日本レスリング協会公式サイト
JAPAN WRESTLING FEDERATION
日本レスリング協会公式サイト
2018.08.20

【全国高校生グレコローマン選手権・特集】グレコローマンの魅力にとりつかれ、1年生王者に耀く!…80kg級・西田衛人(山梨・韮崎工)


上級生を相手に堂々とした闘いぶりを見せた西田衛人

 全国高校生グレコローマン選手権の80kg級は、昨年の73kg級中学二冠王者(全国中学生選手権、全国中学選抜選手権)の西田衛人(山梨・韮崎工)が勝ち、1年生王者に耀いた。34回を迎えるこの大会、初期の頃を中心に正確な記録は残っていないが、1年生王者は2011年50kg級の文田健一郎(同=現ミキハウス)以来、2人目と思われる。

 西田は「めっちゃ、うれしい。高校での一番の目標が、この大会で優勝することでした。1年生で結果を出せてよかったです」と喜びの第一声。決勝の相手の内田貴斗(和歌山・和歌山北)はフリースタイル中心の選手だが、7月のアジア・ジュニア選手権(インド)79kg級3位の選手。スタイルが違うとはいえ、アジアで3位に入る実力は警戒に値する。

 この大会でも準決勝までの5試合中4試合を第1ピリオドの早い時間でのテクニカルフォールで勝つなど、スタイルにかかわらず基礎のある選手だ。西田は「経験は相手の方が絶対に上。相手の流れにならないように、すごく警戒しました」と振り返る。

 その強豪を相手に開始から押し込み、場外へ出して1点。得意のそり投げで2点を奪取。第2ピリオドは相手のそり投げに体を預けて押し倒して4点をマーク。相手のチャレンジ失敗で1点が入り、8-0へ。相手に攻撃の糸口すら与えない快勝での優勝だった。

グレコローマンの練習環境を求め、地元を離れる

 うれしさいっぱいの西田に、大阪府協会の役員の何人かが「おめでとう」と声をかけた。大阪・枚方中学の出身で、エンジョイ・クラブでレスリングをやっていたので、大阪は地元になる。故郷を出た最初の年に故郷で栄冠をつかんだ。

1年生王者を達成した西田と韮崎工高の文田敏郎監督

 親元を離れて韮崎工業高校を選んだのは、同校がグレコローマンを中心にやっているからだ。「グレコローマンが好きで、中学の時からグレコローマンの練習をよくやっていました」とのこと。父・龍次さんとともに韮崎工高を訪れて練習を見たりやったりし、進学を決めた。

 韮崎工高の文田敏郎監督は「親子でプロレスが好きなんです。豪快な技で会場を沸かせる魅力にとりつかれてグレコローマンに取り組んだみたいです」と説明する。ただ、中学時代からグレコローマンの練習に取り組んでいたとはいえ、十分なグレコローマンではなかった。4月のJOC杯カデットでは、優勝した谷﨑大造(岐阜・岐南工)に2-7で敗れ、6月の関東高校大会でも高田煕(日体大柏)に負けて2位だった。

 「今回はメダルに手が届けば御の字かな、と思っていた」と文田監督。開けてみると、2試合目で谷﨑をテクニカルフォールで破ってリベンジ。そのあとの3試合は各6分間かかりながらも勝ち上がり、決勝でのテクニカルフォールでの快勝。文田監督は「谷﨑にテクニカルフォール勝ちはびっくりしました。短期間で実力をつけましたね」と舌を巻いた。

昨年6月の全国中学生選手権で優勝した時の西田

 父は元ラグビー選手だが、息子の練習相手をするうちにレスリングにとりつかれ、全日本マスターズ選手権に出場するまでになったという(2016年大会で3位に入賞)。西田は「ボクよりもレスリングを勉強しています」と笑う。

 そんな父にも後押しされ、「来年、再来年も勝ち続けたい。そのためには、まず体力づくりです。70kgくらいしかなく、この階級では軽い。もっと体を大きくしたい」と言う。高校では状況に応じてフリースタイルに出る必要もあるが、その時でも「グレコローマンをやります。そり投げを多く使って勝ちます」と、グレコローマン流を貫くつもりだ。

 国際大会はまだ出たことがないので、「来年の世界カデット選手権での優勝を目指して頑張ります」と気合を入れた。







サイト内検索

JWF WRESTLERS DATABASE 日本レスリング協会 選手&大会データベース

年別ニュース一覧

● 間違いはご指摘ください
本ホームページ上に掲載されている記録や人名に誤りがある場合は、遠慮なくご指摘ください。調査のうえ善処いたします。 記録は、一度間違うと、後世まで間違ったまま伝わります。正確な記録を残すためにも、ご協力ください。
《送信先》 jwf-homepage@memoad.jp


フェアプレイで日本を元気に