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2018.07.23

アジア・ジュニア選手権出場の女子チームが帰国

インドから帰国した女子チーム

 インド・ニューデリーで行われたアジア・ジュニア選手権に出場した女子チームが7月22日、成田空港着の日本航空で帰国した。10階級中7階級で優勝し、8個のメダルを獲得。近年では最高の成績を残しての帰国だった。

 金浜良監督(ジャパンビバレッジ)は「若い選手ばかりなので、『攻め続けろ。力を出し切れ』と伝えた。グレコローマンでは守りに入って負けてしまったということも伝わってきたので、リードしても守るのではなく、テクニカルフォールを狙わせた」と振り返る。

 その結果、不戦勝を除くと26試合中18試合でフォールかテクニカルフォール勝ちという結果へ。「みんなが攻撃することを意識していた結果だと思う」と満足そう。上位に行くことはあっても優勝まではどうかな、と思っていた選手もいたそうだが、「初日の3選手優勝につられ、みんな元気よく闘ってくれた」と、相乗効果もあったと見ている。

 72kg級で進藤芽伊(日体大)が優勝してくれたことも、価値ある優勝と見ている。昨年までの3年間、67kg級と72kg級では優勝選手がおらず、重量級の底上げが課題のひとつだっただけに、3試合に圧勝しての優勝を「今後につながる」と評価した。


 ■50kg級優勝・中村未優(Sports Design lab)「1回戦が不戦勝だったので2試合しかしていませんが、自分から攻めることができ、テクニカルフォールできたことはよかったです。ただ、相手はさほど強い選手ではなかったですし、もっとやらなければならないことがあるので、通過点だと思っています。国際大会の優勝は久しぶりで、その面ではよかったです。自信にし、年末の全日本選手権で勝てるように頑張っていきたい」

 ■53kg級優勝・今井佑海(京都・海洋高)「全試合をテクニカルフォールで勝つことができ、その点はよかったと思っています。内容的には、組み手とかがまだできていなかったし、こうしたところを所属に帰ってから直していきたいと思います。すぐにインターハイがあります。さらにレベルアップして優勝したいと思います」

 ■55kg級優勝・永本聖奈(愛知・至学館高)「初めてのアジア・ジュニア選手権で、伸び伸びとしたレスリングができました。内容的には、自分のやりたいことができて、攻めるレスリングができたことはよかったです。タックルで入ったあと、グラウンドで回すことができなかったことは反省点です。そこで回すことができたら、もっと楽に勝てたかな、と思います。次はインターハイの優勝が目標です。国内の方が強い選手が多いので、頑張りたいと思います」

 ■57kg級優勝・花井瑛絵(至学館大)「(シニアの国際大会にも出ている選手として)ジュニアの大会なので、全試合テクニカルフォールで勝ちたかったのですが、準決勝の中国選手にテクニカルフォールできませんでした。点差はついたのですが…。攻め切って勝つことが今後の課題です。ただ、国際大会では初の優勝になりますので、ホッとしています。このあとは、8月末にインカレ(全日本学生選手権)があるので、まずそこで優勝し、そのあとは全日本選手権などオリンピックにつながる大会で勝ちたい」

 ■59kg級優勝・熊野ゆづる(日大)「決勝は4点を先行されてしまいましたけど、あきらめずに闘い、取り返して勝てたことはよかったです。この選手は、私がメダルを取れなかった2月のアジア選手権(キルギス)で2位の選手です(注=対戦はなし)。ですから、しっかり勝とうという気持ちでした。今後は失点をしないレスリングをやり、組み手をしっかり覚えて、攻めるレスリングをやりたいです。インカレ(全日本学生選手権)で優勝できるよう頑張ります」

 ■65kg級優勝・類家直美(愛知・至学館高)「優勝できたのはよかったのですが、タックルでつぶれないように練習してきたのに、何回かつぶされてしまいました。まだまだ、という気持ちもあります。それでも、国際大会初の優勝はうれしいし、今まで練習してきたことが力になっているんだと感じ、自信になります。次の大会のインターハイでは、気を抜かず、優勝できるように頑張りたいと思います」

 ■72kg級優勝・進藤芽伊(日体大)「国際大会で初めての優勝で、自信というより、ひと安心といったところです。久しぶりの外国の選手との闘いで、1試合目は戸惑った面がありました。外国選手との試合に慣れたいし、自分で課題を見つけ、もっと上を目指していきたい。世界大学選手権(9月、ブラジル)の出場が決まっているので、今回の経験をつなげたい」

 ■62kg級2位・近藤凛(高知・高知南高)「決勝は悔しかった。今の自分の実力かもしれませんが、実力差があったというより、投げが甘くて相手のペースにもっていかれて負けました。もう一回やったら勝てる、と思える相手です。準決勝の韓国選手もパワーがあって強かったですけど、自分のペースに持ち込むことができました。決勝の相手へのリベンジを目標に、これからも頑張りたい。とりあえずはインターハイでの優勝です」







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