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2018.03.28

男子グレコローマンの全日本チームが欧州遠征から帰国


(文・撮影=保高幸子)

金メダルの文田健一郎(左=日体大)と銅メダルの太田忍(ALSOK)

 ハンガリーとブルガリアで合宿し、ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会(ブルガリア)に出場した男子グレコローマンの全日本チームが3月27日、羽田空港に帰国。どの選手も約2~3週間に及ぶ遠征を終えてホッとした表情を浮かべた。55kg級の田野倉翔太(東京・自由ヶ丘学園高教)は全国高校選抜大会(新潟市)で自校選手の指導にあたるため、25日に帰国していた。

 笹本睦監督(日本協会アシスタントコーチ)は「合宿での外国人選手との練習は、日本選手とパワーが違うためか、きついという選手が多かった。いろんな選手と練習できる機会はありがたい」と振り返った。

 大会では軽量級で「金1、銀1、銅1」の好成績。「メダルを取った選手は自分の技を出し切って勝った」と評価しつつ、「それ以外の選手はグラウンドがまだまだです。返せないし守れない。67kg級の下山田培(警視庁)は返すことができていたが、5ポイントを先制されるなどして追いつけなかった。防御をしっかりして2点に抑えられれば勝てた。グラウンドの攻撃と防御の両方を課題としてやらなければと再確認した」と言う。

 どの選手も体力負けはしておらず、ばらされることはなかったそうだが、「相手にパッシブを課しても、ローリングができなければ何にもならない。何でポイントを取るのか。絶対にポイントを取れる技を身につけさせたい」と、課題が明確になった。ルールが少し変わり、今大会でいち早く確かめられたのはよかったようだ。

リフトを仕掛けてくる選手が多い欧州選手

 60kg級で優勝し、最優秀選手となった文田健一郎(日体大)は「この遠征を通してやってきたスタンドで攻めるという姿勢を、試合でも徹底できたのはよかった。ポイントもきっちり取れた」と、4試合全てフォールまたはテクニカルフォールでの完勝を振り返った。

 だが、1回戦ではローリングで回されて失点。「自信があったグラウンドのディフェンスで返されてしまったのはよくなかった。今のルールではリフトを仕掛けてくる選手が多く、リフトの防御はうまくできたけれど、ローリングを仕掛けてくる選手に対応がまだできていなかったかもしれません。この練習もしっかりやりたい」と話し、「6月の全日本選抜選手権に向けて、さらに練習していきます」と続けた。

 太田忍(ALSOK)はひと階級上の63kg級に出場して3位。「準決勝で胴タックルに行ったところをうまく合わせられて投げられて負けた。3位決定戦では絶対に胴タックルで勝とうと思った」そうで、実際に胴タックルからのフォールで、30秒で試合を終わらせた。

 「リオデジャネイロ・オリンピックの後、首のけががあって胴タックルに入れなかった。今大会では胴タックルを出そうと思っていたので、試すことができて良かった。しっかり試合で試せたし、課題も見つかったので収穫は多かったと思います」と、満足そうだった。


 ■男子グレコローマン55kg級2位・田野倉翔太「決勝は、しっかり攻めることができ、反省点がないくらいの試合ができたと思っています。相手の反則をとってくれなかったり、攻めてないと判断されたりで、審判の判定に戸惑いました。結果ほどの実力差はないと思っています。ただ、負けは負け。しっかり受け止めて次の闘いに生かしたい。大会前の合宿でスパーリングも多くこなせ、試合勘はかなり取り戻せました」(全国高校選抜大会開催の新潟にて)







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