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2018.12.27

【2018年天皇杯全日本選手権・特集】健闘選手の声(男子グレコローマン)


(2018年12月20~23日、東京・駒沢体育館/取材=布施鋼治、渋谷淳、曽祢真依、熊木玲佳)


 ■男子グレコローマン55㎏級・松井謙(岐阜・中京学院大付中京高=高校生ながら全日本初出場で決勝進出)「全員強い人ばかりの中、決勝に進出できたことはうれしかった。反対のブロックに強い選手が集まったせいで、自分のブロックではあまり警戒する人がいなかった。先生からふだん教えてもらっていることが試合でも出せた。

 教えてもらったのは、自分から前に出て、自分から先に取りにいくことです。それが準決勝まではできたけど、決勝では全然できなかった。悔しい。(決勝の相手の)片桐大夢選手と闘うのは初めて。まだまだ差がありました。自分が前に出ても、全然押すことができなかった。次に闘う時にはもう少し追いつきたい」


 ■男子グレコローマン60kg級・太田忍(ミキハウス=決勝で宿敵・文田健一郎に敗北)「世界選手権の時は準備不足で力を出せなかった。今回は首をけがして3日前に39度の熱が出た。どこにいいところがあるのか、と考えるほど、いいところがなかった。それでも、これだけの試合ができた。見ていたら分かるでしょ? 仕掛けてるのは全部俺。今回は負けましたけど、6月、どっちが勝つかといえば、目に見えている。

 試合の運びも作戦も自分らしさが出ていた。たまたま足が引っ掛かったと見られただけ。大技の数もプレッシャーの掛け方も自分の方が上回っている。負けたけど、負けたつもりはない。来年の明治杯とプレーオフで十分な差をつけて勝ち切る自信はある。オリンピックに出るのは“持ってる人”だと思う。俺は持っている人間。アジア大会も出ているし、6月も勝つ自信がある」


 ■男子グレコローマン63kg級・山田義起(日体大=決勝で同門の先輩、遠藤功章に完敗)「練習不足です。自分が先に取るべきだったのに、相手に攻められてグラウンドで取られてしまった。全日本選手権は3回目で、大学に入って最初は出ることが目標だったけど、3年で決勝までこられた。成長はできているし、やってきた練習は間違っていないと思う。自分の形にどうもっていくか、もっと練習していきたい」

 


 ■男子グレコローマン67kg級・下山田培(警視庁=同門同期の高橋昭五に敗れて準優勝)「今大会は決勝で(髙橋選手と)闘うという気持ちでずっとやってきた。決勝はガチガチでやってやろうと思っていたので、第2ピリオドからわくわくしていた。試合中はめちゃくちゃ楽しかったです。負けたことはすごく悔しいけど、勝つのが難しかった。普通のやり方では勝てない、もっと試合中に工夫しないといけない。冷静に戦えるよう明治杯までに立て直していきたい。

 今年は世界選手権とアジア大会に出場でき、すごくいい経験ができた。それを活かして臨みたかったが、足りないところがたくさんあった。もっとしっかり取れる技が必要。世界選手権が終わった時点で周りに『(今大会は)オリンピックがかかっている』と言われてきた。プレッシャーにもなりうるが、いつもの全日本選手権と変わらないと思って、ふだん通りに闘った。(明治杯で)勝てば昭五とプレーオフになる。優勝してもう一度やりたい」


 ■男子グレコローマン72㎏級・富塚拓也(育英大=決勝で大学の先輩でもある井上智裕に敗北)「とりあえず自分の動きができなかった。決勝では井上選手にうまくさばかれた感じがします。去年は1回戦負け。いまは母校の日体大を拠点に練習をさせてもらっているので、去年より力もついて勝負できる体になってきた。

 井上選手とは大学の時から3~4回は闘っています。最近では国体でやって負けている。まだ1回も勝っていないので悔しい。井上選手はベテランの年齢ですが、試合運びだったり、組み手は上手ですね。そういうところは見習うべきところ。72㎏級は非オリンピック階級なので、来年は上か下のオリンピック階級で闘うつもりです」


 ■男子グレコローマン77kg級・櫻庭功大(拓大=世界選手権代表の屋比久翔平を破りながら決勝で小路直頌に敗れる)「最初の4点が大きなミスだった。自分の技がかからず、相手の方が上にいっていた。準決勝で世界選手権代表を倒したので、絶対優勝しなくてはいけないと思っていたが、できなくて悔しい。もっと体力をつけ、基礎部分を向上させなくてはいけない。(今大会は)動きもよくて強い選手も倒しただけに、優勝できなかったのが悔しい。また決勝に出てこられるように精進して頑張りたい」


 ■男子グレコローマン77kg級・尾比久翔平(ALSOK=世界選手権代表。準決勝の終了間際に投げを許して敗退。4連覇を逃す)「日本人相手に負けるのは3年ぶりくらいですね…。コンディションもよく、プレッシャーもいつもと変わらなかったけど、詰めの甘さが出た。相手(櫻庭功大)には、前回の全日本選抜選手権で対戦したときに投げられていたので警戒はしていた。自分がその(投げられる)状態にしてしまったのが悪かった。1から見直して来年の全日本選抜に勝ち、プレーオフに勝って世界選手権を目指したい。やっぱり強いんだということを証明していくしかない」


 ■男子グレコローマン87kg級・鶴田峻大(自衛隊=決勝で同門の第一人者、角雅人に1-2で敗れる)「角選手はグラウンドが強い。守れたところは守れたけど、やっていて力の差を実感しました。1点差の結果でも、その1点がとても大きい1点だったと思う。全日本選抜(82kg級で優勝)が終わってから増量し、11月のU23世界選手権で82kg級にまた落として、そのあと急に増やして……。体調を崩して体が小さいまま大会に臨んだのは反省点です。これから半年間しっかり練習して、来年の全日本選抜とプレーオフに勝って世界選手権に行きたい」


 ■男子グレコローマン87㎏級・岡太一(自衛隊=初戦で自衛隊の後輩の鶴田峻大に敗北)「簡単に相手に取らせてしまった。相手の技にかかってしまったことが駄目だと思いました。鶴田選手に負けたのは初めて。コンディション的には全然悪くなかった。普通に僕が負けただけですね」


 ■男子グレコローマン82kg級・川村洋史(自衛隊=初の決勝進出も実らず)「(決勝で戦った岡嶋勇也選手は)グラウンドが強い選手なので、守っていくことを意識していた。一度返されてしまい、それが決定的になってしまった。まだまだ防御が足りないし、スタンドでも自分の技が決まっておらず、取る技がない。まだまだこれから必要になってくる。

 今大会では、優勝を狙って階級を(87kg級から)変更した。負けてしまったけど、次は77kgに落とすので、予選からまず勝ち、明治杯で優勝できるように頑張りたい。今年は最初の明治杯で3位に入ることができた。今回優勝できたら本当は良かった。100点満点で言うなら80点くらい」


 ■男子グレコローマン97㎏級・志喜屋正明(自衛隊=決勝でライバルの奈良勇太に敗北)「奈良選手とは決勝で3回闘っています。準決勝を合わせると7回。学生時代を合わせると10回以上闘っていると思います。学生時代は勝ったり負けたりだったけど、社会人になってからは全部負けている。でも、今日の決勝では自分の短所だったグラウンドの守りがしっかりできていた。コーチと映像を見て、何が足りなかったのかしっかりと確認し、今後に活かしたい。

 第1ピリオドでグラウンドの展開を活かせば、自分の流れになっていたと思う。第2ピリオドの立ち上がりは相手が先に先にという展開になってしまった。それも敗因だと思います。奈良選手とは身長差はあるけど、筋量だったら負けていない自信がある。これからグラウンドの守りも長所になるように練習していきたい」


 ■男子グレコローマン130kg級・河野隆太(あずまフーズ=この階級最年長の31歳で決勝に進出)「仕事をしながらレスリングをしてますけど、今日は持っている力を出すことはできたと思います。(決勝は園田新に大敗して)もう少し闘って次につなげたかったという気持ちもあります。今年の反省、今大会の反省を分析して、次にいかしていきたい。練習量でトップ選手と渡り合うのは難しいですけど、少なくとも地元で開催される2021年の三重国体までは頑張っていきたいと思っています」







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