日本レスリング協会公式サイト
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2018.06.15

栄和人・至学館大監督が謝罪発表


 6月14日、明治杯全日本選抜選手権の開始に先立ち、伊調馨選手や田南部力コーチにパワーハラスメントを行ったとして、日本協会の強化本部長を辞任した栄和人氏が報道陣に対して記者発表した。一連の騒動が発生してから栄氏が会見の場に出るのは初めてのこと。


栄氏の謝罪

 「第三者委員会および内閣府からご指摘いただいたパワハラ認定を真摯に受け止め、伊調選手、田南部コーチ、レスリング協会関係者、また内閣府をはじめとする関係省庁およびこれまでレスリングを応援してくださった国民の皆様に多大なご迷惑をお掛けしたことを心からおわび申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。

 4月6日に強化本部長を辞任するにあたり、マスコミなどには書面にて謝罪文を送りましたが、体調も芳しくなく、また協会から裁定を受ける身だったため、協会の理事会や大会等の公式行事への出席および公の場での発言を自粛しておりました。本日改めて謝罪表明をさせていただきます。

6月8日の理事会で常務理事の解任決議がなされ、6月23日の評議員会にて正式に決まる運びとなります。今後二度とこのようなことを起こさないようつねに他人に敬意を持って接することを心掛けたいと思います。協会が実施する改善策プログラムに沿って一指導者として日々精進したいと思います。伊調選手、田南部コーチに対して誠に申し訳ありませんでした。


記者団との質疑応答

 ──第三者委員会や内閣府で認定されたパワハラが実際にあったと認めるというか、実際にあったことだとお思いでしょうか。

 栄氏 8年前、私自身が一句一字どういうことを言ったかは覚えておりませんが、コミュニケーション不足がこのような事態になったかなと深く反省しております。

 ──伊調選手や田南部コーチとの行き違いはどういったことから生まれたか。

 栄氏 田南部コーチも素晴らしい指導能力があって、田南部コーチに指導を受けたい選手もたくさんいる中、伊調選手に費やす時間が多かったことを選手から(の声が)あったため、「他の選手も見てほしい」という思いから行き違いがあったと思います。

 ──今後はパワハラやコンプライアンスに関する講習を受けて改革していくのか。

 栄氏 本当にこのことを真摯に受け止め、協会の改善策プログラムがあると聞いていますので参加して、これからも指導させていただけるのであれば、しっかりと勉強していかなければいけないと感じております。

 ──伊調選手への直接謝罪は?

 栄氏 何度かはALSOKの監督さんを通して、「会って謝罪したい」という話はしてきましたが、協会を通して会っていただきたいと思います。

 ──謝罪のことなんですけど、昨日直接謝罪しようとしたという話を関係者の方からお聞きしたんですけど、そういった事実はあったのか?

 栄氏 今大会期間中にどこかでタイミングが合えばという話は聞いていました。昨日ではないと思います。

 ──今回の責任を取って指導者自体も退くべきだという意見もあったが、続けるにあたってどのような判断をされたのですか?

 栄氏 大学側も今のチームの選手たちの気持ち、そして何が行われていたかを調査したうえで、トップの判断で指導してもいいんじゃないかということだと思います。何しろ至学館大学にもオリンピックを目指す選手たちがいますので、その選手たちが望むのであれば、少しでも力になれるのであればと思ってやっていますが、もっともっと勉強して、どういう形で携わったらいいかはまたゆっくり考えたいと思います。

 ──いま(至学館で)指導している選手たちにはどう説明したか。

 栄氏 (谷岡)学長から「監督、全員があなたの指導を受けたいと言っているよ」という言葉を聞いた時に、私は選手の前で、本当にこの子たちをどうにかしてあげたいと、伊調選手、田南部コーチに心から申し訳ないという気持ちも持ちつつ、この子たちをどうにかしてあげたいという思いで、選手の前で涙が出てきました。

 ──経緯などはどのように話をしたか。

 栄氏 このようなことで選手を動揺させたことに関しては謝りました。選手は試合が近いから、自分の練習をしっかりして頑張ってほしいという言葉は掛けました。

 ──協会のプログラムに沿ってパワハラについて学んでいきたいという話もされていましたけど、至学館大の監督という管理職として、パワハラを起こさせないことも必要だと思うのですが、そういった計画は?

 栄氏 まず自分がしっかり講習を受けたりして身につけた上で、そういうことが考えられると思います。

 ──プログラムは監督自身、至学館の指導を続けながら受けるのか。

 栄氏 そこはもう大学側が今は指導をやめておけと言うならやめますし、そこは選手と相談をしながらだと思いますので、僕の判断ではどうしようもありません。

 ──今は指導はされている状態?

 栄氏 (道場に)顔は出しております。

 ──強化本部長を辞任をされていますけど、またいずれ復帰という考えはあるのか?

 栄氏 (語気を強めて)私の中でそれは考えておりません。

 ──いま改めて伊調選手や田南部コーチにパワハラと認定されることをしてしまった理由についてご自身の中では何が原因だと思うか。

 栄氏 う~ん、自分の中ではその場その場のコミュニケーション不足が招いたのかなと思っております。







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