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2019.03.20

男子フリースタイル・ワールドカップ代表チームが帰国


 ロシア・ヤクーツクで行われたワールドカップに出場した男子フリースタイルの代表チームが3月19日、成田空港に帰国した。世界王者を擁するキューバを予選グループで破り、3位決定戦でも米国に善戦しての4位。学生選手が奮戦するなど、今後に光明の見えた結果だった。

シベリアで燃えた日本チーム=提供:ピーター・パブロフ記者

 井上謙二監督(自衛隊=男子フリースタイル強化委員長)は「若手選手の活躍が目立ったのは大きい。最初のトルコ戦では、(8勝2敗で勝ったとはいえ)消極的な試合が多かったので、もっと攻めるように伝えた。その後は攻撃レスリングができ、それが自信になって一戦ごとによくなった」と振り返る。

 キューバ戦では61kg級の藤田雄大(青山学院大)が世界王者と1-1の試合をやり(ラストポイントで黒星)、70kg級に出場した志賀晃次郎(拓大)が昨年の世界選手権3位の選手を破る殊勲を挙げた。ともに世界のメダル圏内に入ったとも言える実力を見せたわけで、同監督も軽量級は“メダル圏内”との感触を得たようだ。「あとは気持ちだけ。自信を持って攻められるかどうか」と言う。

 高谷が世界2位のトルコ選手を破り、86kg級でやっていく手応えを感じたことも、「チームにとって大きい」と言う。高谷以外の重量級も「課題はあるものの、今までよりも差を縮めている手ごたえをつかんだ」と評価した。

 大会の人気、盛り上がりもすばらしかったという。現地へ行った高田裕司専務理事の現役時代のライバルだった選手の出身地であり、専務理事、ひいては日本対する憧憬の気持ちにあふれている地。日本への声援は多かったという。「隣の人の声も聞こえないくらいの声援の中での試合。こうした中で闘えば、精神力もつきます。プラスの多い遠征でした」と振り返った。

 次の目標となるアジア選手権(4月23~28日、中国・西安)では「全階級でメダルを目指します」と言う。

学生の奮戦が国内での激戦を呼び起こす!…高谷惣亮主将

 主将としてチームをけん引した高谷は「若手が頑張ってくれた。キューバ戦は、最初に高橋侑希選手が接戦の末に負けましたが、その後、学生選手が勝ったことで流れが変わり、自分も勝つことができた。いいムードでした。団結力の勝利でした」と言う。

世界2位を破り、笑顔で帰国の高谷惣亮(ALSOK)

 最初のトルコ戦では自身が世界2位の選手を破っており、「これが大きかったのでは?」との問いに、まんざらでもない表情を浮かべ、「ジャイアントキリング(giant killing=下位の者が上位の者を負かすこと)したのは初だったので、うれしかった」と言う。チームのメダルは逃したものの、「各選手にとっていい大会でした。国内に残っていた選手も刺激され、いいムードができると思います」と総括した。

 初のシニアの国際大会にして世界3位を破った志賀は「初日は緊張して自分の動きができずに負けてしまいました。2日は気持ちを切り替えて臨むことができました」と振り返った。

 世界3位の選手を破った事実は、自分も世界3位以上の実力があると考えてもおかしくはない。それについては「たまたまかもしれませんので…」と苦笑いを浮かべたが、「自信にはなりました。コーチ陣から言われていて頭の中にあった『最後まで攻め切れ』ということができたことがよかった」と言う。

 これで、今年の目標は世界選手権のメダル獲得? 「来月、アジア選手権があります。まずアジア選手権で優勝することが目標」と話した。







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《オリンピック・レスリングNo.62》

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