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2018.05.13

【東日本学生リーグ戦に挑む(2)】世界レベルの新体制を敷いた日体大、リーグ戦に旋風を巻き起こすか


(文・撮影=齋藤葵)

2012年以来の優勝を目指す日体大

 日体大は、2年ぶりにチームに戻ってきた湯元健一コーチと、今年3月に卒業した2016年リオデジャネイロ・オリンピック銀メダリストの樋口黎コーチ(日体大助手)がスタッフとして加わり、フリースタイルの指導体制が一新された。

 5月16~18日の東日本学生リーグ戦(東京・駒沢体育館)に向けて、湯元コーチの「外から見たからこそ分かる欠点」を意識した練習と、樋口コーチが世界から持ち帰った「より高い技術や考え」を身近な立場から指導することで、選手の強化に磨きをかけている。

 今季の予想されるメンバーは下記の通り。
57kg級: 山口海輝(1年)=2017年全日本選手権3位
61kg級: 長谷川敏裕(4年)=2018年アジア選手権3位
65kg級: 嶋江翔也(4年)=2017年全日本選手権3位
70kg級: 基山仁太郎(1年)=2018年JOCジュニアオリンピックカップ1位
74kg級: 阿部侑太(4年)=2017年全日本選手権3位
86kg級: 緒方竜成(4年)=2017年全日本大学選手権3位
125kg級:白鳥慶樹(3年)=2017年全日本選手権グレコローマン97kg級5位

チームを指導する湯元健一コーチ

 湯元コーチは今年3月までの2年間、大分の日本文理大でコーチを務めていた。一度離れたからこそ、「何をすればいいのかが見えた」と話す。第一に徹底しなければいけないことは「スパーリングの内容の意識づけ」だった。一本一本のスパーリング内容を試合に近づけることを意識させること。

 一見すると当たりまえのように感じるが、最初の段階では、疲れを見せる選手が多かったようだ。その疲れこそが「真剣勝負をやろうとしているということ」と説く。スパーリングの本数よりも真剣勝負、試合の駆け引きという部分を重視する練習へとシフトした。

 樋口コーチは、現役の世界トップレベルの選手である一方、大学の助手という立場になり、学生にも気を配りながら練習をしている。「調子の良し悪しがある中、調子が悪い学生には、どうやれば調子を上げていけるかなと考えて声をかけ、調子のいい学生には自分からスパーリングの相手をしています」と、現役選手の強みをいかした指導を展開している。

樋口黎コーチと互角のスパーリング、嶋江翔也主将がけん引

嶋江(右)と樋口黎コーチのスパークリング

 リーグ戦での大化けが期待できるのは、65kg級の嶋江翔也主将だ。実績は2016年全日本選手権61kg級2位が最高で、全日本チャンピオンの経験はまだないが、湯元コーチは「チームの軸だという自覚を持っている。練習もよくするし、樋口コーチとのスパーリングでも互角の闘いができている」と急成長に目を細める。嶋江は、「団体戦も、レスリング競技も最後だと思うので、優勝して終わりたい」と決意を口にした。

 嶋江同様、最後の団体戦への思いを語ったのは1年生からリーグ戦に出場してきた4年生の長谷川敏裕(61kg級)だ。「まだ優勝したことがないので、フリースタイルのキャプテンとして全勝して優勝へと導きたい」と、4年間の集大成を飾ることを誓った。3月のアジア選手権(キルギス)では銅メダルを獲得、絶好調の長谷川がどこまでチームを盛り立てられるか。

 注目のルーキーは57kg級の山口海輝(千葉・日体大柏高卒)だ。シニア・クラスのスピードは高校時代から折り紙つき。日体大で憧れの湯元コーチと出会い、「自分に合ってる技、使える技を吸収していきたい」とさらなる進化を誓い、目を輝かせる。リーグ戦では、トップバッターとしてどこまでチームにいい流れをもたらすことができるか。

 4月のJOC杯で優勝した61kg級の小川航大(青森・八戸工大一高卒)や70kg級の基山仁太郎(三重・いなべ総合学園高卒)ら即戦力ルーキーの活躍も期待される。

 世界での勝利を目指す日体大は、リーグ戦でどんな風を巻き起こすのか。

1年生での活躍が期待される山口海輝

練習を見守る松本慎吾監督







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