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2018.12.23

【2018年全日本選手権・第3日/特集】優勝選手の声


(2018年12月21日、東京・駒沢体育館/取材=布施鋼治、曽祢真依、熊木玲佳)


 ■男子フリースタイル57kg級・高橋侑希(ALSOK=決勝はラスト数秒、相手にコーションを科しての逆転勝ち)「決勝がああいう形になってしまい、世界で闘うことを考えたら、どうなのかなというのが本音。オリンピックがかかってくるので気負ってしまった部分が出た。自分の攻め、動きができず後手に回った。実力を出せていない中で勝てたのは、変な意味はないですが、ほっとしています。どの階級も波乱があり、特に高校生が伸びていると感じた。

 後輩である乙黒拓斗選手が19歳で世界選手権金メダルを取っている。自分も高校1年から全日本に出ていて、当時は楽しみで仕方なかった。自分が全日本でも上位の選手になってみると、当時の上位の選手たちからしたら(若手の飛躍は)嫌だっただろうな、と思ってしまった。若手が伸びている実感はあるが、負けないぞという気持ち。僕もレスリングが好きだし、どうしてもオリンピックに出たいという気持ちが強いので、まずは全日本で優勝できて安心している。8月に入籍して初めての国内大会だった。妻のご両親も来てくださって最後のパワーになった」


 ■男子フリースタイル61㎏級・藤田雄大(青山学院大=決勝で第1シードの有元伸悟を撃破)「自分の実力が出せ、自分のレスリングができたから優勝することができた。(同じいなべ総合学園高出身者としては3人目の全日本王者という問いかけに)高校の時から先輩たちからはいい刺激をもらっていたので、自分も絶対優勝しようと思っていました。

 決勝ではコーチから『守ったら(ポイント)絶対取られる』と指摘されていたので、最後まで攻めようと思っていました。全体としての勝因は最後まで諦めなければ取れると思い続けたこと。気持ちで優勝できたと思います。この階級は非オリンピック階級。自分にとってオリンピックは小さい頃からの夢。来年はオリンピック階級に挑戦したい」


 ■男子フリースタイル70㎏級・志賀晃二郎(拓大=11月の全日本大学選手権に続く優勝)「全日本選手権出場は2回目。去年は2回戦負けで、しかも情けない負け方をしてしまったので、とてもうれしい。(決勝ではラスト50秒で逆転)ちょっと相手のプレッシャーも強かったので、ラストはタックルで絶対とろうと思っていました。それが実現できてよかった。

 全日本大学選手権で優勝したことで、結構自信になった。今年は、JOC杯やリーグ戦では負けてしまい、あまりよくなかったけど、最後の2大会はどちらとも取れたので、最終的にいい年になりました。来年6月の全日本選抜選手権でも勝って世界選手権に出られるようにしたい」


 ■男子フリースタイル74kg級・藤波勇飛(山梨学院大=実力を発揮して4試合に快勝)「優勝できて素直にほっとしている。(4試合の)結果を見れば圧勝だが、差が開いているわけではないので、これからもしっかり練習していきたい。2018年はアジア大会で3位だったのに、世界選手権で1回戦負けして(注=正確には1勝したあとの2回戦負け)悔しい1年だった。100点満点で言うと、世界選手権のことを入れたら40点ぐらい。

 (山梨学院大では)1年の時からずっと団体戦にも出させてもらっていた。感謝の気持ちを込めてこの山梨学院の最後のシングレットで試合に臨んだ。結果を出せて本当に良かった。パワーはある程度足りてきたが、基礎体力が必要だと思うので、しっかり走り込んで体力をつけたい。2019年は世界選手権でメダルを取り、一発で東京オリンピックの代表になりたい」


 ■男子グレコローマン55kg級・片桐大夢(拓大=学生二冠王者を破るなどして初優勝)「大学に入ってから金メダルを取っていなかったので、その一発目が全日本選手権でうれしい。パワー不足だったが、試合前にロープを登って力がつけたのが勝因。(準決勝の相手の学生二冠王、小川翔太選手は)高校からずっとやってきたが、大学に入ってから負けていた。勝てて良かった。

 (決勝の相手の)松井選手は同じ東海地方出身で仲が良いけど、負けたくはなかった。勝てて良かった。海外の選手とやる時にパワー負けしないようとの目標も立てられる。来年はずっと優勝できるように頑張る」


 ■男子グレコローマン67kg・高橋昭五(警視庁=同門同期を破って2年ぶりの優勝)「同門の下山田(培)に勝てなくてずっと悔しかった。下山田にどうやったら勝てるか、ずっと考えてきた。グラウンドが得意なのでスタンドで点を取ろうと思って臨んだ。体重もコントロールできて調整はできていた。試合内容には満足している。勝因は体重コントロールと持ち技。この体勢になればポイントを100%取れるという技を身につけていたから勝つことができた。

 今年はさんざんで、下山田に勝てなくて本当にずっと悔しかった。今年最後なので何が何でもやってやろうと思って臨んだ。お互い切磋琢磨して下山田とまた6月に決勝で闘いたい。オリンピックをテレビでぼーっと見ているのではなく、何が何でも出てやるという強い気持ちを持ちたい」


 ■男子グレコローマン77kg級・小路直頌(自衛隊=世界選手権代表2人がいた階級で初優勝)「正直、すごくうれしいです。ふだんの練習の成果を出せての優勝だと思います。初戦は動きが悪かったのですが、決勝は得意技の投げをかけることができた、準決勝の前田祐也選手は本来上の階級の選手で、パワーがあってきつかった。根性で勝ちにいきました。高校時代は九州大会でも勝ち抜くことができなかった名もなき選手です。でも、自分の限界を確かめたくて自衛隊でレスリングを続けました。ここまで長かった。

 自衛隊の高卒同期に角雅人選手がいます。刺激になってくじけずに続けることができた。(角は世界に出ていて)焦りはありましたが、刺激にもなりました。角には感謝しています。やっとスタートラインに立った未熟者です。海外遠征を積んで頑張りたい」


 ■女子65kg級・類家直美(愛知・至学館高=大学生3選手を破って初優勝)「優勝できて素直にうれしい。自分の持ち味のタックルを出せて良かったけれど、攻め切れないところもあった。2018年は今まで練習してきたことがやっと自分の身についたと感じられる1年だった。

 来年は同世代の大会で絶対に勝てるようにしたい。東京オリンピックを狙うには、まだ実力がないと思うので、その次を目指したい。オリンピックは自分がレスリングを始めた時からの夢。近くまで来たので頑張りたい」


 ■女子76kg級・皆川博恵(クリナップ=世界3位の実力を発揮して優勝)「世界選手権でメダルを取ったので、この試合はプレッシャーがあって緊張していた。優勝できてよかった。初めてリーグ戦で闘うということもあって、(勝ち点5の)フォール勝ちを多くしたいと意識していた。今年はアジア選手権、ワールドカップはあまり良くなかった。全日本選抜選手権で勝って世界選手権代表にもなり、メダルも取れたけど、内容がどうしても良くない。今回も練習していたことが出せていない。

 このままでは世界に通用しない。練習するしかない。2019年は練習してきたことを出すことにこだわりたい。今日勝ってみて気づいたことは、勝っているときに守ってしまうとラスト数秒で取られて負けることもあるということ。守らずに取りに行けるよう練習したい。」







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《オリンピック・レスリングNo.62》

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