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2019.03.20

男子グレコローマンの全日本チームが味の素トレセンで合宿スタート


欧州遠征を終え、アジア選手権へ向けて強化を続ける男子グレコローマン・チーム

 男子グレコローマンの全日本チームが3月19日、東京・味の素トレーニングセンターで合宿をスタート。2大会に出場した全日本チームの欧州遠征を通じて再発見した課題に取り組み、4月のアジア選手権(グレコローマンは27~28日、中国・西安)へ向けて再スタートを切った。

 西口茂樹・強化本部長は練習前のあいさつで、「各自が自分の課題にしっかり取り組み、結果を出してほしい」ときっぱり。この日に帰国した男子フリースタイル・チームがワールドカップでいい内容の試合をしたことを取り上げ、「グレコローマンで結果が出ないわけはない。アジア選手権では、女子とフリースタイルにプレッシャーをかけるくらいの頑張りを期待している」と激励した。

 松本慎吾・男子グレコローマン強化委員長(日体大教)は。欧州2大会の各選手の試合動画などを見て、課題だったグラウンドの防御は「まだまだ」と厳しく振り返った。「リフトにしても、外国選手はステップワークから引き上げが速い。日本で見かける、ゆっくりの切り方をやっている選手はすべて返されていた。このあたりをしっかり追究したい」と話した。

グラウンドの防御練習に汗を流す文田健一郎(ミキハウス)

 遠征の後半に参加したブルガリアの大会には、ロシアの一番手選手が参加し、結果的には厳しい大会だった。しかし「ロシアの選手のグラウンドの攻撃と防御は非常に参考になった」と出場しただけの価値ある大会だったという。大会中には笹本睦コーチ(日本オリンピック委員会)がロシア・チームと交渉し、7月にロシアで合宿ができる見込みとなったという。パイプを作れたこともあり、貴重な今冬の強化だったようだ。

 フリースタイル・チームのワールドカップでの奮戦は刺激材料のひとつ。「グレコローマンはワールドカップには出場できないでいる」と話し、その舞台に立つことも将来の目標のひとつ。「全階級で(世界選手権の)結果を残さないとならない。中量級から重量級をこれまで以上に強化し、全体の底上げをしていきたい」と話した。

 アジア選手権は、来年のオリンピック・アジア予選につながる大会なので、「オリンピック階級は決勝に残ること」を目標とした。

地方在住の“純アマチュア選手”河野隆太がアジア選手権へ挑戦

 アジア選手権の130kg級には、河野隆太(あづまフーズ)が31歳にして初出場を果たす。海外遠征は社会人1年目の2010年世界大学選手権(イタリア)以来で、全日本チームの遠征参加は初。全日本選手権優勝の園田新(ALSOK)が欧州単独修行中で出場を辞退し、出番が回ってきた。

31歳にして初の全日本遠征に参加する河野隆太(あづまフーズ)

 「うれしかったです。地方でこつこつやってきて、やっとチャンスが来たというか…」。青山学院大を卒業したあと、鈴鹿国際大で指導に回った時期を含めて全日本の2大会や国体に出場し続けてきた。今は一般企業でフルタイムの仕事をしつつ、ウエートトレーニングで体を維持。時に母校の三重・朝明高校で高校生と練習している。

 練習環境は恵まれていないが、「地方で頑張っている選手を元気づけることになるので、頑張りたい」と、アジア選手権では上位入賞を目指す。青山学院大からはフリースタイル61kg級で藤田雄大が4年生にして全日本王者に輝き、ワールドカップで世界王者に大善戦する奮闘。アジア選手権では優勝も期待される活躍を見せた。「同じ三重県の選手で、高校時代から見ている後輩。自分も頑張りたいと思います」と気を引き締めた。

 合宿は26日(火)まで行われる。







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《オリンピック・レスリングNo.62》

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