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2018.08.24

イランが3階級制覇、米国から帰化のレバノン選手が躍進…2018年アジア大会・男子フリースタイル

97kg級でも通用したアリレザ・カリミマチアニ(イラン)=撮影・布施鋼治

 2018年アジア大会の男子フリースタイルはイランが3階級を制覇した。86kg級は2016年リオデジャネイロ・オリンピック74kg級で優勝し、階級を上げて昨年の世界選手権を制したハッサン・ヤズダニ・チャラティ。今年3月のアジア選手権(キルギス)に続く優勝で、オリンピックを含め国際大会を5大会連続優勝と向かうところ敵なし。

 97kg級は86kg級でリオデジャネイロ大会に出場し、昨年のアジア選手権で優勝したアリレザ・カリミマチアニ。前述のヤズダニ・チャラティの階級アップに合わせて階級を上げ、イラン国内では92kg級を勝ち抜き、この大会は97kg級に出場して勝つ地力を見せた。世界選手権は92kg級への出場が予想される。

 125kg級はパルビズ・ハジバスマンジが前回大会に続いての優勝。3度のアジア選手権優勝とともにアジア無敵を続けている。

 他はモンゴル、インド、ウズベキスタンが優勝を分け合った。57kg級はバクバヤール・エルデネバト(モンゴル)で昨年の世界選手権3位の選手。65kg級はバジラン(インド)で前回大会61kg級2位に続く優勝。74kg級は昨年のアジア選手権優勝などのベクゾド・アブデュラクマノフ(ウズベキスタン)。

 86kg級2位には、ドメニク・マイケル・アボウナダーがレバノン選手として両スタイルを通じて初めてのメダルを獲得した。米国オハイオ州生まれの23歳。ミシガン大に進み、全米学生選手権5位の実績を持つ。レバノン国籍となった経緯は不明だが、同国はサッカーで外国選手を帰化させて強化しており、オリンピック狙いの国籍変更の可能性が高い。今後は急に強敵が出現する可能性がある。

 各階級のメダル獲得選手は下記の通り。


男子フリースタイル

 【57kg級】
[1]Erdenebat, Bekhbayar(モンゴル)
[2]Kang, Kumsong(北朝鮮)
[3]高橋侑希(日本)
[3]Atrinagharchi, Reza(イラン)

 【65kg級】
[1]Bajrang(インド)
[2]高谷大地(日本)
[3]Khasanov, Sirodiddin(ウズベキスタン)
[3]Okasov, Sayatpek(カザフスタン)

 【74kg級】
[1]Abdurakhmanov, Bekzod(ウズベキスタン)
[2]Kaisanov, Daniar(カザフスタン)
[3]Gong, Byung-Min(韓国)
[3]藤波勇飛(日本)

 【86kg級】
[1]Yazdani Charati, Hassan(イラン)
[2]Abou Nader, Domenic Michael(レバノン)
[3]Davlumbaev, Adilet(カザフスタン)
[3]Orgodol, Uitumen(モンゴル)

 【97kg級】
[1]Karimimachiani, Alireza(イラン)
[2]Musaev, Magomed(キルギス)
[3]Kim, Jae-Gang(韓国)
[3]Ibragimov, Magomed Idrisovich(ウズベキスタン)

 【125kg級】
[1]Hadi Basmanj, Parviz Khodavirdi(イラン)
[2]Deng, Zhiwei(中国)
[3]Nam, Kyong-Jin(韓国)
[3]Modzmanashvili, David(ウズベキスタン)







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