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2018.08.14

【全日本ビーチ選手権・特集】国士舘魂が爆発! 加藤耀汰(国士舘クラブ)が“プロ・ビーチレスラー”を破って優勝

国士舘OBが大活躍。重量級優勝の加藤耀汰(左=国士舘クラブ)と中量級優勝の阿部宏隆(サコス)

 台風襲来の恐れもあった今年のドン・キホーテ杯全日本ビーチ選手権。うまく通過してくれ、熱い闘いが展開されたが、シニア重量級は、今年3月に国士舘大を卒業し、レスリングは区切りをつけてJA(農業協同組合)で働く加藤耀汰(国士舘クラブ)が優勝。中量級で優勝した同大学OBの阿部宏隆(サコス)とともに、国士舘大のパワーを見せつけた。

 決勝の相手は、昨年の中量級で2連覇を達成し、日本初の“プロ・ビーチレスラー”を名乗る江藤紀友(辻屋質店=クリック)。グレコローマン71kg級で世界選手権出場も果たした選手だが、現在は世界ビーチ選手権出場を視野に入れ、徹底したウエートトレーニングで増量。パワーアップした98kg級の体で3連覇を狙ってきた。

 加藤は「世界選手権にも出場した選手なので、勝てないと思っていました。でも、国士舘の忍耐力と根性を見せることができました」とにっこり。学生時代は、4年生の時(昨年)の東日本学生春季選手権97kg級で優勝ほか、全日本学生選手権5位などの成績があるが、卒業してレスリングと離れ、久々のファイトだった。

ラスト20秒に決まった加藤のがぶり返し

 江藤との決勝は、パワーに押されて場外に押し出されて1点を先制されたが、そこから粘って、3分間の試合の終盤までもつれた。このままのスコアで勝負あったかと思われたラスト20秒、タックルに来た江藤をフロントからがっちりと押さえると、がぶり返しで後方へ。2点技となって逆転し、2-1で試合終了のホイッスルを聞いた。「がぶり返しは、得意技でも何でもありません。試合でやったことないです」とのことで、流れで出た技のようだ。

 地元の土浦日大高出身だ。先日のインターハイで山崎祥平選手が同校から22年ぶりの優勝を果たして刺激されたところに、先輩から誘われ、「オレもやってやろうか」と急きょ出場を決めたという。さらに、一つ前の試合で阿部先輩が優勝し、「勝たなければならない」と、3つの刺激材料が重なっての優勝だった。

 「気持ちいいですね」と、1年2ヶ月ぶりの優勝に浸った加藤は、「来年も参加しようという気持ちになりました」と継続参戦を視野に入れた。マットでのレスリングは「社会人オープン選手権くらいなら…。でも、右ひざのけがもあるし、きつい練習はもういいです(笑)。楽しくできるから、ビーチがいい」と、今後はビーチでの日本一維持が目標か。

江藤のパワーをしのぎ、積極的に攻めた加藤(右)

優勝を決め、チームメートにガッツポーズ







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