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2018.08.16

【2018年アジア大会・展望(16)】2年連続アジア王者のイランが優勢か…男子グレコローマン87kg級

 《大会日程》
8月19日(日) 男子フリースタイル57・65・74・86・97kg級
   20日(月) 男子フリースタイル125kg級/女子50・53・57・62kg級
   21日(火) 女子68・76kg級/男子グレコローマン60・67kg級
   22日(水) 男子グレコローマン77・87・97・130kg級


《日本代表》角雅人(すみ・まさと=自衛隊)  
 1994年3月17日生まれ、24歳。佐賀県出身。佐賀・鳥栖工高卒。180cm。高校時代はJOC杯カデット2位が最高。自衛隊に進み、2013年JOC杯ジュニア84kg級優勝と台頭。2014年には世界選手権80kg級へ出場し、全日本選手権優勝。リオデジャネイロ・オリンピック出場は果たせなかった。2017年は国体で優勝し、2018年アジア選手権87kg級2位。
《詳細》 《JWFデータベース》 《国際大会成績》

男子グレコローマン87kg級・出場が予想される主な選手

※大会公式サイトのエントリーによります。最終エントリーで選手が入れ替わる場合もあります。

2年連続アジア王者のホセイン・ヌリ(イラン)

 2017年アジア選手権85kg級と2018年同87kg級で連続優勝しているホセイン・ヌリ(イラン)が頭一つ抜け出している状況。昨年の世界選手権85kg級でも3位と世界のトップ選手だ。

 成長著しい角雅人(自衛隊)はアジア選手権決勝でヌリに0-3の接戦を展開する実力。7月のべービ・エムレ&ハミット・カプラン国際大会(トルコ)で銅メダルを獲得しており、国際大会ではコンスタントに上位へ行っている。勢いを持ち込むことができるか。

 アジア選手権3位のペン・フェイ(中国)は、2016年リオデジャネイロ・オリンピック85kg級代表選手であり、前年のアジア選手権でも銅メダルを取った選手。6月のハンガリーGPでも3位に入っており、地力はある。

 カザフスタンは82kg級で実績のある選手を含めて3人の候補がいたが、昨年の世界選手権85kg級10位のアザマト・クスツバエフがエントリーしてきた。今年は1月のタクティ・カップ(イラン)で3位。優勝戦線に加われるか。

 予想外の強豪としてマークしなければならないのが、ルスタム・アッサカロフ(ウズベキスタン)。前回大会の85kg級の覇者だが、2017年から98kg級で闘い、アジア選手権3位、世界選手権5位。2018年アジア選手権も97kg級で2位だったが、一転して87kg級へ階級ダウン。7月のトビリシ国際大会(ジョージア)は87kg級で10位に終わったが、今度はどうか。


出場が予想される主な選手の略歴

Nouri, Hossein

Nouri, Hossein(イラン)
 1990年8月4日生まれ、28歳。2017年アジア選手権85kg級と2018年同87kg級で連続優勝。その間の2017年世界選手権85kg級3位と世界のトップレベルの実力の持ち主。

Peng, Fei

Peng, Fei(中国)
 1992年3月6日生まれ、26歳。2014年アジア大会85kg級3位を経て、2016年リオデジャネイロ・オリンピック出場(17位)。2017年アジア選手権85kg級と2018年アジア選手権87kg級で連続3位。

Kustubaev, Azamat(カザフスタン)
 1992年6月14日生まれ、26歳。2012年アジア・ジュニア選手権74kg級優勝を経て、シニアの世界選手権に出場するなどしたが、2016年リオデジャネイロ・オリンピックは逃す。85kg級で2017年アジア選手権5位、世界選手権10位など。

Assakalov, Rustam

(ウズベキスタン)
 1984年7月13日生まれ、34歳。前回大会の85kg級で優勝し、2014年アジア選手権でも勝つ。2016年リオデジャネイロ・オリンピックは8位。階級を98kg級に上げ、2017年のアジア選手権3位、世界選手権5位。2018年アジア選手権も97kg級で2位。しかし、同級をヤホンギール・ツルディエフに譲り、87kg級に出るもよう。


最近の国際大会成績

 【2018年2月:アジア選手権82kg級(キルギス)】
[1]Dilmukhamedov, Ashkat(カザフスタン)
[2]Azisbekov, Atabek(キルギス)
[3]Kim, Jin-Hyeok(韓国)
[3]Singh, Harpreet(インド)
[5]Khasimbekov, Nurbek(ウズベキスタン)
[5]前田祐也(日本)

 【2018年2月:アジア選手権87kg級(キルギス)】
[1]Nouri, Hossein(イラン)
[2]角雅人(日本)
[3]Peng, Fei(中国)
[3]Beishebekov, Azat(キルギス)
[5]Mutsolgov, Khussein(カザフスタン)
[5]Al Thaalebi, Hisham(イラク)

 【2017年9月:アジア・インドア&マーシャルアーツ大会85kg級(トルクメニスタン)】
[1]Azizi, Saman(イラン)
[2]Khatri, Ravinder(インド)
[3]Mutsolgov, Khussein(カザフスタン)
[3]Ovelekov, Sthazberdi(トルクメニスタン)
[5]Beishebekov, Azat(キルギス)
[5]Puletasi, Nolan(アメリカン・サモア)

 【2017年8月:世界選手権85kg級(フランス)/10位以内のアジア選手】
[3]Nouri, Hossein(イラン)
[10]Kustubaev, Azamat(カザフスタン)

 【2017年5月:アジア選手権85kg級(インド)】
[1]Nouri, Hossein(イラン)
[2]松本篤史(日本)
[3]Peng, Fei(中国)
[3]Kumar, Anil (インド)
[5]Shamsiddinov, Muhamadali(ウズベキスタン)
[5]Kustubaev, Azamat(カザフスタン)







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