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2018.10.16

【特集】2018年ユース・オリンピック/出場選手の声

(2018年10月12~14日、アルゼンチン・ブエノスアイレス/取材・文=布施鋼治)


 ■男子グレコローマン51㎏級優勝・佐々木航(静岡・飛龍高=決勝は0-7という絶体絶命の状況から逆転優勝)「(最初に大量失点したのは)自分の形ではなく、相手の形で展開を作られてしまい、投げられてしまったからです。勝因は、それでも勝負を諦めなかったこと。第2ピリオドになっても、気持ちを切らさずに行くことができた。高校生としては最後の試合なので、『全部やりきろう』と決意して、力を全部出したら結果につながりました。ただ、今回は減量がうまくいっていなくて、予選リーグの初戦(チュニジア戦)ではリカバリーの面が全然ダメだった。よくなったのは(予選2戦目の)メキシコ戦からでした」


 ■男子グレコローマン71㎏級銅メダル・山田脩(千葉・日体大柏高=3位決定戦でチュニジアの選手を下す)「金メダルを目標に参加したので、今は悔しさの方が大きい。その一方で、メダルを獲ることにも執着していたので、安心している部分もあります。(3位決定戦を争った)チュニジアの選手とは、大会前の練習で1、2回組み合う機会がありました。その時、実際に闘った時の手応えは感じていたので、気持ち的には楽に闘うことができました。(試合の直前に優勝した)佐々木選手と海外に一緒に行ったのは今回で3回目。今回も自分の前に優勝してくれたので、いい刺激になりました」


 ■女子57㎏級優勝・尾﨑野乃香(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高=出場選手中最年少ながら優勝)「この1年間、ユース・オリンピックで優勝することを目標にずっと頑張ってきました。その目標がかなったので、うれしさがこみあげてきて、優勝した直後は涙が出そうになりました。ただ、(予選リーグの)初戦は極度のプレッシャーと緊張で体も動かず、自分のレスリングもできなかった。試合を重ねるにつれ、体もどんどんほぐれてきて、素早い動きで取り切る自分のレスリングを取り戻すことができたと思います。今回、自分は15歳の早生まれで出場させていただいたけど、(出場選手の中では)最年少で優勝できたというのは大きな自信になったと思います。これからはもっと上の世代にチャレンジして勝っていくのが目標です」


 ■女子73㎏級3位・鏡優翔(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高=予選リーグ初戦でまさかの敗退も、銅メダル獲得)「初戦で負けてしまったけど、それから『あと4つ勝たないといけない』という気持ちに切り換えることができた。正直、複雑な思いがあったけど、その中で銅メダルを取れたことは大きい。(大会前の練習で、初戦で激突した)キューバの選手と手を合わせていたので参加選手の中では最も強い選手であることは分かっていました。案の定、初戦で当たってみたら、試合でも強かった。負けたのは自分の実力不足だと思います。(3位決定戦を争った)ベラルーシの選手とは世界カデット選手権の1回戦でも闘っています。力は強い選手ですが、自分の力を出し切れば勝つと信じていました」


 ■男子フリースタイル55㎏級・藤田颯(埼玉・花咲徳栄高=5・6位決定戦で初勝利)「(予選リーグの)1戦目と2戦目にふがいない試合をしてしまった。日本代表でやってきたのに、あんな負け方をしてしまったので、悔しい以上の思いがあった。でも、5・6位決定戦が残っていたので、気持ちは切り換えないといけないと思いました。(選手村で同室の)佐々木航さんからも『切り換えていけ』と言ってもらったので、午前中の試合は全部忘れて最後の試合に臨みました。最後も自分のレスリングがあまりできなかったけど、勝ててよかったです」







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