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2018.10.20

富山英明理事の再選ならず、46年ぶりに日本人不在へ…UWW理事選挙

 【ブダペスト(ハンガリー)】世界レスリング連盟(UWW)は10月19日、世界選手権開催前のブダペストで総会を開き、任期満了の6人の理事に加え、ラスール・ハデム氏(イラン)の辞任によって空いた1枠を合わせた計7人の理事を選ぶ選挙を行い、再戦を目指す富山英明理事(日本協会常務理事)は、無念の落選となった。

ブダペスト市内で行われたUWW総会

 日本人理事は、1956年メルボルン・オリンピックの時の総会で当時の八田一朗・日本協会会長が選ばれ、1968年メキシコ・オリンピックの時まで副会長にも推されて12年間務めた。4年を置いて1972年に笹原正三氏(日本協会前会長)が当選。途中から副会長となり、1996年に福田富昭・現日本協会会長が代わって立候補して当選。2002年からは副会長だった。

 2014年に福田理事が勇退し、富山理事が4年任期の理事に当選した。今回の結果、46年ぶりに日本人理事が不在へ。今後は、階級区分やルール変更などの会議に日本から出席することができなくなり、UWWにおける日本の影響力低下は避けられない状況となった。

 選挙は、再選を目指す6人と、新たに9人が立候補。総数125人で電子投票が行われ、第1回の投票は各国7人までの指名。ここで過半数を取った6人が当選へ。富山理事は52票で8位だった。

 2回目の投票は残った9人に対して各国1人の指名。中国の張霞(中国=1991年世界女子選手権53kg級優勝)が40票を獲得し、富山理事は35票で2位。5票及ばなかった。韓国から長年理事を務めていたキム・イクチョン氏も落選し、日韓から理事なしとなった。


選挙経過

《第1回投票》=過半数の63票以上の6人が当選
1、Peter BACSA(ハンガリー)87票
2、Stan DZIEDIC(米国) 74票
3、Zamel Sayyaf Al SHAHRANI(カタール) 69票
4、Pedro SILVA(ポルトガル) 66票
5、Daulet TURLAKANOV(カザフスタン) 65票
6、Natalia YARYGIN(ロシア) 64票
7、ZHANG Xia(中国) 57票
8、富山英明(日本) 52票

《第2回投票》=最多の1人が当選
1、ZHANG Xia(中国) 40票
2、富山英明(日本) 35票







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