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2018.11.30

【東日本学生選手権・特集】“74kg級Uターン”の試運転成功! ユース・オリンピック王者の決意…フリースタイル74kg級・山﨑弥十朗(早大)


全日本選手権の前哨戦を優勝で飾った山﨑弥十朗(早大)

 2014年ユース・オリンピックで優勝、2016年は1年生で学生王者に輝くなど、すばらしい実績を持っている山﨑弥十朗(早大)が東日本学生秋季選手権のフリースタイル74kg級に出場し、不戦勝を含めて3試合を勝ち抜いて優勝。74kg級に“Uターン”して東京オリンピックを目指すスタートラインに立った。

 2年前からスタートした同選手権。1、2年生は年2度の新人戦やJOC杯があるのに対し、3、4年生でチームのレギュラーを外れた選手は大会の出場機会が少ないため、そんな選手にモチベーションを持ってもらおうという趣旨でスタートした。したがって、トップ級の選手の出場は多くはない。

 山﨑がマットサイドでウォーミングアップをしていると、本部席からは「え、出場するの?」という声があがったほど。8月下旬からの3ヶ月で、全日本学生選手権、世界大学選手権(ブラジル)、全日本大学グレコローマン選手権、全日本大学選手権、U-23世界選手権(ルーマニア)と精力的に大会出場をこなしてきただけに、「なぜ出場するの?」という疑問が出ても不思議ではない。

 山﨑にとっては、来月の全日本選手権、そこから続く東京オリンピックへ向け、貴重な実戦経験の場だ。ここ1、2年は79kg級や86kg級で闘っていたが、東京オリンピックへ向けて照準を定めたのは74kg級。昨年のU-23世界選手権(ポーランド)以来の階級で、当日計量で出場した経験はない。当日計量の74kgまで落とし、どのくらい動けるかを経験しておくため、是が非でも出場しておく必要があった。

予想以上に動けた“古巣”の74kg級

 「74kg級に出るのは久しぶり。いきなり全日本選手権の早朝2日間計量に臨んでしまっては、動けないような気がしました」。この大会は2kgオーバーで計量する特別ルールなので、76kgまで落とした。厳密な意味での“74kg級試運転”とはならないが、段階を追って体重を落とすという意味では、むしろ好都合のルールだった。実際に闘ってみて、「予想以上に動けました。100点に近いと言える動きです。全日本選手権でもいい動きができる、と感じました」との感想。出場の目的は十分に達成できたようだ。

決勝はテクニカルフォール勝ち。頭ひとつ抜け出た実力を見せた山﨑

 ただ、減量は最後の2kgを落とすのがきついわけで、その答えは出ていない。それでも、体の感覚としては、あと2kg落としても「動きに問題はない」という。不安があるとしたら、2日間の計量となること。こちらの問題は「ちょっと不安がありますね」。残る1ヶ月近く、常に体重や体脂肪量に注意を払い、過酷な減量にならないようにしていきたいとのことだ。

 世界選手権代表の高谷惣亮(ALSOK)とも互角に闘えた79kg級は、自分にぴったりの階級だったが、非オリンピック階級。変更するにあたり、86kg級という選択肢もあった。自分の身長と体格を考えた場合、「外国選手には通じないだろう」という思いがあり、減量を頑張った方がいいという結論に達した。かなり早くから74kg級と決めていたそうだ。

 74kg級には、全日本大学選手権を圧勝続きで4連覇し、国際舞台でも強さを発揮している藤波勇飛(山梨学院大)という大きな壁がある。「藤波選手以外にも強い選手ばかり。弱い選手はいないと思う」と話し、体重を落としさえすれば簡単に勝てる大会とは思っていない。「一人、一人に勝っていきたい」と表情を引き締めた。

 以前の階級に戻して勝負をかける山﨑。「6月までに(階級変更をこなせばいい)、とは思っていません。今回から勝負です」。あえてハードスケジュールに挑んだ姿勢が、「吉」と出るか。







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