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2018.09.04

【2018年アジア大会・特集(6)】日本男子グレコローマン最重量級の悲願、24年ぶりにメダル獲得…130kg級・園田新(ALSOK)


(文=増渕由気子、撮影=保高幸子)

最重量級でメダルを獲得し、次のステップに繋げた園田新

 これまでの努力が報われた結果だった。ジャカルタ・アジア大会の男子グレコローマン130kg級の園田新(ALSOK)は、3位決定戦でインドネシアの選手を破って3位入賞を果たし、その大きな体格にもとりわけ目立つ銅メダルを胸に表彰台に上がっていた。

 同級の第一人者になって早4年。国際大会でメダルの経験はあったが、4年に1度の総合大会のような大舞台でのメダルは初めて。園田は「組み合わせの利などもあった3位ですけど、こんな重たいメダル、もらえてうれしいです」と、少し遠慮がちに笑みを浮かべた。

 アジア大会は東京オリンピックのアジア予選に向けた“前哨戦”と位置づけて臨んだ選手も多く、上位2名に与えられるオリンピック出場権を見越して、決勝に進出することが一つの課題だった。準決勝でカザフスタンの選手に負けて、そのミッションは達成できなかったが、アジア大会でのグレコローマン最重量級のメダル獲得は、1994年日本・広島大会の鈴木賢一以来、24年ぶりの快挙でもある。

 実は4年前、園田は日本のトップ選手だったが、同年のアジア大会では、8階級実施のうち各国7階級の出場との取り決めとなり、日本は130kg級の派遣を見送ったことで、園田は出場ができなかった。園田は「僕もナショナルチームになりたてでしたので、一番勝てない階級とみなされて派遣されなかったことは、仕方がないと思っていました。その分、今回は代表に選んでもらって結果を残せてよかったです」。

アジア銅メダルを自信にして世界選手権へ挑む!

 4年前は男子フリースタイルの最重量級でメダルを獲得したことから、自分もきっとできると園田も勇気をもらっていた。それを見事にやってのけたことで、自分の姿を通して「130kg級でもメダルが取れる」と若い世代にアピールもできた。

3位決定戦で地元選手と闘う園田新

 ただ、前述した通り、アジア3位ではオリンピック予選の通過は現状厳しいままだ。園田は「準決勝のカザフスタンの選手に勝てるレベルにならないとオリンピックには行けない」と現実を受け止めた。

 カザフスタン戦の敗因は、スタミナに乏しい外国人が多用する前半の攻撃をディフェンスできなかったことだ。腕を極められ、投げられて4失点したことで、ロースコアでスタミナ勝負に持ち込めなかった。

 けれども外国人特有の前半のラッシュをこらえられずにあっという間にテクニカルフォール負けをしていた以前とは違い、園田は「6分間、フルで闘える目標は達成した」と少しだけ手応えはつかんだ様子。銅メダルを自信に変えて、10月の世界選手権(ハンガリー)で、再びオリンピック予選を想定した闘いに挑む。







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