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2019.02.06

【2019年関東高校選抜大会・特集】森下史崇“監督”が春夏制覇へ挑戦! 好スタートを切った日体大柏(千葉)


3年連続春夏制覇を目指す日体大柏チーム

 2016年のインターハイ以来、2つの全国大会の学校対抗戦優勝を続けている日体大柏(千葉)が、2019年度の大会へ向けて好スタートを切った。関東高校選抜大会で4勝をマークして3連覇を達成。決勝は茨城県予選を1位で勝ち上がってきた鹿島学園に6勝1敗の勝利。新チームの戦力をアピールした。

 ふだんの練習はこれまでと変わらず大澤友博監督が指導しているとのことだが、大会になると森下史崇コーチが監督として登録され、チームを牽引する。その森下監督は「ポイントを取らなければいけないところで、取り切れなかった部分もあった」と話し、不満も残る内容だったようだが、「まあ、準決勝までに接戦を重ねてきたので…」。組み合わせのきつさと、初めて経験する2日間のリミット計量という状況下で及第点を与えた。

 1回戦から強敵が相手だった。昨年のこの大会の決勝の相手で、コンスタントに全国大会の上位に顔を出している花咲徳栄(埼玉)と初戦激突。組み合わせのルールで、初戦は県予選の1位と2位が対戦する方式のため実現したカード。千葉県1位の日体大柏と埼玉県2位の花咲徳栄が初戦で闘う確率は7分の1。抽選の結果、「7分の1」が実現した。

セコンドから試合を見つめる森下史崇監督

 「最初は『1回戦で!』と思いましたよ」と森下監督。しかし、すぐに気を取り直し、「全国一になるには、どこかで当たる相手なんだ」と思うようにした。選手には「ここで倒せば、全国大会では闘わなくて済むんだ、と言い聞かせました」と言う。

 埼玉県の2位だったから初戦激突がありえたわけで、「花咲徳栄の戦力は落ちている」とは考えなかったのか。それには、「埼玉県予選では、けが人がいたという情報です。地力では間違いなく全国のトップレベルでしょう」と言う。

 その予想通り、厳しい闘いを強いられた。55kg級(柏・宇戸平莞爾-花咲・森田魁人)と65kg級(柏・山倉孝介-花咲・荻原大和)は、どちらが勝ってもおかしくない内容。その激戦を、最後はともに逆転勝ちして白星をマークしたのは、やはり地力の差か。早朝計量後の体がどこまで動くか分からない中での接戦を勝ち抜けたのは、「選手の大きな自信になると思います」と言う。

 準決勝の自由ヶ丘学園(東京)戦ではスタートから3連敗し、後がない状況に追い込まれた。軽量級が強い自由ヶ丘学園だけに、「最悪の場合、3連敗も…」と覚悟していたそうだが、「上4階級は絶対に取れる」との思いがあったという。それでも、流れが大きな要素を占める団体戦だけに、平静ではいられなかったことだろう。

軽量級選手の体重調整の向上で、戦力アップを目指す

 2日連続のリミット計量については、どのチームの選手も条件は同じだが、初めてのことで戸惑いがあって当然。学校対抗戦のレギュラー選手なら個人戦にも出場するのが普通。翌朝もリミット計量が待っている。

情熱的な指導は変わらない大澤友博監督(右)

 森下監督は「みんな戸惑いがありましたね。(計量のあと)どのくらい食べていいのか、(試合をやって)どのくらい落ちるのか、まったく分からない状態です。食べるのを怖がっている選手もいました。みんな手探りの状態です」と振り返る。軽量級選手の体重調整は、3月末の全国大会へ向けての強化ポイントとなりそうだ。

 80kg級には昨年のユース・オリンピック代表の山田脩が控え、125kg級は、個人戦なら92kg級選手のトワードル・ジブフチョーロン(モンゴルからの留学生)に使えるめどが立ち、重量級に安定感があるチームと言える。

 しかし、森下監督は「軽量級も、田南部(魁星=51kg級)、宇戸平(前述)は全国トップクラスです。問題は体重調整です」と話し、全階級、まんべんなく戦力がそろっていることを強調。「これまで、軽量級が負けた時は重量級が頑張り、重量級が弱い時は軽量級が頑張ってきた。これからも総合力で勝負したい」と続けた。

 昨年夏から大会では監督を任せられることになり、大会の指揮官として春夏制覇を目指すのは初めての経験となる。「(監督として)物足りない面は多くあると思います。大澤先生に学ぶことばかりですが、教えてもらえるうちに、多くのことを学んでいきたいと思います」。日体大柏の新たな歴史がスタートする。







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