日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
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2018.08.13

【2018年アジア大会・展望(10)】川井梨紗子とモンゴル、世界女王同士の対決か…女子62kg級

 《大会日程》
8月19日(日) 男子フリースタイル57・65・74・86・97kg級
   20日(月) 男子フリースタイル125kg級/女子50・53・57・62kg級
   21日(火) 女子68・76kg級/男子グレコローマン60・67kg級
   22日(水) 男子グレコローマン77・87・97・130kg級


《日本代表》 川井梨紗子(かわい・りさこ=ジャパンビバレッジ)
 1994年11月21日生まれ、23歳。石川県出身。愛知・至学館高~至学館大卒。160cm。2011年世界カデット選手権52kg級優勝などを経て、2012年世界選手権51kg級7位へ。世界ジュニア選手権2度優勝を経て、2015世界選手権63kg級で2位。2016年はリオデジャネイロ・オリンピックを制した。2017年はアジア選手権、世界選手権ともに60kg級に出場し、両大会を制した。
《詳細》《JWFデータベース》《国際大会成績》《世界チャンピオン・ページ》

女子62kg級・出場が予想される主な選手

※大会公式サイトのエントリーによります。最終エントリーで選手が入れ替わる場合もあります。

アジアを代表する選手に成長しているオーコン・プレブドルジ(モンゴル)

 昨年の世界選手権60kg級優勝の川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)と62kg級優勝のオーコン・プレブドルジ(モンゴル)がエントリー。現役世界チャンピオン同士が激突するか。

 プレブドルジは、3月のワールドカップ(群馬・高崎)は負傷で不振だったが、リオデジャネイロ・オリンピックのあと63kg級に上げ、今年からの62kg級を通じて個人戦の国際大会を8大会連続優勝と力を見せている。

 中国代表のシュ・ルイ(徐蕊=中国)は、2016年アジア選手権63kg級で川井が8-4で勝った相手。精神的な優位はあると思われるが、今年1月のヤリギン国際大会(ロシア)では68kg級に出場して3位入賞の実力をつけている。身長174cmと長身で(川井は160cm)、楽な相手ではなかろう。

62kg級出場も考えられるアイスル・チニベコワ(キルギス)

 昨年のアジア選手権60kg級2位、今年62kg級3位のサクシ・マリク(インド)は、2016年リオデジャネイロ・オリンピック58kg級の銅メダリスト。川井は昨年のアジア選手権決勝で快勝しているので、さほど心配はいらないが、同国女子で初めてのメダルを手にした選手としてインドからの期待が高い。そのエネルギーでどこまで飛躍につなげているか。

 今年のアジア選手権5位のアヤウリム・カシモワ(カザフスタン)は、昨年のアジア選手権60kg級3位、アジア・インドア&マーシャルアーツ大会同級2位の選手。サクシとともに優勝争いに加わってくるか。

 58kg級で活躍し、昨年の世界選手権3位のアイスル・チニベコワ(キルギス)がどの階級に出てくるか、現段階では不明。7月のヤシャ・ドク国際大会(トルコ)は62kg級に出場しており、当日計量実施を機に62kg級を決意した可能性もある。あなどれない選手ではある。


出場が予想される主な選手の略歴

Purevdorj, Orkhon

Purevdorj, Orkhon(モンゴル)
 1993年12月25日生まれ、24歳。2016年頃から台頭し、リオデジャネイロ・オリンピック58kg級7位。そのあと63kg級に上げ、2017年世界選手権と2018年アジア選手権を含めて国際大会で8大会連続優勝を継続中(2018年は62kg級)。

Xu, Rui

Xu, Rui(徐蕊=中国)
 1995年6月6日生まれ、23歳。2016年アジア選手権63kg級3位を経て同年のロンドン・オリンピックへ出場(11位)。2017年セーロ・ペラド国際大会(キューバ)で優勝するなどし、2018年のヤリギン国際大会(ロシア)では68kg級で3位に入る実力を見せた。

Malik, Sakshi

Malik, Sakshi(インド)
 1992年9月3日生まれ、25歳。2015年アジア選手権60kg級3位などを経て、2016年リオデジャネイロ・オリンピック58kg級に出場して3位。インド女子として初めてのメダルを獲得した。その後も、2017年アジア選手権60kg級2位、2018年同62kg級3位の成績を挙げている。

Kassymova, Ayaulym(カザフスタン)
 1994年5月12日生まれ、24歳。2015年アジア選手権60kg級5位などの成績があり、58kg級で2016年リオデジャネイロ・オリンピック予選に出場したが実らず。2017年にアジア選手権60kg級3位、アジア・インドア&マーシャルアーツ大会63kg級2位と飛躍。2018年アジア選手権は62kg級5位、

Tynybekova, Aisuluu A

Tynybekova, Aisuluu A(キルギス)
 1993年5月4日生まれ、25歳。2014年アジア大会55kg級3位、2015年アジア選手権58kg級2位などを経て、2016年リオデジャネイロ・オリンピック5位。2017年はアジア選手権優勝、世界選手権3位、アジア・インドア&マーシャルアーツ大会2位など。今年は7月のスペインGPで優勝。

 


最近の国際大会成績

 【2018年3月:アジア選手権59kg級(キルギス)】
[1]Rong, Ningning(中国)
[2]Esenbaeva, Nabira(ウズベキスタン)
[3]Sangeeta, Sangeeta(インド)
[3]Baatarjav, Shoovdor(モンゴル)
[5]Ainphen, Phimsuphak(タイ)
[5]Um, Ji-Eun(韓国)

 【2018年3月:アジア選手権62kg級(キルギス)】
[1]Purevdorj, Orkhon(モンゴル)
[2]Luo, Xiaojuan(中国)
[3]伊藤友莉香(日本)
[3]Malik, Sakshi(インド)
[5]Kassymova, Ayaulym(カザフスタン)
[5=剥奪]Narbaeva, Khalbazar(ウズベキスタン)

 【2017年9月:アジア・インドア&マーシャルアーツ大会63kg級(トルクメニスタン)】
[1]Zu, Rui(中国)
[2]Kassymova, Ayaulym(カザフスタン)
[3]Nguyen, Thi Vinh(ベトナム)
[3]伊藤友莉香(日本)
[5]Atiya, Dewi(インドネシア)
[5]Keju, Ilania(マーシャル諸島)

 【2017年8月:世界選手権63kg級(フランス)/10位以内のアジア選手】
[1]Purevdorj, Orkhon(モンゴル)
[8]川井友香子(日本)

 【2017年5月:アジア選手権63kg級(インド)】
[1]Soronzonbold, Battsetseg(モンゴル)
[2]源平彩南(日本)
[3]Hang, Jungwon(韓国)
[3]Wang, Xiaoqian(中国)
[5]Ritu, Ritu(インド)
[5]Ri, Yun-Sim(北朝鮮)







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