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2018.09.26

【特集】2018年世界選手権へかける(5)…男子フリースタイル70kg級・乙黒圭祐(山梨学院大)


《JWFデータベース》《UWWデータベース》《国際大会成績》
《勝者の素顔=JWFフェイスブックインスタグラム


(文・撮影=保高幸子)

乙黒圭祐(山梨学院大)

 昨年の世界選手権(フランス)で初出場の藤波勇飛(山梨学院大)が3位に輝き、鮮烈な世界デビューを飾った男子フリースタイル70kg級。今年の代表は、藤波の同門同期生で世界選手権初出場の乙黒圭祐(山梨学院大)だ。「メダル獲得」を目標に掲げ、肉体改造に燃えている。

 昨年末の全日本選手権優勝で代表権獲得にアドバンテージがあった乙黒だったが、6月の全日本選抜選手権では、決勝で技を受けた際に脳しんとうを起こし、試合続行が不可能となってしまった。

 初めての脳しんとう。頭痛などの体調不良を引き起こし、辛かった。負けたことはもちろんだが、それ以上に「棄権しなければならなかったことで、イライラしました」と、当時を振り返る。だが「(3週間後の)プレーオフで勝てばいい」と気持ちはすぐに切り替えた。

プレーオフでは弟・拓斗(右)に続いて勝ち、世界選手権出場を決めた

 1週間は家で休養。そして7月7日の一発勝負にしっかり勝ち、今年の目標としていた「弟(拓斗=山梨学院大、65kg級)と一緒に世界選手権に行く」という権利を手に入れた。

 昨年全日本王者となったことで、今年前半には海外遠征の機会があった。3月のアジア選手権(キルギス)で8位、そしてチームで銅メダルを獲得した4月のワールドカップ(米国)で1勝1敗。目覚ましい成績とはいかなかったが、国際大会での位置と課題が見えたいい経験となった。

 レスリング選手の中では華奢(きゃしゃ)ともいえる体格。「自分のレスリングで一番足りないのは、力。入り込んで崩しても、力ではね返されることが多かった」と話し、プレーオフ後は、これまであまり力を入れていなかったウエートトレーニングの割合を増やし、肉体改造に取り組んできた。

ウエートトレーニングを増やして肉体改造

「体の使い方はできていると言われたので、パワーさえつければもっと闘える。トップとも(互角に)やれると思う」と自信を見せる。12月の全日本選手権では、2020年東京オリンピック予選に向けて74kg級にアップすることも考えている。

4月のワールドカップ(米国)、3位決定戦でキューバ選手相手に闘う乙黒

 トレーニングを初めて2ヶ月だが、すでに「体脂肪が落ちて筋力がアップした。練習でも変化を実感しています」といい、目を輝かせる。「もっと変われる」とモチベーションが上がっている。「嫌いだった」とまでいうトレーニングにますます身が入っているようだ。

 実は、全日本合宿中の9月11日に足の甲を痛めた乙黒。あまり頻発しない靱帯損傷のようで、本人も詳しく診断名を記憶していないが、2週間でマットに復帰できるとの診断を受けている。「当日と翌日は腫れていましたが、今はあまり痛くない」と言い、心配はなさそうだ。治るまでマット練習はできないが、「ウエートトレーニングはできます。肉体改造に集中するのための時間と思います」と前向きにとらえている。

 世界選手権は「楽しみ」と、度胸のあるタイプの乙黒は言う。しなやかな体にパワーをまとい、世界選手権のマットに上がる。







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