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2018.10.17

【特集】2018年世界選手権へかける(25)…女子72kg級・松雪成葉(至学館大)


《JWFデータベース》《UWWデータベース》《国際大会成績》
《勝者の素顔=JWFフェイスブックインスタグラム


(文=保高幸子)

松雪成葉(至学館大)

 世界選手権の女子72kg級に出場するのは、9月の世界ジュニア選手権(スロバキア)にも出場した松雪成葉(至学館大)。3位の成績で、「準決勝で負けてしまった」と満足できていない。

 ロシア戦とベラルーシ戦はタックルに入った後に体が浮いてしまってカウンターを取られた。また、「崩しが効かなかった。崩せても、その後ほったらかしにしてしまい、続けて攻撃ができなかった。崩したことに満足してしまった。世界選手権ではその反省を生かしたい」と語った。

 体重はまだ70kgしかなく、「外国の選手とはパワーと体重の差を感じる」と話すが、一番の差は「メンタルの部分」と言う。体重については、大会までに少し増やしたいと頑張っている。メンタルについては、もともと緊張しやすいタイプ。「強い、と思うとびびってしまう」。

世界選手権出場を前に、世界ジュニア選手権で銅メダル獲得=チーム提供

 平静を保つために、闘うことが予想される相手のビデオはほとんど見ない。ただ「一つ一つの試合を大事に」という松雪。オリンピックや世界の連覇などといった大きなビジョンはなく、階段を一段ずつゆっくりのぼっていきたい。

 世界選手権でも「もちろんメダルは取りたいんですけど、一つ一つの試合で攻めて勝てるように頑張りたい」と、自分のレスリングをすることに集中するつもりだ。得意なテクニックを聞かれても、「自信のあるところはあまりないです」と謙遜するが、至学館大の志土地翔大コーチは「タックルはうまい。世界選手権ではタックルをいくつ決められるかで勝敗が決まってくると思う」と認めている。

 松雪も「練習中はできるだけ自分から攻めるようにしている」と言い、その練習の成果を世界選手権でも発揮できれば、結果はついてくるだろう。

大会数をこなして精神的に成長

全日本選抜選手権で勝ち、世界選手権出場を決めた=撮影・矢吹建夫

 大舞台に慣れるため、世界選手権が近かったが、世界ジュニア選手権に先立って8月末の全日本学生選手権にも出場しており、世界選手権に向けてハード日程をこなした、その成果は間違いなく表れている。世界ジュニア選手権では、全試合終わってから「もうちょっとできたんじゃないかな」と、実力を出し切れなかったという思いがあった。「最初から攻めていれば勝てる試合だった」-。

 志土地コーチは「以前だったら、そこまでも考えが及ばなかったと思う。もっとできる、と思えるようになったのは成長」と分析する。昨年の世界ジュニア選手権は5位。「外国選手にびびってしまって何もできなかった」という去年と違い、今年はメダルを獲得した。本人も、昨年よりメンタル面で成長したと認める。

 少しずつではあるが、着実にトップレスラーに近づいて行く。「オリンピックに少しでも近づけたらいいな」と、チャレンジャーの立場で恐れるものはない。昨年の全日本選手権で優勝した、あの時と同じ気持ちで世界に挑む。







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