志賀晃次郎（拓大）は銀メダル、高橋侑希（ALSOK）は銅メダル…2019年アジア選手権・第1日（男子フリースタイル）
銀メダル獲得の志賀晃次郎（拓大）
【西安（中国）、文＝布施鋼治、写真提供＝UWWオフィシャルカメラマン・保高幸子】2019年アジア選手権は4月23日、中国・西安で開幕。男子フリースタイル5階級が行われ、70kg級の志賀晃次郞（拓大）が銀メダル、57kg級の高橋侑希（ALSOK）が銅メダルを獲得。3位決定戦に進んだ79kg級の阿部侑太（日体クラブ）は敗れて5位に終わった。
志賀は1回戦からカタールとシンガポールの選手を破り、準決勝で地元のユアン・シャオフア（中国）を破って決勝へ進んだ。優勝をかけて昨年11月のクナエフ国際大会（カザフスタン）2位のヌルコザ・カイパノフ（カザフスタン）と対戦したが、0－9で敗れた。昨年のアジア・ジュニア選手権銅メダルに続く国際大会のメダルで、シニアの個人戦では初出場でメダルを獲得した。
高橋は1回戦で昨年のU23世界選手権3位の中国選手を破り、2回戦でアジア大会5位の韓国選手を破ったが、準決勝ではアジア大会で苦杯を喫したカン・クムスン（北朝鮮）に1－3で敗れた。その後の3位決定戦でラビ・クマール（インド）を破り、銅メダルを確保した。2017年世界選手権を含め、国際大会5大会連続のメダル獲得。
阿部は2回戦でインド選手に敗れたものの、敗者復活戦でモンゴル選手を破って3位決定戦に進んだ。しかし、昨年の世界軍隊選手権3位のガリムザン・ウセルバエフ（カザフスタン）に0－6で敗れ、個人戦で初の国際大会でのメダル獲得を逃した。
65kg級の清水洸希（拓大クラブ）は1回戦で3月のU23アジア選手権優勝のツルガ・ツムールオチル（モンゴル）を破ったものの、2回戦でアジア大会3位のシロディディン・カサノフ（ウズベキスタン）に黒星。97kg級の赤熊猶弥（自衛隊）は1回戦でアジア大会2位のマゴメド・ムサエフ（キルギス）に敗れ、ともに敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
高橋侑希（ALSOK）は銅メダル確保
3位決定戦へ進んだ阿部侑太（日体クラブ）。メダルは逃す
男子フリースタイル
【57kg級】高橋侑希（ALSOK） 3位＝12選手出場
３決戦 ○［5-3］Ravi, Kumar（インド）
準決勝 ●［1-3］Kang, Kumsong（北朝鮮）
２回戦 ○［Ｔフォール、5:32=10-0］Kim, Sunggwon (韓国）
１回戦 ○［4-1］Zou, Wanhao（中国）
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【65kg級】清水洸希（拓大クラブ） 8位＝16選手出場
２回戦 ●［0-4］Khasanov, Sirodiddin（ウズベキスタン）
１回戦 ○［4-4］Tumur-Ochir, Tulga（モンゴル）
※敗者復活戦に回れず
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【70kg級】志賀晃次郎（拓大） 2位＝16選手出場
決 勝 ●［0-9］Kaipanov, Nurkozha（カザフスタン）
準決勝 ○［Ｔフォール、5:04=14-3］Yuan Shaohua（中国）
２回戦 ○［Ｔフォール、0:49=10-0］Lou, Hong Yeow（シンガポール）
１回戦 ○［Ｔフォール、1:43=10-0］Ibrahim, Abdulrahman（カタール）
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【79kg級】阿部侑太（日体クラブ） 5位＝11選手出場
３決戦 ●［0-6］Usserbaev, Galymzhan（カザフスタン）
敗復戦 ○［Ｔフォール、2:47=12-2］Dennensharav, Tugs Erdene（モンゴル）
２回戦 ●［6-6］Rana, Parveen（インド）
１回戦 ○［10-3］Saparmuradov, Sahergeldi（トルクメニスタン）
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【97kg級】赤熊猶弥（自衛隊） 10位＝11選手出場
１回戦 ●［Ｔフォール、3:39=0-11］Musaev, Magomed（キルギス）
※敗者復活戦に回れず
