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2019.04.30

アジア選手権(中国・西安)出場の男子グレコローマン・チームが、フライト・トラブルに見舞われながらも帰国


上海空港を飛び立つグレコローマンの第一陣=提供・日中国際センター

 中国・西安で行われたアジア選手権に出場した男子グレコローマン・チームが4月29日、フライトのトラブルに見舞われながらも、羽田空港と中部国際空港に帰国した。後者の役員・選手は30日に東京に移動する。女子の往路では、中国内の悪天候のため飛行機が飛ばず、上海で予定外の1泊を余儀なくされていた。トラブルが続いた遠征となった。

 足止めされたのは西安を出発する時。出発が大幅に遅れ、この時点で上海から羽田空港へのフライトには乗り継げないことが確定。代替フライトを探したが、ゴールデンウィークに入っていることもあり、日本への帰国便はほぼ満席状態。辛うじて午後5時ころ発のフライトに12席あり、学生選手らと役員の半分が乗って羽田空港へ向かった。

 残った役員と社会人選手は東京へのフライトに乗ることができず、夜のフライトで中部国際空港へ。そこで1泊することを余儀なくされた。

 羽田空港に降り立った西口茂樹・強化本部長は「甘くはなかった。各選手の(アジアにおける)本当の立ち位置が分かった」と、女子で金メダル4個はあったものの、3スタイル全体を通じて決して満足のいく内容ではなかった大会を振り返った。

 女子は学生選手が多く、新学期が始まり、授業出席のため直前合宿に不参加の選手が多かったことが響いた可能性がある。「授業が大事なことは言うまでもないが、土日だけでも参加するとか、練習の質と量を上げる工夫が必要」と、追い込む練習の重要性を話した。

 男子は両スタイルとも金メダルがなかったが、内容は「やや違う」と言う。2年連続で世界王者を輩出しているフリースタイルは「つまづき」であり、グレコローマンは「発展途上」。フリースタイルは闘いを反省することで再び上昇へ転じることができ、グレコローマンは強化の方向性は決して間違ってはなく、もう少し時間がほしい状況と分析した。

「意識を変えていかないと結果につながらない」…松本慎吾監督

 松本慎吾監督(日体大教=男子グレコローマン強化委員長)は「結果につながらなかった以上、練習の内容を変えていかなければならない。(課題としていた)グラウンドの攻防は、修正できている選手もいれば、まだまだという選手もいる」と総括。初戦で自分の実力を出せない選手もいて、「練習の内容だけではなく、最終調整の仕方や精神的な部分なども修正していかなければならない」とも言う。

 期待の一番手だった60kg級の文田健一郎(ミキハウス)が優勝を逃したことについては、「いい薬になった。研究されていた。その中で、自分から取り切るパターンを作らなければならない」と話した。

国際大会で実質的に初のメダルを獲得した片桐大夢(拓大)

 不振で監督交代があったイランが4階級を制して団体優勝するなど、盛り返してきた感がある。しかし、同監督は「結果からすればそうかもしれないが、それほどの差はない。勝負できる階級もあった」と話す。フリースタイルではロシアからキルギスに国籍を変えて2位に入賞した選手がいるなど、そろそろロシアからの国籍変更選手も警戒しないとならない時期に入っている。いっそう厳しい闘いに挑まねばならない。

 全日本選抜選手権で世界選手権代表が決まったあと、ロシア遠征(合宿・大会出場)を予定。「国内で勝つ、勝たないではなく、世界で勝つことを視野にいれて練習してほしい。意識を変えていかなと、結果につながっていかない」と厳しく話した。

 55kg級で銀メダルを取った片桐大夢(拓大)は「メダルを取れたことはよかったのですが、金メダルを取りたかった」と、喜びの中にも悔しさが見え隠れ。スコアは1-1だったことで、よけい悔しさがつのっているという。差は「技の数、経験のすべて劣っていたかな」と言う。

 国際大会のメダルは、昨年9月の世界大学選手権(ブラジル)での銀メダルに続くが、この時は出場2選手での銀メダル。今回が実質的な初のメダルとなり、「自信はつきました」と言う。

 非オリンピック階級であっても55kg級にこだわりを持ち、この階級で世界一を目指すことを宣言した。しかし国内でも強敵がいることも確か。「今回の大会で、技の種類や(出せる)手数が少ないことを実感した。そのあたりを課題として頑張りたい」と話し、世界選手権の代表権奪取を目指す。







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