日本レスリング協会公式サイト
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2018.08.03

【2018年インターハイ展望・男子個人戦】60kg級と71kg級に2人の全国王者がエントリー

 8月4日(土)に三重県津市の「メッセウィング・みえ」で開幕するインターハイ・レスリング競技の男子個人戦は、8月6日(月)~7日(火)に行われる。3月の全国高校選抜大会と階級区分が変わり、当日計量実施によって、「実力はイコールではない」と、従来のようなシード制はとられていない。同大会の1位と2位が準決勝までに顔を合わせる階級もあり、意外な展開も予想される。

 各階級の優勝争いを予想した。


《男子個人戦・トーナメント表》

51kg 55kg 60kg 65kg 71kg 80kg 92kg 125kg

 【51kg級】

春夏連覇を目指す山根典哲(香川・多度津)

 昨年50kg級2位で、全国高校選抜大会50kg級優勝の山根典哲(香川・多度津)が春夏連覇を目指し、JOC杯カデット48kg級優勝の田南部魁星(千葉・日体大柏)が1年生王者を目指す。

 お互いに勝ち上がれば準々決勝で対戦する組み合わせだが、山根のブロックには全国高校選抜大会3位の田中開偉(和歌山・和歌山北)がいて、2回戦で闘う組み合わせ。山根が激戦を勝ち抜けるか。


 【55kg級】

 全国高校選抜大会55kg級の王者・森川海舟(東京・自由ヶ丘学園)は60kg級へ。同2位で昨年50kg級3位の清岡幸大郎(高知・高知南)が高知県から初の王者誕生を実現するか。同じブロックには、同3位で昨年の世界カデット選手権54kg級2位の山口叶汰(静岡・焼津水産)、同50kg級3位の菅沼碧久(東京・自由ヶ丘学園)がいる。

 反対のブロックでは、昨年50kg級優勝の竹下雄登(千葉・日体大柏)と全国高校選抜大会50kg級2位の岡本景虎(和歌山・和歌山北)、昨年の国体50kg級優勝の弓矢暖人(三重・いなべ総合学園)らが決勝進出を争いそう。


 【60kg級】

階級を上げてインターハイに挑む森川海舟(東京・自由ヶ丘学園)

 全国高校選抜大会55kg級優勝の森川海舟(東京・自由ヶ丘学園)と同60kg級優勝の中村勇士(島根・隠岐島前)の2人の王者が参戦する。お互いに勝ち上がれば決勝で対戦。

 森川のブロックには、グレコローマンで世界カデット選手権3位の実績を持つ竹下航生(香川・高松北)、昨年60kg級3位の土井璃音(京都・網野)、中村のブロックには、全国高校選抜大会3位の堤泰樹(静岡・沼津城北)、JOC杯カデット60kg級優勝の萩原大和(埼玉・花咲徳栄)らがいる。森川もしくは中村を倒して決勝進出を狙う。


 【65kg級】

負傷によるブランクを乗り越えて2連覇を目指す榊流斗(東京・帝京)

 全国高校選抜大会66kg級の王者・佐藤匡記(東京・帝京)は71kg級に出場。同2位の大野恵太郎(熊本・玉名工)、同3位の鈴木歩夢(埼玉・埼玉栄)、昨年60kg級優勝の榊流斗(東京・帝京/JOCエリートアカデミー)が優勝を争うか。

 榊は昨年のこの大会の優勝のあと、世界カデット選手権58kg級と国体60kg級も制したが、負傷で戦列を離れ、久々の全国大会。ブランクを乗り越えて2連覇なるか。お互いに勝ち上がれば、大野と榊が3回戦で激突する。


 【71kg級】

 全国高校選抜大会66kg級優勝の佐藤匡記(東京・帝京)と同74kg級優勝の諏訪間新之亮(佐賀・鳥栖工)の2人の王者がそろい、同じブロック。決勝にはどちらが進むか。佐藤は1回戦で、グレコローマンでアジア・カデット選手権71kg級優勝・世界カデット選手権同級2位の山田脩(千葉・日体大柏)と対戦。山田は関東高校大会を制するなどフリースタイルも強い。

 反対のブロックからは、全国高校選抜大会66kg級3位の森川陽斗(静岡・飛龍)が抜け出すか。


 【80kg級】

 全国高校選抜大会84kg級の1~3位の4選手がこの階級に集まり、しかも同じブロックという組み合わせ。同優勝の田中勝大(香川・多度津)はJOC杯カデット80kg級でも優勝し、安定した実力を見せている。今季3個目の全国タイトルなるか。

 同2位の高橋夢大(京都・網野)はアジア・カデット選手権80kg級3位と国際舞台でも実績を残した。同3位は村島克哉(埼玉・花咲徳栄)樋口徹心(兵庫・神港学園)。誰が決勝に勝ち上がるか。

 反対のブロックでは、全国高校選抜大会74kg級3位の内田貴斗(和歌山・和歌山北)今村大地(東京・自由ヶ丘学園)が争うか。内田は今月のアジア・ジュニア選手権79kg級3位の実績を残した。他に、今村を破って関東高校大会を制した奥井真吉(千葉・日体大柏)がいて、2選手と準々決勝までにあたるブロック(組み合わせ)。準決勝に進むのは誰か。


 【92kg級】

重量級の春夏制覇を目指す千葉・日体大柏の白井達也(左)と宮本海渡

 昨年の96kg級高校三冠王者(全国高校選抜大会、インターハイ、国体)で、今年も全国高校選抜大会を制した白井達也(千葉・日体大柏)が2年連続優勝を達成するか。関東高校大会でつまずいただけに、立て直して2年連続三冠王へつなげたい。同ブロックには、同3位の目黒優太(岡山・高松農)伊藤飛未来(埼玉・埼玉栄)がいる。白井の壁を破れるか。

 白井を破ったのは反対ブロックにいる山崎祥平(茨城・土浦日大)。それに先立つJOC杯ジュニア92kg級でも優勝しており、大学生をもしのぐ実力者。JOC杯カデット92kg級優勝の神原弘渡(香川・多度津)、同グレコローマン92kg級優勝の三浦哲史(京都・網野)のカデット王者の殊勲はあるか。


 【125kg級】

 全国高校選抜大会120kg級優勝の宮本海渡(千葉・日体大柏)が春夏連覇を達成するか。同じブロックにいる同96kg級2位の出頭海(茨城・鹿島学園)がどう闘うか。

 反対ブロックには、同120kg級2位のラッサボン・ソークサイ(神奈川・磯子工)、同3位の山口浩一(鳥取・鳥取中央育英)、同3位でJOC杯ジュニア・グレコローマン130kg級優勝の奥村総太(滋賀・栗東)の争いか。準々決勝までに闘う組み合わせとなっている。







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