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2018.09.11

世界大学選手権(ブラジル)出場の男子フリースタイル&女子チームが帰国

ブラジルから帰国した男子フリースタイルと女子のチーム

 ブラジル・ゴイアニアで行われていた世界大学選手権に出場した男子フリースタイルと女子のチームが9月10日、成田空港に帰国した。両チームとも3階級で優勝し、男子フリースタイルは団体(国別対抗得点)優勝、女子は6階級のみの出場というハンディがあったが2位に入り、実力を見せた。

 場所の影響か、参加国が少なかったのは確かだが、女子の嘉戸洋監督(環太平洋大監督)は「優勝は素晴らしいこと。この気持ちを刺激材料とし、次へのステップとしてほしい」と望んだ。一方、世界一の実力を持つ日本ではあるが、大学選手ではまだ課題も多くあるとのことで、「細かな技術を身につけ、さらに上を目指してほしい」と話した。

 男子フリースタイルの太田拓弥監督(早大監督)は「36時間の移動や、野外のテントに練習場があるなどの環境、審判のレベルも決して高いとはいえない中、団体優勝を勝ち取ることができてよかった」と選手の健闘をねぎらった。

 優勝を逃した選手は接戦を落としたものであり、「改善の余地がある」と、あとひとつの工夫を求め、今後の頑張りに期待した。


金メダル獲得の選手。左から榎本、五十嵐、進藤、藤田、米澤、木下

 ■女子53kg級・五十嵐未帆(至学館大)「世界というタイトルがつく大会なので、絶対に勝ちたかった。出場選手が3人だったり、アップ場が外にあったりと予想外のことが多かった大会ですが、試合ではいつもの自分のレスリングができたと思います。3選手の出場というのは、物足りないというか、こういうこともあるんですね。(カデット、ジュニア、U-23、大学の世界選手権を制し)次は自分の本来の階級でシニアの世界選手権優勝を目指します」

 ■女子65kg級・榎本美鈴(環太平洋大)「これまでの国際大会では銀メダルしか取ったことがなく、初めて決勝の舞台で勝てたのはよかったです。もう少し試合をしたかった、という気持ちがあったのは確かですけど、少ないだけに絶対に勝たなければ、というプレッシャーがあり、その中で勝てたのはよかったです。今後も、決勝の舞台で勝てるだけの強い気持ちを持てるような練習をしていきたいです」

 ■女子72kg級・進藤芽伊(日体大)「アジア・ジュニア選手権に続いて優勝でき、よかったです。前回に続いてアンクルの技を決められたことがよかったです。もっと改善して、国内の強い選手にも通用するようにしたい。次の大会に向けて頑張りたいと思います」

成田空港での最後のミーティング

 ■男子フリースタイル57kg級優勝・藤田雄大(青山学院大)「結果を残すために行った。結果を残せてホッとしている。出場選手数が少なく、それほど高いレベルではなかったけど、その分、優勝しなければならないという気持ちが強かった。外国選手が相手だと意識することなく、自分のレスリングを貫けたことが勝因だと思う。このあとの全日本大学選手権と全日本選手権へ向けて弾みとなる優勝です」

 ■男子フリースタイル65kg級・米澤圭(早大)「出場国が少なく、優勝できるチャンスが大きいと思った。そのチャンスをつかめたことはよかった。出場数は少なくとも、予選リーグが実施されて試合数をこなせたのは、いい経験になった。インカレで3連覇ならなかったことで気合が入り、この大会は絶対に優勝する、という気持ちがよかった。(全試合テクニカルフォールは)グラウンドでアンクルホールドがかかった結果です。外国選手と多く試合ができた経験を生かし、レベルアップを目指したい」

 ■男子フリースタイル70kg級・木下貴輪(クリナップ=山梨学院大OB)「ずば抜けた選手が出る大会ではないと聞いていました。(後輩の藤波)勇飛が去年の世界選手権で3位に入っていたので、自分は絶対に優勝だと思っていました。決勝のロシア戦だけがテクニカルフォールできませんでしたが、前半で6点を取るなど、まずますの内容だったと思います。ポイントを取られたのは反省材料。守った、というより、汗が出てきた中で取り切る力が足りなかった。全日本選抜選手権で3位にしかなれず落ち込んでいましたが、この優勝で気持ちを上げ、国体、全日本選手権と頑張りたい」







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