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2018.08.22

【2018年アジア大会・特集】第2日出場選手の声

(2018年8月20日、インドネシア・ジャカルタ、取材=増渕由気子、取材・撮影=布施鋼治)


 ■女子50㎏級2位・入江ゆき(自衛隊=今年のアジア選手権に続き、決勝でインドのビネシュに敗北)「優勝したかった。作戦は自分のスタイルを貫くこと。崩し続けたり、相手を動かすことはできた。それでも、相手も自分を研究してくる。(決勝では)私のスタイルができないように攻められた。それでも自分のスタイルを貫けるようにしたい。決勝は自分から攻めることができなかった。練習が足りなかった。まだまだやることはたくさんある。次の目標は天皇杯(全日本選手権)で優勝して、来年の世界選手権につなげることです」


 ■女子53kg級3位・奥野春菜(至学館大=55kg級の世界女王、オリンピック階級の厳しさを知る3位) 「(負けた北朝鮮との準決勝は)取れる部分も取り切れなかったし、抑えきれなかったのが大きな敗因です。最後まで攻める気持ちを貫けなかったです。最後は1点差を100パーセント守ろうと思っていました。組み合わせを見た時に、強い国と当たれてラッキーと思っていました。

 53kg級の(トーナメント)に出るのは初めてなので、楽しみでした。 55kg級と53kg級には得点能力の差がありました。2回戦でもそうでしたが、ラフプレーなどがあった。(そういうもので心を乱されて)うまく切り替えられなくてまだまだ子供なところがありました」


 ■女子57㎏級3位・坂上嘉津季(ALSOK=初戦で北朝鮮のヨン・ミョンスクに敗れる)「相手は前半飛ばしていたので、後半ばててくると思った。(試合開始早々、タックルを決められ先制点を許したが)いつもは焦って追う展開が多かったが、 今回は落ち着いてやれた。(4-3とリードした状況で場外際の攻防で相手側からチャレンジがあり、逆転されたことについて)チャレンジが来て相手に点数が入ってしまったけど、そこから勝負だと思っていた。その一方で、チャレンジのとき、結構相手が休んでいた(スタミナが回復)。最後にローリングに入ったのもよくなかった。チャレンジとローリングが勝敗を分けてしまいましたね」


 ■女子62kg級3位・川井梨紗子(ジャパンビバレッジ=日本の宿敵に川井もかなわず、3年ぶりの黒星) 「勝負弱さが出たのかなと思います。自分でも一瞬すぎて理解するのに時間がかかりました。弱いところが見つかりました。パワーが強い選手で、投げも得意なのは知っていました。 (対応できる)レスリングはできていたと思っていましたが、一瞬のすきを突かれてしまいました。62kg級で(負けた相手のプレブドルジに)日本人が誰も勝ってないので、申し訳ないなと思います。

 (吉田)沙保里さんは記録を持っている選手。若手をもっと育てていかなくてはいけなくて、私がそういう立場になっていかなくてはいけないと思っていたんですが、まだまだ沙保里さんみたいに本当に強い選手になれていませんでした。(パワハラ騒動など)騒がれていたこともあるからこそ、自分が勝っていかなくてはと思いましたし、アジア大会でも金メダル取っている頼りがいがある先輩がいなくなり、自分が引っ張って優勝しなくちゃいけないと思っていました。自分の器が小さかったです」


 ■男子フリースタイル125㎏級・荒木田進譲(athletic camp LION=初戦で山梨学院大卒で全日本合宿でよく練習するオレッグ・ボルチンに0-1で敗退)「オレッグとは日本の代表練習で一緒になることも多かったけど、国同士が争う試合なので、仲間という意識は抜きにして日の丸を背負ってどんな手を使ってでも勝つという気持ちだった。自分の中ではオレッグはタックルが得意でハイクラッチに入ってくる選手なので、自分から前に出ながら相手がハイクラッチを失敗して追撃した時に入っていければと思っていた。

 自分が最も警戒していたところでもあり、結果的にオレッグもタックルに入れず、自分も攻め込めないという流れの試合になってしまった。今年に入ってからは相手の失敗待ちのレスリングが続いている。まず自分から攻めて、自分から仕掛けるレスリングをしたかった。そういうスタイルを天皇杯(全日本選手権)までには完成させたい」







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