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2018.06.20

【全日本選抜選手権・特集】“ペコちゃん・スマイル”満開! 世界一復帰を目指す女子55kg級・向田真優(至学館大)


(文=布施鋼治、撮影=矢吹建夫)

世界一奪還の舞台へ駒を進めた向田真優(至学館大)

 「絶対優勝して、世界選手権への出場切符を獲得しようと思っていました」

 全日本選抜選手権の女子55㎏級を制した向田真優(至学館大)は、トレードマークのひとつである“ペコちゃん・スマイル”を浮かべながら試合を振り返った。「初戦(2回戦)から至学館の選手とばかり当たっていた。日々の練習もずっと一緒にやっている。(いずれの試合も)タックルを決め、グラウンドでコントロールできたところはよかった」

 2回戦、準決勝とも10-0のテクニカルフォール勝ち。続く五十嵐彩季(至学館大)との決勝でもタックルやローリングでポイントをどんどん加算していくが、9-0からはあと1点を奪うことができなかった。昨年12月の全日本選手権でも決勝を争った五十嵐は、今年3月のアジア選手権(キルギス)で優勝するなど着実に力をつけてきている。

 向田は「決勝もフォールで決めたかった」と悔やむ。「同じ(タイミングの)タックルに行ったら失敗してしまうかな、とためらっていたら、終盤は押し合いのような状態になってしまった。気持ちはずっと前に出ていたと思うけど、取り切れなかったですね」

 昨夏のパリでの世界選手権決勝で“劇的な逆転負け”を喫して以来、今年10月開催の世界選手権(ハンガリー)でのリベンジを固く心に誓っている。ハンガリーは2016年に世界チャンピオンに輝いた地。「常に前に出ること」を心がけていたのは、土壇場で下がってしまって決勝点を奪われたパリの悪夢から脱却したいからにほかならない。そのせいだろうか、今大会を失点0で優勝したとはいえ、課題点を挙げることを忘れなかった。

セコンドには憧れの吉田沙保里コーチ

 「3月のワールドカップ(群馬・高崎市)では最後まで攻め続けることができました(4試合とも失点なしで全勝)。今大会でも前に出ることはできた。でも、それを(最後の)ポイントにつなげることはできなかった」

セコンドについた吉田沙保里コーチ

 向田はセコンドに吉田沙保里コーチが就いたことも心強かったと振り返る。「私にとっては憧れの人で、一緒に練習もさせていただいてます。インターバル中にはプラスになるアドバイスをもらえたおかげで、伸び伸び試合をすることができました」

 パリの時と比べたら「どんなところが成長したと思うか」と水を向けると、少しだけ語気を強めて話し始めた。「普段の練習でも、年下の選手には絶対負けないという思いでやっています。今春、自分が卒業したアカデミー(JOCエリートアカデミー)から後輩(南條早映)が入ってきました。(自分と同じ道を歩んできた)仲間が増えたという意味で大きな励みになっています」

 2年ぶりの世界チャンピオンに返り咲いたら、オリンピック階級の53㎏級に再転向するつもり。視線の先に見据えているのはは東京オリンピック。「減量が多いので、今は55㎏級でやっている。来年からはオリンピックの予選が始まるので、まだ完全に確定したわけではないけど、53㎏級にしっかりと落として闘っていきたい」

 向田のもうひとつのトレードマーク、ピンクのレスリング・シューズがハンガリーでも映えるのか。







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