日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
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2018.04.02

ルール改正の要点について(日本協会・審判委員会)

2018年4月2日
公益財団法人日本レスリング協会
審判委員会

《pdfファイル》


1、コンソルテーッションについて
 ・マットチャーマンが行うコンソルテーションの際、審判団がVTRを見ることは廃止とする。

2、反則について
 ・全スタイル粗暴行為を繰り返した選手に対しては、「レッドカード」を与える。
 ・フリースタイル・女子
  ①全ての反則は基本〇+1とする。
  ②デンジャーポジションで場外に逃げた場合は〇+2とする。(全スタイル)
 ・グレコローマンスタイル
  ①攻撃者の足の反則
   1回目 注意
   2回目 〇+1
  ②防御者の足の反則
   1回目 〇+2
   2回目 失格

3、パッシーブについて

1)パッシーブの摘発について
①フリースタイル・女子は従来通り。(変更無し)
②グレコローマンスタイルのパッシーブの摘発について(上下の選択)
 ・各ピリオド1回・1試合で2回までとする。
 ・時間の設定は廃止する。(0-0場合2分・4分30秒の設定は廃止する。)
 ・以降の消極的な選手に対してはP+1が入る。(その際試合は止めない。)
③同点時、どちらかの選手が明らかに攻撃的な場合。
④得点をリードしている選手が余りにも防御的な場合。

2)レスラーをパシーブとして考える基準
①反撃無しの攻撃回避。
②相手の手首を握り、攻撃を始めない。
③相手とコンタクトをしないで攻撃する。
④攻撃をした後すぐに、元のポジションに戻る。
⑤嘘のアタック(シミュレーション)
⑥ゾーンに逃げ(さがって)留まる。
⑦センターでコントロールしない。(センターで試合をしない。)
⑧相手をゾーンに留める。(ゾーンに追い込む。)
⑨良いポジションにも関わらず、攻撃しない。
⑩守備的なレスリング。(守ってばかりいる。)
⑪ネガティブなレスリング
 ・ブロッキング
 ・ヘッドダウン(上半身を起こさない。)
 ・指のロック
 ・スタンドレスリングでオープンを避ける。
 ・相手の胸に頭をつけ続ける。

3)パッシーブ対象とならない場合
①レスラーが多く得点した場合、余りにも防御的にならない限り。
②得点した選手はすぐにはパッシーブ対象にならない。
③リードしている選手に安易にパッシーブを与えない。

4)特別な例
①第1ピリオドで5-0・6-0とリードした選手に第2ピリオドにPをとりパーテレポジッションにするより、フリー・女子は「〇+1」グレコは「〇+2」の対応が良い。(技術回避)
②ベストマッチであれば、Pを取らない試合もありうる。

4、パーテレについて
①パーテレポジションでは、攻撃者は相手の肩に手を置く。
②パーテレポジションでは、防御者は頭をマットにつけても可。
③パーテレポジションから立ち上がって逃げる行為は反則。(笛と同時に)
④攻撃者が前に回った場合は、立ち上がっても良い。
⑤防御で片腕が手首、片腕が肘であれば問題ない。
⑥両手で同じ場所をつかむことは反則。

5、アタック・カウンターの見極めについて
①アタック     
 ・最初のアクッションはどちらか。
 ・アタック方向に相手が倒れている。
 ・相手の両肩がマットについている。
②カウンターアタック
 ・アタックの方向とは違う方向に相手を動かしている。
 ・アタックの手が離れているか。
 ・アタックを止めている。

6、レフリー関係について
①ネガティブレスラーを確認するためにスコアシートの欄にアタックした数をXマーク記入すること。
②ツーオン・ワンで肘を決めた場合は反則。
③指掴み・手首掴み等厳しく対応することが重要。
④反則行為について
 1回目注意
 2回目〇+1(GRは〇+2)
 3回目〇+1(GRは〇+2)
 *異なった反則でも、同じ対応。

7,マットチェアマンの役割
①フォール、P、コーションをキャンセルできる。
②テクニカルフォールが成立したときに試合を止める。
③スコアボードを更新させる。(常にチェックすること。)
④チャレンジの拒否(5秒後)
 *最初にレスラーが要求し、コーチが遅れて出した場合は認める。

8、ノルディクシステムの変更について
①6名未満の場合、リーグ戦方式で実施し、リーグ戦の最終ラウンドは2日目の実施となる。(3位は1名となる。)
②6名・7名の場合は、初日2ブロックプール制リーグ戦の後、2日目にクロス準決勝・3位決定戦・決勝を行う。(3位は1名となる。)

【オーダーズ・パーテレ・ポジション(全てのスタイル)】

注意事項
オーダーズ・パーテレのスタート後
●下のレスラーはルールブックで定められたディフェンスは認められる。
*リフトされた選手が片腕でのディフェンスは良いが、両腕でのディフェンスは認められない。
●上のレスラーからジャンプや逃避、腕・肘や膝のブロック(「オープン」の発声対象)、足を用いてのディフェンスは認められない。
※レフリーはオーダーズ・パーテレ・レスリングに十分な時間を与えるべきである。数秒で中断してはいけない。







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