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2018.05.08

男子グレコローマンの全日本チームが日体大で合宿スタート


全日本選抜選手権前の最後の全日本合宿に臨んだ男子グレコローマン・チーム

 男子グレコローマンの全日本チームが5月7日、神奈川・日体大で世界選手権予選を兼ねた明治杯全日本選抜選手権(6月14~17日、東京・駒沢体育館)前の最後の合宿をスタートした。

 4月28日~5月5日のゴールデンウイーク期間にも東京・味の素トレーニングセンターで合宿した同チーム。中1日置いての合宿スタートはハードにも思えるが、松本慎吾・男子グレコローマン強化委員長(日体大教)は「この合宿を最後に、各所属での強化に入る。全日本チームとして、最後に最大限のことをやって各所属練習に臨ませたい」として、4日間の日程で取り入れた。

 昨年12月の全日本選手権のあと、約4ヶ月に渡って実施してきた全日本チームでの強化を振り返ると、アジア選手権では2階級の優勝(田野倉翔太、太田忍)を含めて5選手がメダルを獲得。ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会(ブルガリア)では1選手の優勝(文田健一郎)を含めて3選手がメダル獲得と結果を出した。

練習の最後は、上から圧力をかけられても動くグラウンドの防御の補強トレーニング

 松本委員長は「全体の底上げはなされた。重量級はアジア選手権で成績が出ている(角雅人が2位)。レベルアップのスピードがもうひとつだが、その中にも結果が出ており、方向性は見えている」と約4ヶ月間の練習が正しい方向に向いていることを強調。「意識づけをもっとしっかりさせたい。重量級も勝てる、重量級もオリンピックに出られる、という気持ちを当たりまえと思って練習させたい」と話した。

 各所属での練習といっても、グレコローマンの場合は日体大と自衛隊に強豪選手が固まっており、多くの選手にとって全日本レベルの練習が続くことになる。「出げいこに行ってもいい。(明治杯に向けて)手の内を隠す、ではなく、その先のことを考え、強い選手を求めて練習する姿勢が必要」と話し、高い気持ちを持ったハイレベルの練習を期待した。

雌雄決する闘いまで、あと約40日…太田忍と文田健一郎

 明治杯全日本選抜選手権での“目玉カード”のひとつと考えられるのが男子グレコローマン60kg級で予想される59kg級世界王者・文田健一郎(ミキハウス)と全日本王者・太田忍(ALSOK)の一騎打ち。ともに世界王者を狙える実力があるが、世界選手権へ出場できるのは1人だ。

松本委員長に挑む文田健一郎(左)、その向こう側にはライバルの太田忍

 全日本王者の太田は、優勝すればその段階で世界選手権出場が決まる。負ければ7月のプレーオフでの勝負をかけることになる。「プレーオフにもつれれば自分の方が不利ですよね」。アジア大会(8月19~22日、インドネシア)の代表に内定しており、その調整の問題もあるので気持ち的にも自分が不利と分析。6月に世界選手権の代表をしっかり決め、アジア大会と世界選手権に備えたいという。

 この冬は、アジア選手権優勝、ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会3位と実力を示したが、「けがが多くて、思うようにいかなかったんですよ」とのこと。それでも「6月で完成させるわけではない。東京オリンピックで完成させればいいですから」と、焦りはないようだ。

 世界王者の文田は「(全日本選手権で負けたあと)しっかり修正してきた。それを明治杯で出したい。最初に見つけた課題だけではなく、新たな課題も見つかり、やれることはやってきた」と言う。

日体大の若手選手が加わり、熱気ある練習が展開された

 世界選手権行きのキップを手にするには、優勝して、さらにプレーオフに勝つことが必要。昨年までは決勝のあとプレーオフが行われていたが、今年は3週間後にプレーオフが実施される見込み。優勝した勢いのあるうちにプレーオフに臨むことがなくなるが、「勢いやモチベーションで左右されるようでは、本当の強さではありません。どんな時でも勝たないとなりません」と勝負の哲学を話した。

 世界王者の文田、それを破った太田-。挑む気持ちなのか、挑戦を受ける気持ちなのか、周囲からは分かりづらい。

 その答は、太田が「早伸さん(清水=自衛隊)、河名(真寿斗=クリナップ)も含めて、みんな同じくらいの実力。挑むという気持ちはない。挑む、受ける、ではなく、だれが相手でも勝つ気持ちです」。

 文田は即座に「挑む気持ちです」。ただし、全日本選手権で負けたから挑むのではなく、世界王者として臨んだ全日本選手権の時も「挑む気持ちだった」という。どんな状況でも挑戦者の気持ちを忘れずに闘うことを強調した。







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