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2018.10.20

中田茂男氏、正田絢子さんが受賞…UWW殿堂入り


殿堂入りした中田茂男氏と正田絢子さん=撮影・樋口郁夫

 【ブダペスト(ハンガリー)】世界レスリング連盟(UWW)は10月19日、ブダペスト市内のホテルで殿堂入りの表彰を行い、日本から選ばれた中田茂男氏(1968年メキシコ・オリンピック金メダリスト)と正田絢子さん(京都・網野高教=1999年世界女子選手権など4度世界一へ)が出席した。

 日本からの受賞は、2009年の吉村祥子さん(現全日本コーチ)以来、9年ぶり。男子では6人目、女子では3人目となる。

 中田さんは中大で活躍し、1967年世界選手権(インド)のフリースタイル52kg級で優勝。1968年メキシコ・オリンピックで2年連続世界一となった。オリンピックでは2位の米国選手に大差判定勝ち、3位のモンゴル選手にフォール勝ちという圧倒的な強さで優勝した。その後は自衛隊で指導を続け、全日本チームのコーチや監督としても活動した。

 正田さんは大阪・吹田市民教室でレスリングを始め、1999年世界女子選手権(スウェーデン)の62kg級で初出場初優勝。この時の17歳10ヶ月でのチャンピオンは、現在の年齢ルール下では女子最年少の世界チャンピオン。

 その後、負傷で戦列を離れたが、2005年世界選手権(ハンガリー)で復活優勝。翌年も勝ち、2008年に東京で行われた世界選手権でも優勝した。選手活動を続けて2010年世界選手権(ロシア)にも出場したが、その頃から指導に力を注ぎ、現在は網野高校でコーチを務めている。

 日本からは、2004年に高田裕司氏(1976年モントリオール五輪金ほか=現日本協会専務理事)、2005年に上武洋次郎氏(1964年東京・68年メキシコ金=現姓小幡)、2006年に笹原正三氏(1956年メルボルン五輪金=日本協会・前会長)、2007年に金子正明氏(1968年メキシコ五輪金ほか)と浦野弥生さん(世界選手権6度優勝)、2008年に富山英明氏(1984年ロサンゼルス五輪金ほか=現日本協会常務理事)、2009年に吉村祥子さん(世界選手権5度優勝)が選ばれている。


 ■中田茂男氏の話「50年前の10月にオリンピックがあって、50年後の10月に殿堂入り。私の誕生日が10月(16日)で、サプライズです。光栄です。北海道から5人のオリンピック金メダリストが生まれているのですが、私が最初なんてね…。ハンガリーは全日本監督として来たことがあり、思い出の地です。(かつてはフルマラソンを何度も完走したが)今は、運動は水泳だけで、登山も辞め、無理せずに健康維持に努めています。今後は若手の活躍を見守りたいと思います」

 ■正田絢子さんの話「自分がもらっていいのか、なんで自分なんだろうか、という思いが強く、びっくりしています。喜びという実感はないです。けがから復活して2005年に6年ぶりに世界一になったのが、ここハンガリーでしたので、縁がある地です。(その時の決勝の相手のハンガリー選手は今も現役だが)私も選手の引退は明言していないですよ(笑)。この受賞が、指導している選手の励みになればいいですね」


UWWネナド・ラロビッチ会長と正田絢子さん=撮影・保高幸子

中田茂男氏とUWWネナド・ラロビッチ会長=撮影・保高幸子

一堂に会した受賞者=撮影・保高幸子

ドナウ川沿いに立つブダ城をバックに正田絢子さん=撮影・樋口郁夫







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