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2018.08.22

太田忍がアジア選手権に続いて優勝! 皆川博恵が銀メダル…2018年アジア大会・第3日(女子・男子グレコローマン)


日本グレコローマンの伝統を守った太田忍(ALSOK)=撮影・増渕由気子

 【ジャカルタ(インドネシア)、増渕由気子】アジア大会のレスリング競技第3日は8月21日、インドネシア・ジャカルタで女子2階級と男子グレコローマンの2階級が行われ、男子グレコローマン60kg級の太田忍(ALSOK)が金メダルを獲得。女子76kg級の皆川博恵(クリナップ)が銀メダルを獲得した。

 太田は準決勝までの3試合を無失点で勝ち上がったあと、決勝は3月のアジア選手権(キルギス)でも勝っているカニベク・ジョルチュベコフ(キルギス)と対戦。前半はリードされたが、劣勢をはねのけてフォール勝ち。初優勝を飾った。

 日本のグレコローマンは、2002年韓国・釜山大会で松本慎吾(現日本協会・男子グレコローマン強化委員長)、2006年カタール・ドーハ大会で笹本睦(現日本協会アシスタントコーチ)、2010年中国・広州大会と2014年韓国・仁川大会を2連覇した長谷川恒平(現青山学院大監督)と金メダルを獲得しており、太田の優勝で5大会連続の金メダルを獲得した。同67kg級の下山田培(警視庁)は初戦で敗れて敗者復活戦に回れず、上位進出はならなかった。

 オリンピック・チャンピオンが敗れるなど波乱が続いた女子は、重量級の2選手が出場。76kg級に出場した皆川は、準決勝のキルギス戦で2-1と接戦を制して決勝に進出。決勝ではアジア選手権優勝の周倩(ゾウ・キアン=中国)に0-8で敗れたが、初の総合大会で銀メダルを獲得した。

 土性沙羅(東新住建)の負傷辞退により、プレーオフを勝ち抜いて代表になった68kg級の源平彩南(至学館大)は、2回戦で前回75kg級で優勝した周風(ゾウ・フェン=中国)に惜敗。3位決定戦でも敗れ、メダル獲得はならなかった。

 女子はこの日で終了し、「銀2・銅3」を獲得したが、金メダルを逃し、女子が採用された2002年韓国・釜山大会から続いていた連続金メダルが途絶えてしまった。

 各階級の成績は下記の通り。(表彰式撮影=布施鋼治)

アジア選手権に続いて金メダル獲得の太田忍

昨年世界3位の皆川博恵は銀メダル


女子

 【68kg級】源平彩南(至学館大)   5位=12選手出場

3決戦 ●[3-7]Zhumanazarova, Meerim(キルギス)

 《試合経過》立ち上がり様子を見た源平が30秒ルールで1失点。第2ピリオド、片足タックルから失点。その後も小刻みに失点し、終盤に2点を返すが逆転には至らず、3-7で敗れてメダル獲得はならなかった。

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敗復戦 ○[Tフォール、0:19=10-0]Sultana, Sherin(バングラディッシュ)

 《試合経過》源平が開始早々からテークダウンを奪い、グラウンドの連続技で秒殺した。

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2回戦 ●[3-6]Zhou, Feng(周風=中国)

 《試合経過》源平が30秒ルールで1点を先制するが、試合は拮抗する。第2ピリオド、源平がスタンドからバックを奪ってテークダウン。3−0とリードを広げたが、1分を切ったところからアジア女王の周風がギアチェンジ。タックルなどで猛攻をかけ、源平は6点を奪われて3-6の逆転負け。

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1回戦 ○[5-2]Bakbergenova, Zhamila(カザフスタン)

 《試合経過》前に出る源平が30秒ルールで1点を先制。第1ピリオド終盤、場外ポイントで追加点。第2ピリオドも2点を追加して源平が主導権を握る。終盤にカウンターで2点を失ったが、5-2で勝利した。


 【76kg級】皆川博恵(クリナップ)   2位=9選手出場

決 勝 ●[0-8]Zhou, Qian(中国)

 《試合経過》開始1分、皆川は両足タックルからローリングで4失点。第2ピリオドに入っても、相手の体格のよさと懐の広さに皆川は得意のタックルで活路を見いだせず、無得点のまま敗れてしまった。

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準決勝 ○[2-1]Medet Kyzy, Aiperi(キルギス)

 《試合経過》皆川が30秒ルールで1点を先制。第2ピリオドの序盤にタックルで追加点。その後、場外に出されてしまうが、この1失点だけに押さえて2-1で振り切った。

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2回戦 ○[Tフォール、4:16=13-1]Ochirbat, Nasanburmaa(モンゴル)

 《試合経過》開始30秒、皆川が片足タックルで2点。さらにカウンターバックで2点。もつれてバックを許して1失点。その後も皆川が攻め続けて大量リードで折り返し。第2ピリオドも主導権を握り、最後は豪快な両足タックルで4点。テクニカルフォール勝ちを収めた。

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1回戦  BYE


男子グレコローマン

 【60kg級】太田忍(ALSOK)   優勝=14選手出場

決 勝 ○[フォール、4:35=8-3]Zholchubekov, Kanybek(キルギス)

 《試合経過》立ち上がり、主導権を相手に握られた太田は、スタンドから投げ技を決められて2失点。太田も得意のがぶり返しで反撃し、最後は鮮やかな胴タックルでフォール勝ち。今大会日本勢として初の金メダルを獲得した。

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準決勝 ○[6-0]Bakhramov, Islomjon(ウズベキスタン)

 《試合経過》第1ピリオド、太田はそり投げで2点を先制。第2ピリオドの中盤にがぶり返しを連続で決めて6-0と快勝した。

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2回戦 ○[Tフォール、4:05=9-0]Mardani, Mehrdad(イラン)

 《試合経過》パッシブでグラウンドの攻撃権を得た太田は、がぶり返しで2点を先制。連続技にいこうとした時、相手が足で防御をしたためコーション、太田に2点が入り、再度パーテールポジションで攻撃を開始。2点を追加して第2ピリオドへ。最後はスタンドから投げて2点。9-0でテクニカルフォール勝ち。

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1回戦 ○[Tフォール、0:53=8-0]Hasan, Sidik(インドネシア)

 《試合経過》スタンドから4点技を決めて、さらにがぶり返しで追加点。1分以内に試合を決めた。


 【67kg級】下山田培(警視庁)  11位=16選手出場

1回戦 ●[3-7]Manish, Manish(インド)

 《試合経過》相手の圧力に負けてパーテールポジションの防御に持ち込まれ、リフト技で失点。0-3となる。第2ピリオド、場外際の投げの打ち合いで1点を返して反撃に出たいところだったが、さらに4点技を受けて追いつけず、初戦敗退となった。







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