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2018.08.02

【2018年インターハイ展望・学校対抗戦】春の王者・日体大柏(千葉)が3連覇に挑む!


(文=樋口郁夫、増渕由気子)

 2018年インターハイは8月4日(土)~7日(火)に三重県津市のメッセウィング・みえで行われ、全国高体連主催の大会としては初の新階級・当日計量の全国大会となる。学校対抗戦は、春(全校高校選抜大会)の覇者・日体大柏(千葉)が3連覇を目指し、2年連続春夏制覇へ挑む。

 学校対抗戦(4・5日実施)の見どころをさぐった。

《学校対抗戦トーナメント表》


3月の全国高校選抜大会で優勝した日体大柏(千葉)。春夏連覇を目指す

 全国高校選抜大会で2年連続優勝を達成した日体大柏(千葉)。6月の関東高校大会では、新入生の田南部魁星が50kg級で優勝したほか、計5階級で優勝し、層の厚さを見せた。

 その中の一人、71kg級の山田脩は、グレコローマンのアジア・カデット選手権で優勝し、世界カデット選手権でも2位と、国際舞台での経験も積んだ。中量級を力強く支え、重量級は昨年、高校生ながら三冠王を達成した白井達也が控えているので、心強い限り。

 65kg級までの4階級で2勝をマークすれば、かなりの確率で3連覇へつながりそう。

《日体大柏・予想メンバー》
▼51kg級 田南部魁星=2018年JOC杯カデット48kg級優勝
▼55kg級 竹下雄登=2017年インターハイ50kg級優勝
▼60kg級 深田雄智=2018年JOC杯カデット60kg級3位
▼65kg級 山倉孝介=2018年JOC杯カデット65kg級3位
▼71kg級 山田 脩=2018年全国高校選抜大会2位
     高田 煕=2018年JOC杯カデット71kg級2位
▼80kg級 奥井真吉=2018年JOC杯ジュニア79kg級3位
▼120kg級 白井達也=2017年高校三冠王/2018年全国高校選抜大会96kg級優勝
       宮本海渡=2018年全国高校選抜大会120kg級優勝

 日体大柏と同じブロックでの強豪は、お互いに勝ち上がれば準決勝で対戦する花咲徳栄(埼玉)。全国高校選抜大会は準決勝で敗れて対戦はなかったが、2月の関東予選決勝では55、60kg級の2試合は1点差の惜敗。日体大柏の“ウイークポイント”を崩して決勝へコマを進めるか。

 他に、九州高校大会優勝の鳥栖工(佐賀)、中国高校大会優勝のおかやま山陽(岡山)などが上位に残る実力を持っていそう。

沼津城北(静岡)多度津(香川)敦賀気比(福井)が決勝進出を争う

 反対側のブロックでは、全国高校選抜大会の決勝で日体大柏と争った自由ヶ丘学園(東京)がどうか。同決勝では流れをつかめず、60kg級の森川海舟の挙げた1勝だけに終わったが、60、66、84kg級(当時の階級)は大きな差はなかった。流れをつかむことで白星が見えてくる。

全国高校選抜大会で日体大柏を追い詰めた沼津城北。インターハイでの杉山慶太監督(右)の指揮に注目が集まる

 全国高校選抜大会で日体大柏を最も苦しめたのは、3回戦で対戦し、チームスコア3-4で敗れた沼津城北(静岡)だろう。2組の堤兄弟(堤孔一、堤太一、堤泰樹、堤滋樹)が強さの源で、新階級では51~65kg級で闘う。東海高校大会は決勝でいなべ総合学園(三重)に3-3の内容紗で負けたものの、日体大柏相手に最初の4階級で4勝をマークしうる唯一のチームと言える。

 ただ、組み合わせは厳しい。1回戦を勝ち抜くと、2回戦では四国王者の多度津(香川)と対戦する。51kg級に全国高校選抜大会50k級優勝の山根典哲(昨年のインターハイ2位)と80kg級に同84kg級優勝の田中勝大(2016年中学85kg級二冠王者)という2人の全国王者をそろえ、乗っているチームだ。

 ここを勝ち抜いても、3回戦は全国高校選抜大会3位、地元国体を控えて強化に力を入れている敦賀気比(福井)が相手。全国高校選抜大会では下馬評の高かった埼玉栄(埼玉)と和歌山北(和歌山)を破るなど、強化の成果を見せた。この数ヶ月でどこまで強くなっているか。

 準決勝の対戦すら予想しにくいブロック。どこか勝ち上がり、決勝へとコマを進めるか。

豪雨被災を乗り越えて挑む八幡浜工(愛媛)、おかやま山陽(岡山)

 6月末から7月上旬に広い範囲で記録された台風7号および梅雨前線等の影響による集中豪雨(平成30年7月豪雨)では、西日本を中心に大変な被害となり、広島、岡山、愛媛では二桁の死者が出るなど特に被害が大きかった。

 インターハイ代表校になっている八幡浜工(愛媛)の栗本秀樹監督は「ものすごい雨が降りまして、学校や自宅が床上浸水の被害に遭い、掃除片付けに追われてしまいました。電車などの交通機関もストップしてしまったことから、宇和島から来ている生徒を保護者と連携して送り迎えをするなどし、なんとかインターハイへの準備は間に合いました。皆様の支援もあり、予定通り出場します」と話した。

 おかやま山陽(岡山)の横山茂嘉監督は「私の学校は被害が大きかった地域から近かったので、大雨により学校行事の一部を中止せざるを得なかったりしました。レスリング部員は全員無事で、練習などには特に支障はなく準備ができました。インターハイで結果を出せるように頑張ります」と話した。

 一番被害が大きかった広島県だが、広島国際学院の白雲央樹監督は「広島県レスリング関係者は全員無事で、インターハイに影響はありません」と話した。学校対抗戦の代表校の三次の地域は被害が大きかった地域から離れていたこともあり、通常通り準備ができているようだ。白雲監督は「私達の隣町も被害が大きかったので、練習後に被災地のボランティアに参加するなどできるだけ復興に協力しました」と、インターハイ前に忙しい日々を送っていたようだった。







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