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2018.08.09

【特集】4年に1度のアジア大会、日本最軽量級の強さを示せるか…女子50kg級・入江ゆき(自衛隊)


(文=布施鋼治)

入江ゆき(自衛隊)

 7月7日、須崎優衣(早大)との女子50kg級の世界選手権代表決定プレーオフで敗れた入江ゆき(自衛隊)は、両親、そして翌日に全日本社会人選手権を控えていた妹のななみ(福井県スポーツ協会)、そして2人の姉を追うようにレスリングに熱中する三女のくみ(九州共立大)と一緒に食事に出かけた。

 奇しくも、その日は両親の結婚記念日。ちょっとしゃれた店を選んだ。家族と会話をしているうちに、入江はいつのまにか元気になっていったと振り返る。「とくに励まされたわけではなく、普通に話をしていただけなんですけどね」。

全日本合宿で世界チャンピオンの須崎優衣と闘う入江

 すでに気持ちはアジア大会(8月19~22日、インドネシア)に向いていた。まだ世界選手権に出場したことがない入江にとって、4年に一度開催のこの大会は、初の大きな国際大会出場となる。

「オリンピックくらいすごい大会と言われているけど、正直ピンとはこない。大会の雰囲気はそんなに気にしないで、1試合1試合に集中しながら闘いたいと思っています」

 日本の女子最軽量級の代表は、ここ数年、登坂絵莉と須崎が続けていた。そんな状況だけに、入江は自分が出るメリットを感じている。「(登坂や須崎に比べ)あまり研究されていない分、やりやすいところはあると思います」

アジア大会での敵はインド、北朝鮮、中国など

 入江はインド、北朝鮮、中国の選手を警戒する。今年3月にキルギスで行われたアジア選手権では、準決勝でビネシュ(インド)に4-4ビッグポイントの差で敗れた。「相手の手足が長い分、きちんと処理をしないと。自分で攻めていたのに失点するところがあったので、今度は攻めて、しっかりと点数をとって勝ちたい」

3月のワールドカップでオリンピック3位の孫亜楠(中国)にフォール勝ち=撮影・矢吹建夫

 今年3月のワールドカップ(群馬・高崎)の決勝でフォール勝ちを収めた2016年リオデジャネイロ・オリンピック48kg級3位の孫亜楠(中国)の存在も忘れていない。東京での活躍を見定めているように、最近中国の選手は急成長を遂げているからだ。

 今回の開催地はインドネシアの首都ジャカルタ。過去、東南アジアにはタイに一度遠征しているが、お腹を壊すこともなかった。「海外では生野菜や果物などの生ものは控えるようにしているけど、基本的に何でも食べます。水も平気。アジア大会はオリンピックくらい大きな大会なので、東京の予行演習だと思って雰囲気を味わいたい」

 入江のレスリングの特徴は無心。何も考えないでマットに上がった時の方が、結果が出ているという。昨年12月、全日本選手権準決勝で須崎を10-0で破った時もそうだった。56年ぶり2度目のアジア大会開催となるジャカルタでも、無心のまま頂点を極めるか。







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