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2018.03.29

【2018年全国高校選抜大会・特集】“新生”日体大柏(千葉)が王者の貫録を見せつけて連覇を達成


(文・撮影=増渕由気子)

2年連続優勝を達成! 森下史崇コーチの体が宙を舞った

 新チームでも強さは変わらず! 全国高校選抜大会の学校対抗戦は、昨年優勝の日体大柏(千葉)が決勝で同じ関東ブロックの自由ヶ丘学園(東京)を6-1で下し、大会を連覇した。

 昨年3年生の一期生が全国高校選抜大会とインターハイとで優勝し、創部わずか数年の間に全国のタイトルを総なめにした。その3年生が卒業し、新生チームとなっても“強い日体大柏”は健在だった。

 優勝が決まった後、第1セコンドに就いて選手を見守った森下史崇コーチの体が胴上げで3度、宙を舞った。森下コーチは「接戦になるのは分かっていたけど、全国の舞台の経験値がある分、気持ちの面で日体大柏が強かったかなと思う」と、ディフェンディング王者の貫録勝ちを漂わせた。

 予選となった2月の関東高校選抜大会では、50kg級が不在というアクシデントがあったが、今大会は宇戸平莞爾が出場し、7階級すべてに選手を揃えた。初戦(2回戦)の福島(宮崎)は7-0と大勝したが、3回戦の沼津城北(静岡)が大一番となった。昨年、2組の強豪双子を擁して3位に入った同校との一戦は、50kg級からの4階級で1勝を挙げられるかどうかが勝負の鍵となった。クライマックスは55kg級の竹下雄登だった。堤太一に0-4とリードされていたが、終盤に逆転勝ちして値千金の1勝をもぎ取り、チームスコア4-3につながった。

決勝戦で三冠王の白井達也を温存した

 日体大柏といえば、チャンピオンクラスの選手たちばかりがゆえにチーム力に欠け、団体戦でそのもろさが出ることがしばしばあった。森下コーチは「今の選手たちは上級生たちの姿を見て育った。個人の能力も高く、助け合いもできるチーム。強い4人だけが勝つチームではなく、誰かが負けたら誰かが勝つというチームになっている」と評価。

初戦で闘う三冠王者の白井達也。3試合に温存されたが、チーム力は揺るがなかった

 実際、今大会は3回戦の沼津城北戦で軽量級のピンチを竹下が助け、決勝では竹下の黒星を他の選手がカバーした。一期生が葛藤しながら、ゼロからチームを作り上げた経験値がブラッシュアップされて今年のチームに生かされていた。

 もう一つ、日体大柏の強さが際立ったのが、決勝で昨年の高校三冠王の白井達也を温存していたことだ。森下コーチは「白井は96kg級の選手。団体戦には96kg級がなく、84kg級には関東チャンピオンの奥井真吉が、120kg級には宮本海渡がいるので、本来の階級の選手で勝負した」と振り返った。三冠王者なしでも6-1と大差で勝利したのだから、地力の差があっての優勝だったと言えよう。

 それでもおごる姿勢は見当たらない。森下コーチは「反省点はたくさんあった。前のチームとは違った課題もある。夏のインターハイに向けて克服していかないと」と、勝ってかぶとの緒を締めていた。







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