日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
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2018.06.18

【明治杯全日本選抜選手権・最終日】健闘選手の声


(文=増渕由気子、八木賢太郎、斉藤葵、岡野希春)


2位選手

 ■男子フリースタイル57kg級・長谷川敏裕(日体大=高橋から先制点を奪うも昨年天皇杯の雪辱果たせず)「高橋(侑希)選手は攻めが強いので、タックル入ってからの守りを教えてもらっていたけど、うまくこなせなかった。ひたすら練習をしてきたつもりだったが、強化できていなかったことが、結果でわかった。自分のレスリングができるよう、全日本選手権に向けて頑張りたい」


 ■男子フリースタイル65kg級・樋口黎(日体大助手=65kg級で初めての決勝進出も無念の黒星)「2位も1回戦負けも大差はない。片足タックルと腕取りを警戒され、対策されていた。すべてカウンターで取られたのは、攻撃の詰めの甘さが敗因。4月から大学の助手という立場になり、仕事をこなしながら練習をしていく中で、今まで考えていなかった食事なども意識するようになった。今回、スタミナは問題なかったが、65kg級では筋力的にまだ下のほう。その分、伸びる余地もあるので、次の全日本選手権に照準を合わせ、さらにレベルアップしていきたい。もっと死にもの狂いにならないと、乙黒選手にも、他の強い選手たちにも追いつけないと思っている」


 ■男子グレコローマン60kg級・清水早伸(自衛隊=決勝でオリンピック銀メダリストの太田忍に破れる)「太田選手とは全日本合宿とかでも何度も練習し、がぶり返しがすごく強烈ということを知っている。そこの切り方とか、絶対にかけられないという気持ちを持って決勝に挑んだ。2回ともパッシブをもらってグラウンド取られてしまったので、自分からスタンドで攻めていけば勝てる相手だと思う。後半の負けているところからの30秒は結構前に出られてたけど、もっと前に出るレスリング・スタイルを目指したい。今後は全日本選手権での優勝が目標。そこで勝って、来年のこの大会でも勝って世界選手権代表になることでオリンピックにつながる。しっかりやっていきたい。」


 ■女子50kg級・入江ゆき(自衛隊=準決勝でリオデジャネイロ金メダルの登坂絵莉を破るも、決勝で須崎優衣に敗れる)「焦って取りに行ってしまった。まだ3分あったのに、そこが甘かったのかなと思った。自分のスタイルを貫く練習してきました。小原(日登美)コーチからは『ふだん通りにやれば大丈夫だ』と言われていましたが…。(焦ってしまった理由は)自分が取るつもりだったのに、取れなかったので焦りました。プレーオフに向けて、気持ちの面で焦らず、6分間を闘って勝ちたい。世界選手権とアジア大会と両方自分が行きたいです」


 ■女子53kg級・宮原優(博報堂DYスポーツ=全日本選手権に続く銀メダルという結果に悔し涙)「去年の全日本選手権で負けてから半年間、やれることをとことんやり尽くしてきました。左構えが苦手だとか、力が弱いとか、そういう課題を徹底的に克服して、自信もついてきた。今度こそ金メダルを獲れると思っていた。それなのに、この結果で…。今はまだ何も答えが見つからない。応援の声に応えられなくて悔しい。毎回この悔しさは同じ。ただ、まだチャンスがなくなったわけではないので、オリンピックという目標は決してあきらめずに、泥臭いレスリングでもいいから、勝ち切れるように頑張りたい」


 ■女子59kg級・熊野ゆづる(日大=決勝でオリンピック・チャンピオンに敗れる)「差はまだまだあるので、これからもしっかりやっていきたい。全日本合宿などでの(川井との)練習より、できた方かなと思うけど、1点も取れずに終わったので差は縮まっていない。しっかり相手の足を取っていたのに、得点につなげられなかったのは、練習してきたことがまだまだ出せてないこと。全然だめでした。全日本選手権で優勝したいので、そこを目標にしたい。中国オープン大会の出場がすぐあるので、今回の反省をいかして、自分から攻めて勝てるように頑張ります」


注目選手

 ■男子フリースタイル57kg級・山口海輝(日体大=上位進出の期待がかかるも初戦敗退)「当日計量で食事のとり方を間違えたかもしれません。思うように動けなかった。計量後、食べすぎてしまって苦しい状況で闘うことになり、苦しくて動けなかった。取られてからアンクルで失点してしまったのが悪かった。全日本の舞台では思った以上に動けなかったので、体力をもっとつけて、食べ方とか整えて次の試合を頑張りたいです」


 ■男子フリースタイル65kg級・高谷大地(自衛隊=冬の国際大会で実績を残すも、激戦階級の2回戦で樋口黎に敗退)「先のことばかりを考えすぎて、目の前の相手と闘っていなかったことが敗因。(全日本選手権の)チャンピオンの冠を続けるのには重さがあった。自分のレスリングに集中し、相手との闘い方も再度見直します。樋口黎選手は、減量はさほどなく余裕があったように感じた。(前半3-6からのインターバルで)兄から声をかけられ、後半は自分の時間と思い闘ったけど、結果を出せず悔しい。世界選手権出場をかけたプレーオフでは、周りの状況を気にせずにアップの時から集中し、相手と闘うことを意識する」


 ■男子フリースタイル65kg級・中村倫也(博報堂DYスポーツ=1回戦は混戦を勝ち抜くもけがで2回戦を棄権)「9日前にぎっくり腰になって、右足のしびれが残っていて、ウォーミングアップで痛みが再発した。それでも、今年の全日本選手権からオリンピック・トライアルがスタートすることもあり、ベスト8には残っておかないと、と思った。(階級を上げて)相手の大きさに不安に思っていたが、乙黒選手がひとつでかいな、という感じで、それ以外はこの体でも闘える印象だった。それでも、全日本選手権は体大きくして臨むつもりです。目標は優勝しかない」


 ■男子フリースタイル65kg級・鴨居正和(自衛隊=この大会4連覇を目指したが、2回戦で接戦を落としてまさかの敗退)「情けないし、申し訳ない。相手の動きを見てしまったのが敗因。昨年の全日本選手権は2回戦で負けたので、復活したいと思って頑張ってきたが…。悔しい。優勝してまわりの人たちを喜ばせたいので、一つずつ頑張るしかない」


 ■男子フリースタイル65kg級・清水洸希(拓大=前王者の鴨居正和を破る大金星も、決勝進出はならず)「準決勝は一瞬で終わってしまった。最初から来るのはわかっていたのに、一気に持っていかれた。相手は強かったが、自分ももっとできることがあったはず。メダルを一つの目標にしていたので、それを達成できたことで少し安心してしまって、気持ちを作り切れていなかった。(鴨居戦について)最初は思い通りの展開だったが、最後に守ってしまう悪いくせが出た。それは準決勝も同じで、守りに入ると取られてしまう。もっと攻めの意識を持ってやっていかない駄目とだと思う」


 ■男子グレコローマン60kg級・河名真寿斗(クリナップ=U-23世界選手権59㎏級優勝の実力者も2回戦敗退)「立ち上がりで攻めるべきだったけれど、相手の動きに合わせてしまい(4点技を決められ)、その後、流れを持っていかれた。課題点さえも見つけられないままテクニカルフォールとなった。(前回の全日本選手権は負傷で棄権をしたため)今回が初めての早朝計量。動いた感触は悪くなかったものの、試合中に足がつってしまった。全日本社会人選手権で立て直せるように調整をする」


 ■男子グレコローマン60kg級・鈴木絢太(日体大=オリンピック銀メダリスト太田を追い込む惜敗)「あとちょっと追いつければ勝てたけど、詰めの甘さが出た。太田選手とは日頃から一緒に練習してて、いつもボコボコにされている。その中でいかに自分がどうポイントをとるかを考えた。投げが1つ決まったのは自分にとって自信になったし、もうちょっと自分から攻めていければ、勝てるかな、と思った。ポイントも取れているので。来年の明治杯までにはしっかり追いついて、勝てるようにしたい。あと1年しかないので強化していきたい」


 ■女子50㎏級・登坂絵莉(東新住建=全日本選手権優勝の入江に敗れ、完全復活ならず)「純粋に実力足らずの試合でした。1-0の状態でタックルが入ったまではよかったけれど、課題点であるその後の処理が適確にできず、ポイントを許してしまった。ここが勝負の決め手となった。体重調整や当日のコンディションは悪くなく、相手の勝ちたい気持ちの方が上だった。何が何でも負けないという試合に入るまでの気持ちの入れ方が改善点。(3位は)今の実力とオリンピック・チャンピオンという周りからの期待にギャップがある。12月の全日本選手権からオリンピック選考につながる試合となるので、気持ちを入れて向かっていく」


 ■女子50kg級・五十嵐未帆(至学館大=昨年U-23世界選手権53kg級でトップに立った注目株、準決勝で須崎に破れる)「相手がどうこうより、自分の持っているものを出そうと思って、何も考えずに試合をやってたら、考えなさすぎた。やっぱり甘い。一瞬の隙で取らせてしまった。自分にはタックルしかないのに、向こうの方がタックルがうまいので、自分の持っているタックルを活かせる様に動きや組手を課題にしていきたい。全日本選手権はもう半年後。そこで勝ち取らなければ終わりだと思うので、一戦一戦集中して、全日本選手権での優勝を目指していきたい」


 ■女子53kg級・入江ななみ(福井県スポーツ協会=1年半ぶりの国内大会、1回戦で奥野相手に接戦に持ち込むも黒星)「久しぶりの試合だったので思い切りやろうと思っていた。相手のガードが固くてあまり攻められなかった部分もありますが、コーションを取られすぎたので気をつけていきたい。試合の感覚を戻せていなかった。今度の社会人選手権もチャレンジしていき、国体では絶対優勝したい。12月の天皇杯では必ず優勝できる様に頑張る。」







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