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2018.05.24

【西日本学生春季リーグ戦・特集】優しくなった? 指導方針を一新した藤山慎平監督率いる九州共立大が2位躍進!


(文・撮影=増渕由気子)

快進撃の2位に笑顔が絶えなかった藤山慎平監督

 一部復帰後、いきなりの2位躍進! 西日本学生春季リーグ戦で2季ぶりに一部に復帰した九州共立大は、初戦で昨季優勝の福岡大、2戦目で昨季2位の中京学院大にいずれも4−3で勝利し、“金星”を続けてスタートダッシュに成功。3戦目の立命館大に3−4と惜敗するも、その後勝ち続けて6勝1敗でリーグ戦を完走。1敗で並んだ福岡大に勝利数「1」の差で優勝を逃したが、堂々の2位となり、念願の一部定着となった。

 九州共立大は二部リーグで圧倒的な優勝を飾るも、翌シーズンは一部最下位を免れず、近年は昇格と降格を繰り返してきた。4年前に一部リーグ2位となるも、その後の成績が振るわず、藤山慎平監督は少し焦りを感じていた。

 同大は部員30人を超す屈指の大所帯のチーム。それにもかかわらず、藤山監督は全員を個人指導する傾向があった。結果が出なかった時には「人数が多すぎて、自分が選手を指導し切れなかった」と悔やんだこともあったが、その考えを改めたことが飛躍につながった。

 「一人では全部できない。選手それぞれの意識を注意したり、見たりするのではなく、チームの雰囲気づくりを重視してきました。技術面も、僕はグレコローマンが専門なのに、『ちゃんとしたフリースタイルを頑張って教えないといけない』という気持が強すぎたんですよね」。

選手に対して、時には下から目線でお願い

 フリースタイルに定評のある指導者がいる学校と合宿を組ませてもらい、そこで技術を共有してもらう。代わりにグレコローマンの指導を藤山監督が受け持ち、他校の選手にも惜しげなく展開するギブ・アンド・テ-ク方式を取り入れた。30人も学生がいれば、それぞれのスタイルがある。「昔は自分の形にはめようとしていたけど、それをやめました。好きに楽しくやらせようって。なので、選手たちもだいぶ個性的になりましたよ」。

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 大学生は半分大人。自由にやらせ始めることで、学生が自発的に行動を始めたという。4年生はチームをまとめ始め、各自が自分で考えて行動することが多くなった。選手個人が考えてまとまって立ち向かった結果が、福岡大からの金星につながったのだろう。藤山監督が指導方針を一新させたことが功を奏した今大会。「やってきたことが間違いでなかったと証明できた」と満足そうに振り返った。

 もう一つ、藤山監督は以前より選手とコミュニケーションをよく取るようになったという。「自分が子供を持ったことで、親の気持がわかるようになりました。愛情も増えたし、前より自分は優しくなったと思います」。

 選手に対して、時には下から目線でお願いごとをするようになった。たとえば閉会式後のミーティング。「みんなに、お願い事がある。俺を胴上げしてほしい!」と優勝への想いをストレートにぶつけた。「次こそ、優勝だよね。宙に舞いたいです!」。今年の秋季リーグに実現なるか−。

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