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2019.04.09

【2019年JOC杯ジュニアクイーンズカップ・特集】3試合圧勝のV2! 次はオリンピック・チャンピオンへ再挑戦…女子59kg級・南條早映(至学館大)


(文=布施鋼治、撮影=矢吹建夫)

ジュニアで敵なしを証明、2人のオリンピック・チャンピオンに挑む南條早映(至学館大)

 「1試合1試合、目の前の相手に勝つことだけを考えて全力で闘いました。それが結果につながってよかったと思います」

 ジュニアクイーンズカップ・ジュニア59㎏級は、決勝で南條早映(至学館大)が杉山絢海(東農大)を10-0のテクニカルフォールで破って優勝した。3試合すべてで無失点のテクニカルフォール勝ちだった。

 南條がこの大会のジュニアの部を制するのは昨年に続き2度目。印象に残っている試合を聞くと、少し考えたあと「あくまでここは通過点」と答えた。「もちろん勝つことにはこだわっていた。でも、全試合で自分の力を出すことができ、自分の持ち味である攻めるレスリングを出し切ることができたので、特にこの試合というのはないです」

 それでも、南條は課題点をあげることを忘れない。「準決勝(VS岩澤希羽)は同門対決。タックルに入られてしまった。今大会では唯一相手に足を触られた場面だった」 。裏を返せば、その他の相手には触らせなかったということになる。次の目標について質問すると、6月の全日本選抜選手権と語気を強めた。「ここで負けていたらいけないという思いが強かった。でも、強くなっているという実感はなかったので、不安なところもありました」

 オリンピック階級である57㎏級には、オリンピック金メダリストである伊調馨(ALSOK)と川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)が控える。昨年12月の全日本選手権の予選B組で2人と一緒になった南條は連敗を喫した。伊調と川井の強さを南條は肌で感じている。

オリンピック・チャンピオンに「気持ちで圧倒する」!

 「2人とも実績のあるオリンピック・チャンピオン。とても強いけど、どちらとも倒さないと東京オリンピックにいけない」。まだ19歳ながら、南條は2017年のアジア選手権(インド)で優勝するなど、着実に実績を積み上げている。伸びしろを考えると、伊調と川井の2人と肩を並べる位置まで上がってくることは十分可能だろう。

決勝も圧勝で勝利の南條早映

 「簡単に勝たせてもらえないかもしれないけど、相手ではなく、自分を高めることを意識したい。その結果、追い抜くことができたらいいなと思っています」

 伊調と川井の印象は?「伊調さんは手さばきとかうまくて簡単には入らせてもらえない。入っても切りがうまい。やっぱりディフェンスが強いという印象があります。川井さんも手さばきや組み手がうまいので、なかなか自分のチャンスを見つけるのが難しい。でも、勝ちたいという気持ちはあるので、気持ちで圧倒して(相手の)心を崩してチャンスを作れたらいいと思っています」

 川井は至学館大の5年先輩にあたる。昨年の全日本選手権では僅差で敗れた。南條は「数年前の自分だったら、ここまでできるとは想像もできなかった」と振り返る。「ただ、この前の試合はたまたま点差が開かなかっただけで、至学館の練習では結構やられています。まったく手を取れなかったりすることもある」。そんな川井とも、最近は以前ほど頻繁に練習で手を合わせることもないという。

 「自分が無理だと思ったら本当に無理になってしまう。そうではなく、絶対倒すという気持ちでやることを心がけています」。4月からは大学2年になった。自分でも気づかないうちに実力をつけてきた19歳。伊調と川井の間に割って入ることができるか。







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《オリンピック・レスリングNo.62》

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