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2019.02.15

男子フリースタイル全日本チーム合宿&NTS中央研修会がスタート…全日本、大学、高校の強豪が合同練習


全日本選手、大学選手、高校選手を前にあいさつする藤沢信雄・全日本学生連盟会長

 男子フリースタイルの全日本チームが2月14日、東京・ナショナルトレーニングセンターで合宿をスタート。この日からナショナル・トレーニング・システム(NTS)の中央研修会もスタートし、10日から同所で合宿中の男子グレコローマン・チームとともに、両スタイルで100人を超える全日本チームの選手、学生選抜選手、高校生選抜選手が汗を流した。

 男子フリースタイルの全日本チームは、ベストメンバーで3月16日(土)~17日(日)のワールドカップ(ロシア)に臨む予定で、組み合わせも決まり、気持ちも盛り上がっていく時期。井上謙二・強化委員長(自衛隊)は「いつもの全日本合宿とは違いますが、いろんなタイプの選手がいる中で実戦練習を積んでほしい。重量級は体力強化、筋力アップを続けてほしい」と言う。

 外務省の事業でアルバニアの若手3選手が来日し、参加している。1人はフリースタイル125kg級選手で、重量級の選手数が少ない日本にとって格好の練習相手。「日本選手とはタイプも違う。いい練習の機会です」と歓迎した。

6面マットに100人を超える選手が汗を流した

 86kg級全日本王者の高谷惣亮(ALSOK)は「ワールドカップの組み合わせも決まったし、まずそれまでの期間、全力で練習に励みたい」と言う。ワールドカップは団体の総当たり戦なので、負けても最高で4試合できる。「勝ち負けにこだわることなく、世界のトップ選手を相手に自分の実力と立ち位置を知ることのできるいい機会」とのこと。

 昨年は3位になったが、ロシア、イランが不参加の中での成績。今年はその両国が参加するので、「レベルは全然違うでしょう」と気を引き締める。自身にとっても、3勝1敗をマークした昨年とは階級が違うので未知への挑戦となる。「ここで逃げる気持ちがあるようでは、東京オリンピックは絶対に出られない。オリンピックの金メダルが目標なので、そこに向かって前進していきたい」と気を引き締めた。

「やる気だけは負けてならない」…高校四冠王・宮本海渡(日体大柏高)

アルバニアから3選手が特別参加

 全日本学生連盟の藤沢信雄会長(大東大監督)は「学生やジュニアの伸び盛りの選手にとって、全日本トップ選手がどんな練習をしているか、どんな技を使っているか、などを知ることは重要なこと。それだけでも自信がつく」と話し、若手選手にとって年に1回の貴重な場であることを強調。

 自身の現役時代はジュニアから全日本の選手が一堂に会する機会も場所もなかった。「全日本選手の練習方法や技術は分からなかった。若い時からこうして全日本トップ選手に接することができる時代になり、世界で通用する選手が生まれたのだと思う」と話した。

 高校選手を統括する三重・いなべ総合学園高の藤波俊一監督は「これまで、この研修会に参加して伸びた選手は多くいる。ドーピング講習などのインテグリティ(誠実性、真摯性、高潔性)の面でも自身を高めることのできる機会です」と感謝する。

 この春から大学へ進む選手にとっては、卒業を前にして、ともすると気が抜ける時期だが、「この合宿で刺激をもらうはず。大学選手、全日本選手との実力差を知り、気を引き締めて進学することになるでしょう。地元へ帰って、入学前にしっかり練習に励んでほしい」と望んだ。

高校四冠王者の宮本海渡(千葉・日体大柏高)と、見つめる松本慎吾・男子グレコローマン強化委員長

 昨年の高校四冠王者(全国高校選抜大会、インターハイ、全国高校生グレコローマン選手権、国体/97・125kg級)の宮本海渡(千葉・日体大柏高)は、日体大進学後はグレコローマンを中心にやるので、この日はグレコローマンの練習に加わり、87kg級全日本王者の角雅人や同2位の鶴田峻大(ともに自衛隊)らに挑んだ。

 これまでにも日体大の練習に加わり、全日本選手と練習したことはあるが、これだけ多くのトップ選手がいる中での練習はなかったという。「緊張し、体力も技術も全然勝てませんでしたが、やる気だけは負けてはならないと思いました。ここで食い下がれないようでは、全日本選手権でも国際大会でも勝ち抜けません」と、気力を振り絞っての挑戦だったことを振り返る。

 取られても前に出ることを実行できると、コーチも積極的にアドバイスしてくれることが分かったそうだ。「1年生の時から優勝を目指しています。多くのことを吸収したい」と話した。

 合宿・中央研修会は17日まで行われ、全日本チームは18日から23日まで山梨学院大で合宿を続ける。


▲全日本チームを引っ張る高谷惣亮(ALSOK)

▲フリースタイルの技術指導をする湯元健一コーチ(右=日体大教)

▲グレコローマンの技術指導をする松本慎吾・強化委員長(日体大教)

▲フリースタイル重量級の指導をする太田拓弥コーチ(右=早大監督)







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《オリンピック・レスリングNo.62》

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