントをとる、ということを言ってきた。世界選手権でのみんなの頑張りがあって、皆で勝ち取った出場権」。軽量級がポイントゲッターではあるが、重量級もポテンシャルはある。「自分の技を磨いて、かけ切る、取り切る、守り切る、と言い聞かせてきた。ひるんでしまえば半分の力しか出せない。相手の何が強いか、得意か、ではなく、自分が何をするか、と主役になって、その先に勝利を目指してほしい」と語った。

 合宿は30日まで行われ、4月2日に再び集合。出発まで最終調整する。


ワールドカップまで2週間を切り、最後の調整に入った男子フリースタイル・チーム

世界チャンピオンとして臨む高橋侑希(57kg級=ALSOK)

ジョーダン・バローズ(米国)に挑む藤波勇飛(74kg級=山梨学院大)

シニアの大舞台に挑むU-23世界王者の中村倫也(61kg級=博報堂DYスポーツ)

アジア2位の勢いを持ち込めるか、65kg級の高谷大地(自衛隊)







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