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2018.09.29

【特集】2018年世界選手権へかける(8)…男子フリースタイル125kg級・山本泰輝(拓大)


《JWFデータベース》《UWWデータベース》《国際大会成績》
《勝者の素顔=JWFフェイスブックインスタグラム


(文=布施鋼治、撮影=保高幸子)

山本泰輝(拓大)

 「世界選手権は年に1回。今度の全日本選手権に負けたら、来年(2019年)の世界選手権には出られない可能性もある。今回負けたら、次はないという覚悟で、自分が思うようなレスリングをしたい」

 男子フリースタイル125㎏級の山本泰輝(拓大)に世界選手権の抱負を求めると、「別に何位以内に入りたいというのはない。悔いのない試合をしたいだけです」と、握り拳に力を込めた。

本格的なウエートトレーニングが自信につながっている

 今年になってから山本は好調だ。6月の全日本選抜選手権では荒木田進謙(Wrestle Acadmy=現athletic camp LION)を13-6で撃破。昨年の全日本選手権の雪辱を晴らすと、その勢いで7月7日の荒木田とのプレーオフも制した。勝因について、山本は自分で考えて練習するようになったことをあげた。

全日本合宿で練習する山本

 「去年までは道場に先輩の園田平さん(現自衛隊)がいたので、そんなに考えなくても、それなりにいい練習ができていた。園田さんが卒業した後、練習で自分から点を取る相手がいなくなってしまった。今まで通りにやっていたら、息が上がることもない。格下の選手相手の場合は、タックルの精度を上げるよう努めるなど、工夫するようになったことが大きいと思います」

 フィジカル面も強化中。今年の全日本選抜選手権の1ヶ月前から週3回、味の素ナショナルトレーニングセンターで専門のトレーナーについてもらって本格的なウエートトレーニングを始めた。山本は周囲から「(上半身が)でかくなった、と言われている」と目を細めた。

 「試合の直前まで筋肥大のトレーニングをやっていたら、筋肉痛のまま試合を迎えることなる。試合の2週間前になったら瞬発系などのメニューに変え、万全の体制で試合に臨めるようにしています」

 レスリングをやるうえで、ウエートトレーニングは自信にもつながっている。「達成感は半端じゃない。少なくとも、力の面で弱気になることはなくなりましたね」

世界王者ゲノ・ペトリアシビリ(ジョージア)を本気にさせたい!

 昨年は世界選手権に初出場を果たし、チアン・デゼン(中国)との1回戦を10-0のテクニカルフォールで突破。10位という戦績を残した。その結果は、その後の山本の競技生活に大きな影響を及ぼしているという。

今年4月のワールドカップで日本の銅メダル獲得の立役者となった山本

 「相手が同い年ということもあったけど、自分から攻めていた。自分が仕掛けたローリングも決まっていて、テークダウンを奪ってからも点を取れた。世界のシニアはこういう感じなのかというのは分かりました」

 今年の世界選手権で闘ってみたい相手としては、2016年リオデジャネイロ・オリンピック銅メダリストで昨年の世界選手権優勝のゲノ・ペトリアシビリ(ジョージア)の名を挙げた。「去年11月のU-23世界選手権(ポーランド)の2回戦で闘っているけど、明らかに手を抜かれている感じがしました(0-10のテクニカルフォール負け)。強い選手なのですが、そういうのはやっぱり嫌。ゲノ選手を本気にさせたいという思いはあります」

 課題だったキャッチしてからの対処にも手応えを感じている。「海外の選手は日本の選手より攻撃的なので、思い切って入ることができる。そこで切られたらどうするかという練習もしています。というか、切られないようにしますけどね」

 自ら実感している成長の手応えを世界選手権で爆発させられるか。







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