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2019.01.23

【全日本マスターズ選手権・特集】宿敵に逆転勝ち! 2度目の優勝を機に、さらなる飛躍が始まる…浜口剛史(浜口道場)


(文・撮影=樋口郁夫)

接戦を制し、2年ぶりの優勝を遂げた浜口剛史(浜口道場)

 全日本マスターズ選手権のA(35~40歳)78kg級は、オリンピック3度連続出場の浜口京子(注=引退宣言していないので敬称略)の弟・剛史(浜口道場)が3試合に勝って2年ぶりの栄冠。マット上で拍手するような感じで両手をパチンとたたき、喜びを表した。

 決勝の相手は、昨年の全日本社会人選手権79kg級で3位に入賞し、全日本選手権出場も果たした須藤智将(SKアカデミー)。浜口によると、これまで何度も闘っていて、「いつも、取ったり、取られたりの試合。厳しい試合になることは分かっていました」と、その強さは十分に知っていて、接戦は覚悟していたという。

 試合は1点を2度取られて劣勢を強いられた。終盤にタックル。あと少しで切られそうになりながらも、粘ってテークダウンを奪い、2-2のビッグポイントで勝利を手にした。強豪が相手なだけに、勝つためにはテークダウンすることが必要との思いがあった。最後にタックルに入った時は、2点差だったので当然だが、場外へ押し出すなどではなく、しっかりと取り切ることを考えて攻めたそうだ。

 「最後はけっこう落ち着いてできました」と、テークダウンを奪っての優勝に満足そう。準決勝までの2試合も決して楽な試合ではなかったこともあり、喜びは倍増といった感じ。10歳と3歳の男の子の父親であり、下の子も父が試合に出ていることを何となく理解できるようになった。「上の子は野球を始めました。父親が頑張る姿を見せないとなりません」という気持ちも、この優勝につながったのだろう。

全日本選手権出場は、決して不可能ではない!

 学生時代にレスリングをやっていたわけではなく、姉の練習相手を務めているうちに全日本社会人選手権や全国社会人オープン選手権に出場するようになった。姉弟での全日本選手権出場を目指したが、出場資格獲得まで“あと1勝”に何度か迫りながら、その壁が破れなかった。

決勝は、何度も闘っているライバルと白熱した攻防が続いた

 「シニアの大会は(若い選手との)差を感じてきました」とのことだが、2年前からこの大会に出場できる年齢になり、初出場で初優勝を達成。「1位と2位は違いますね」と表彰台の一番高いところに上がる喜びを知った。今後も社会人大会の出場は続ける一方、この大会は優勝を目指して出場を続けたいという。

 もちろん、全日本選手権出場の道が閉ざされているわけではない。決勝の相手は、昨年12月に38歳で全日本選手権初出場を達成している。同大会には47歳の選手(坂本栄裕=男子フリースタイル70kg級)も出場した。全日本選手権出場には、年齢制限はない。だれもが参加できる権利があるのが、アマチュアのスポーツだ。姉が引退宣言しないのは、もしかしたら、練習をサポートしてくれた弟との全日本選手権出場を果たしたいからかもしれない。

 浜口が道場長を務めている浜口道場には、プロレスラー志望の若い選手が多く、エネルギー十分の選手と練習できる環境にある。2度目の優勝を機に、浜口剛史の新たな飛躍が始まる。







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